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知れば知るほど好きになる、アークテリクス。
ARC'TERYX SHINJUKU

知れば知るほど好きになる、アークテリクス。

本格的なアウトドアからストリートまで。フィールド使いを想定した機能と洗練されたデザインで、多くのひとを魅了し続ける〈アークテリクス(ARC'TERYX)〉。カナダ・バンクーバーで生まれ、近年は世界中で支持されるこのブランドは、いまなにを見据え、これからどこへ向かうのか。ブランドの現在と未来像、そして東京・新宿に誕生した新たな旗艦店の全貌を、日本におけるブランドの責任者を務める高木賢さんへのインタビューを通じて解き明かします。

中の人が語る、支持される理由。

― 以前から高い人気を誇る〈アークテリクス〉ですが、ここ数年は支持層をさらに広げている印象です。それは日本に限らず、海外でも同様ですか?

高木 賢 / アークテリクス ブランドヘッド

高木:〈アークテリクス〉のビジネスはグローバル全体で非常に好調です。とりわけ、アジアパシフィック地域の伸び率が高く、本国カナダを含む北米やヨーロッパを上回るほどです。

― 高木さんは〈アークテリクス〉が支持されている理由をどう捉えていますか?

高木:モノづくりに対する妥協なきこだわりと、プロダクトのクオリティの高さ。そこに尽きるのではないでしょうか。もちろん、〈アークテリクス〉にもブランドとしての世界観があり、それは唯一無二といっていいものです。ただ、どんなにブランディングやプロモーションに力を入れたところで、プロダクトの品質が低ければ、見向きもされないでしょう。

世界のなかでも日本のお客さまはモノへのこだわりが強く、目が肥えていると思いますが、〈アークテリクス〉は日本のお客さまを満足させるクオリティの高さを備えている。だからこそ、支持されているのだと感じています。私自身、このブランドに携わって長年経ちますが、モノづくりへのこだわりの強さはまったくブレがありません。

もうひとつの理由として、セールやディスカウントを一切やらないことが挙げられます。同じ商品が同じ場所で売られているのに、今日と明日で値段が違う。よく考えると、おかしなことですよね。自分自身、イチ消費者としてずっと疑問に思ってきたことですし、値引きをしないことは〈アークテリクス〉がブランド価値を保ち続けているひとつの要因だと思っています。

― 最近は街でも〈アークテリクス〉のシェルジャケットを着たり、ニットキャップをかぶったりしている若者をよく見かけるようになりました。そのきっかけは何だと思いますか?

高木:「ビームス」さんや「オッシュマンズ」さんをはじめとする、私たちの取引先であるショップの影響が大きいと思います。そういったショップは、私たちブランド側がリーチしづらい、感度の高い若年層にリーチできる間口の広さを持っています。

とくに「ビームス」さんは、〈アークテリクス〉にとって特別な存在。長年に渡ってコラボレーションを展開してきましたが、特定のショップとのコラボレーションは〈アークテリクス〉においてグローバルでもほとんど例がありません。それができるのも、これまで培われてきた強固なリレーションシップがあるゆえです。

INFORMATION

アークテリクス 新宿ブランドストア

住所:東京都新宿区新宿3-24-2 新宿アオキビル
時間:11:00-19:00
電話:03-5944-0372
arcteryx.jp