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石井陽介
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山本博史
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村松諒
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鈴木悠介
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脇山修平
なんだかインフルが流行っていますが。
昔から病気には強かった。インフルもたしか2歳の頃に一度かかったきりだし、幼稚園から高校までは無遅刻・無欠席の皆勤賞だった。学校が好きで意地でも行っていた説もあるけど…。不摂生な生活を送っているけど、いまでも健康だけは謎に自信がある。ただ一方で、雑な性格もあって怪我は人一倍多い。そういえば今年は右肩を骨折したな。おかげで釣りに行けない期間があってストレスだったんだ。何かと気忙しい年の瀬ですが、皆さまくれぐれも病気と怪我にはご注意を。よいお年を。
SSSF × SETTLEMIER’S
エスエスエスエフ × セトルマイヤーズのバーシティジャケット
ティファニーブルーに一目惚れ。
バーシティジャケット(Varsity
jacket)の名前が示す通り、そもそもは大学の代表チームのユニフォームとして生まれたこのジャケット。ゆえに採用されるカラーリングは、チームカラーやカレッジカラーのものがほとんど。しかしこいつはどうでしょう。ブラックのボディにグレーのリブライン、極めつけはティファニーブルーのレザーを採用した袖とポケット。どこまでもクールでトッポイ姿に変貌を遂げています。しかしまあブラック×ティファニーブルーのチームなんて、一体どんなチームなのよ。というかこんな配色のスタジャン着ているやつなんて絶対に帰宅部でしょ。そんな想像もなんだか楽しい。ちなみ製造は米国ポートランドで設立したバーシティジャケットの名門〈セトルマイヤーズ〉。見た目こそ異端ですが、つくりは確かです。オーバーサイズでガバッと羽織れるのもいいですね。
¥132,000
エスエスエスエフ
Instagram:@sssf_official
3s1f.com
KAPITAL
キャピタルの腹巻き
見せる腹巻き。
ポップな色柄で仕立てられた筒状のニット。帽子でもなければレッグウォーマーでもない。はて、一体何もの?
正解はなんと腹巻きです。防寒として活用することはもちろんですが、トップスの裾から出して柄をチラ見せしたり、なんならトップスの上からかぶせて巻いてみたり。普段は見せることのない、いわば裏方的なアイテムである腹巻きを、あえて見せるアクセサリーとして昇華してしまう〈キャピタル〉のユニークなチューニンングに思わず脱帽してしまいました。ちなみに左下のボン付きのものは、尻尾のように見立てて身にまとうことができます。写真以外にも、もっともっとバリエーションあり。腹巻きのほか、スヌード(首に巻くやつね)としても使えます。〈キャピタル〉にはこうしたおもしろアクセサリーが充実しているから、ついついチェックしちゃうんですよ。いつものスタイリングに刺激が欲しい方は、ぜひチェックを。
左上 ¥16,280、中 ¥16,280、右上 ¥18,480、左下 ¥18,480、右下 ¥17,380
キャピタル NAKED STORE
03-5725-3923
kapital-webshop.jp
HAND MADE
ハンドメイドのモロッカンビーニー
バイヤーの矜持。
目的もなくふらっと入ったけど、ついつい何か買い物をしてしまう。ぼくにとって「プロップスストア」はそんなお店。必ずといっていいほど新しい発見や驚きがあります。写真のビーニーなんてまさにそれで、なんでもモロッコのバザールで売られているハンドメイドの品だそう。一点一点、色も違えば大きさも違う。手づくりならではの趣も相まってグッときたのはいうまでもなく、アメリカものやストリートブランドが所狭しと並んだ店内にあって、明らかに異質なオーラを放っていて興味がそそられたのです。こうした提案やセレクトのおもしろさこそ、セレクトショップの醍醐味だし、お店に行く意味があるというもの。「プロップスストア」からは、バイヤーの矜持をビシバシ感じることができる。やはり“WE
CAN DIG IT”は伊達じゃないですね。ちなみにこのビーニーですが、折り返し幅を深めに取って被るとバランスが取れていい感じに収まります。いろんな色があるので、数色揃えてもよさそう。
各¥5,940
プロップスストア
03-3796-0960
@propsstore
props-store-online.com
VANS
ヴァンズのスニーカー
OFF THE WALLに敬意を表して。
ぼくたちフイナムが監修した〈ヴァンズ〉の「2 EYELET
