軽快なローカットと絶妙なブラウンを活かして。
PROFILE
1993年生まれ、東京都出身。2015年に「ユナイテッドアローズ」へ入社。「ユナイテッドアローズ 原宿本店」に配属後、2020年にセールスマスターに就任。2022年には〈ユナイテッドアローズ&サンズ(UNITED
ARROWS & SONS)〉のバイヤーに。
Instagram:@129oer



―定番モデル「ORIGINALS」の機能を受け継いだローカットモデルを選んでいただきました。
吉岡: ハイカットの定番モデルもよかったけど、脱ぎ履きしやすいローカットにしました。ライフスタイルに支障が出ないアイテムが好きなんです。特にシューズは、軽いほうがいい。
―こちらのシューズの履き心地はいかがですか?
吉岡: 見た目に反する軽さと履きやすさに驚きました。一瞬で虜になっちゃったくらい。ぼくの普段のコーディネートは、ジャケットをびしっと着こなすことが多いんですが、そのスタイルにもなじむと思います。
―今回のスタイリングは、普段のジャケットスタイルに比べてかなりカジュアルですね。
吉岡: 「ユナイテッドアローズ」に入社して学んだ、正統派のスーツやジャケットの着こなし方を好んでいますが、最近はもっと感覚的にアイテムを選ぼうと思っていて。このコーディネートはカラーリングを重視しました。
―シューズのカラーリングはブラウンですが、どのようにスタイリングを考えましたか?
吉岡: 黒に近いブラウンの独特な色味がいまの気分にぴったりで、それに合わせるならカーキとかベージュのアースカラーかなと。
―トップスもパンツも、ディテールがユニークですね。
吉岡: 〈イイ(EE)〉というブランドです。アジアのインディペンデントなブランドを探して、バイイングしているんですよ。ベーシックでトラッドなシューズをより引き立てるには、こういうコーディネートがいいと思いまして。



―こちらのコーディネートも、シューズのブラウンと相性がいいオリーブがメインです。
吉岡: パンツはU.S.アーミーのカーゴパンツで、〈メイアス(MEIAS)〉のニット素材のMA-1でポップなミリタリーに。このパンツとシューズに合わせたくて組んだスタイリングです。
―パンツのシルエットとシューズのバランスがいいですね。
吉岡: 裾を縛ってみました。ハイカットだと足首で間伸びしちゃうけど、ローカットだからこそ軽さが出るんじゃないかなと。コーディネートを考えるのが楽しかったです。
―チェック柄のカーディガンもシューズとリンクして、全体がまとまっています。
吉岡: これはフィリピンの〈フォーチューン(FORTUNE W.W.D)〉というブランド。ブラウンとイエローのチェックに、ピンクのステッチでデザインが施されているんです。その色使いの感覚がすごくいい。それもミリタリーを軽くする要素になっていると思います。
―サイドゴアブーツはよく履かれますか?
吉岡: じつはサイドゴアブーツを履きたくて探していたんですよ。そんなタイミングでこの企画に誘っていただいて、履いてみたらすごくよかったです。
―それじゃあ〈ブランドストーン〉を履くのは初めてですか?
吉岡: そうなんです。だから、以前フイナムで栗野さん(ユナイテッドアローズ上級顧問クリエイティブディレクション担当)を取材していた〈ブランドストーン〉の記事を読みましたよ。栗野さんが言っていたように、雨の日も履けるし、キャンプとかのアウトドアにも行ける。こんな万能なシューズと久しぶりに出会いました。

〈ブランドストーン〉ORIGINALS LOW CUT BS2038200 ¥28,600
靴の着脱が多い日本からの要望でつくられた「ORIGINALS」のローカットモデル。履き心地のよさはもちろん、ブーツよりも気軽に履けるデザインに人気が集まり、いまでは世界中で展開され愛用者を増やしている。