ANIMAL」がおかげさまで好評です。そのこだわりについては、あんな記事やこんな記事で既に伝えているので、ここでは個人的な狙いなんかをつらつらと。まずひとつに、クレイジーパターンはどうしてもやりたかった。US製の〈ヴァンズ〉を集めていたころ、特にスペシャルとして崇められていたのが、80年代当時のパーソナルオーダーで作られたクレージーパターンの個体。さらにいうと、配色がエグければエグいほどイケてるとされていました。こうした価値観って〈ヴァンズ〉ならではな気がします。それともうひとつはアニマル柄。これも同じく、ほかのスニーカーブランドにはない〈ヴァンズ〉特有のイメージ。このふたつを掛け合わせることで、〈ヴァンズ〉のレガシーやフィロソフィーを表現できるんじゃないかなって思ったのです。突飛な組み合わせだけど不思議とすわりがいいのは、そんな背景があるからこそ。OFF
THE WALLの精神に敬意を払いつつ、いまの感覚で履ける「THE VANS」をつくりたかったのです。
各16,500円
ABCマート
0120-936-610
特設サイト
FTR韋駄天。
今週末は「FunTrails Round 韋駄天 in 飯能」というレースに出ます。11月に100kmのトレイルレースに出て、その後には10kmのロード、そして2024年を締めくくる最後のレースは15kmのトレイル。これはこれで、走る楽しみ方の幅が広がりそうです。
MILLET
ミレーのフーディ
冬の山を快適に駆け回れるミドラー。
当たり前だけど、冬は寒い。そんな寒い冬を乗り切るために重要なのが、ミドルレイヤーです。近年では圧倒的な通気性と適度な保温性を備え、なおかつ軽量なアイテムが数多くリリースされています。なかでも個人的に気になっているのが、〈ミレー〉の「スルー
ウォーム フーディ」です。軽量なニット地に起毛素材を絡めたブランド独自の素材・スルー
ウォーム®は、風通しがとにかく秀逸。行動中の蒸れを逃してくれるため、運動量の多いトレイルランニングにピッタリ。それでいて冷気の侵入を防ぐエラスティックバインダーやサムホール、バラクラバタイプのフードなど、停滞時の保温性を高めてくれるディテールが盛り沢山。ちなみに重量はたったの190gと超軽量。冬の寒さを快適に乗り切るためにも、いまのうちにゲットしておきたいなと。
各¥20,900
ミレー公式オンラインストア
www.millet.jp
BUFF
バフのメリノシリーズ
メリノなバフ、あります。
首に巻けばネックウォーマー、腕に巻いたらリストバンド、頭に巻いたら帽子のように機能してくれる、マルチに使えるチューブ型ネックウェア。その代名詞と言えるスペイン発の〈バフ〉でしょう。そんな〈バフ〉のサイトを覗いていたら、メリノウールバージョンがあるじゃないですか。首周りの保温に最適なヘビーウェイトタイプ(左上)から、多用途に使えるライトウェイト(右上)、さらには〈マーモット〉とのコラボレーション(下)までバリエーションも様々。素材にはきめ細かい100%天然メリノウールを使っているため、肌触りは抜群で、自然な防菌・防臭効果も兼備。冬のトレイルランニングはもちろんのこと、日頃のロードランニング、はたまたカジュアルシーンまでフィットする、あると便利な万能小物。せっかくなら好みの色や柄をチョイスして、大人買いしたいです。
(左上)¥6,050、(右上)¥4,400、(下)¥7,480
BUFF
zett-jpn.jp/buff/
Marmot
marmot.jp
rig footwear
リグ フットウェアのリカバリーシューズ。
普段も履きたいリカバリーシューズ。
リカバリーするほど脚を追い込んでいなくとも、脱着はスムーズだし、履き心地も上々、あらゆるスタイルになじむプレーンなルックスも相まって、玄関にあるとついつい選んでしまうリカバリーシューズ。そんなリカバリーシューズとしての機能はそのまま、ビジネスシーンにも対応するルックスで登場したのが、〈リグ
フットウェア〉の「ポンガ」です。アッパーには本革よりも耐久性や水汚れに強いクラレ社のクラリーノというヴィーガン・スエードを合わせ、3層構造のリカバリーソールが安定した歩行を実現。オリジナルのフットベッドがふくらはぎの血流量を増幅させるなど、シックな見た目を楽しみながら静かに足をリカバリーしてくれます。しかも、かかとを倒せばサンダルの様に気軽に履けてしまうのもうれしいポイント。リカバリーが必要なくても履きたくなるリカバリーシューズ。これは重宝しそうです。
¥17,600
rig footwear
rigfootwear.com
HERENESS
ヒアネスの手ぬぐい
緻密で繊細だけどダイナミック。
かれこれ20年近く手ぬぐいを愛用しています。タオルほどかさ張らないし、ハンカチほど小さくない。綺麗に折りたためばパンツのバックポケットにも収まるし、山では汗を拭けて、風呂ではカラダも洗えたり、被ってしまえば日除けになるし、使えるシーンも多種多様。そんな手ぬぐいを選ぶうえで大事にしているのが、やっぱりデザイン性でしょう。形も限られてるし。デザイナー/写真家の船山改君がグラフィックを担当した〈ヒアネス〉の手ぬぐいは、まさにぼく好み。縄をモチーフに人との縁を描いたという作品は、緻密で繊細でありながら印象はダイナミック。デザインの美しさを際立たせるために、細めの糸を使った「岡」という素材を使っているあたりに、〈ヒアネス〉ならではのものづくりに対するこだわりが垣間見られます。肌触りのいいしなやかな感触になるまで育てるのが楽しみな1品です。
¥2,200
HERENESS
hereness.jp
正月休み。
今回の正月休みは9日間! 例年より長くてうれしいな! なんて思っていたら、寝正月で終わっちゃうんですよね。やりたいことを事前にリストアップして過ごさないと。
HERMÈS
エルメスの絵本
コタツでぬくぬく、子供とほっこり。
親として感じる、絵本選びの難しさ。読み聞かせする幼児の年齢や性格にもよりますが、書いてある文章が長いとだれてしまうし、逆に短いと幼な心に響かない。そこでずるずる引き下がって、YouTube一辺倒にはしたくない。ユーモラスな内容かつ、適度な文字量を考えた時、この『エルメスのえほん
くるくるとステッチ』はものづくりのおもしろさを愛らしいイラストとテキストで伝えられる素敵な内容でした。主人公は “くるくる”
という名の糸巻き。彼がハリやトンカチ、ハサミといった仲間たちと出会いながら繰り広げる物語です。もちろん、これ一冊でも楽しめますし、2年前に刊行された『エルメスのえほん
おさんぽステッチ』と合わせて読んであげるのもおすすめ。手掛けたのは前作に続いて、及川賢治さんと竹内繭子さんのユニット「100%ORANGE」です。正月休み、ゆっくりコタツで子供とぬくぬくしながら、絵本でコミュニケーションを深めるのもいいですね。
¥2,860
エルメスジャポン
03-3569-3300
www.hermes.com
©100%ORANGE/HERMÈS/KODANSHA
vowels
バウルズのダウンジャケット
頼もしい冬の味方。
毎年12月になると悩ましい冬のコーデの主役決め。一昨年はダッフルコート、昨年はMA-1とバトンを繋いできたわけですが、今年はダウンジャケットに決めました。どちらのモノかというと〈バウルズ〉。ストリート由来のクリエーションをもとにいま、ファッションの世界で新たな動きを見せる新進ブランドです。詳しく知りたい方は、こちらとこちらの特集記事をどうぞ。で、このダウンジャケット、何がいいって控えめな姿に上品さを持たせたところ。その秘密は表地のリモンタナイロンにあり、これは撥水性、防風性、透湿性に優れるイタリアの機能素材。名だたる世界的なブランドも選ぶ生地だから、下にトラックパンツもスラックスも違和感なく合います。そして、このジャケット、ダウンがパンパンに詰まっているから袖を通すとホント寒さ知らず。特に寒い日、前身頃のハンドウォーマーポケットがいい働きをしてくれます。すでに結構な登板回数です! 頼もしい味方を手に入れました。
¥143,000
バウルズ
vowels.jp
Instagram:@vowels.official
is not available
イズ ノット アヴェイラブルのジャケット
マシマシで!
〈イズ ノット
アヴェイラブル〉から新作の知らせが届きました。ご覧の通り、コーチジャケットなのかシャツジャケットなのか、曖昧な立ち位置のそれは「ジョージア
ジャケット」。軽くて保温性のあるこいつのつくり手は「傘を差さないロンドナースタイルで着てほしい」と話します。確かに手に取ると、気負わず着れそうな、重宝するやつというのは間違いなさそうです。しかも、この黒の姿はあらゆるカジュアルコーデになじむはず。で、そのつくり手は誰かというと、東京・代々木上原の名店「JOHN」のオーナー、檀上佑一さん。いつもメールの文面にニコちゃんマークの絵文字をマシマシで添えて、掲載のおねだりをしてくるから期待に応えたくなっちゃいます(笑)。
¥51,700
JOHN
03-6407-0177
aiamjohn.com
Instagram:@aiamjohn
PUEBCO
プエブコの孫の手
一家に一本。
本格的な冬になりました。寒さ厳しいいま、気になることのひとつといえば肌の乾燥です。家でも会社でもエアコン暖房のなかは特にひどい。もともと乾燥肌っていうのもあるんですが、放っておくと手からはじまり、あらゆるところが痒くなります。まだ、手が届くところは保湿クリームで対処できるからいいけど、背中となるとどうしようもない。届くと思って腕を伸ばしても結局届かなくて、体をつってしまうみたいな…(笑)。そんな悩みを一瞬で解決してくれる、お助けグッズが〈プエブコ〉にありました。リアルな手のカタチをしたこれ、孫の手です。インドからはるばるやってきたとう一品はプラスチック製。パッと見はオブジェのようでもあり、出しっ放しにしておいてもよさそうな姿です。しかも、仰々しい化粧箱付きっていうのもいいじゃないですか。一家に一本、〈プエブコ〉謹製の孫の手、いかがでしょうか。
¥1,650
プエブコ
050-3452-6766
puebco.com
年末により身に沁みて思うこと。
音楽とその背景以上に最高で夢中になれるものはないかもですね、と先日に某レーベルの方とした会話。年の瀬に2,000人以上の前でブチかましていた尊敬するラッパーと、ライブの30分後に2駅離れた駅前でふたりで缶ビールを呑みながら、こんな貴重な経験をさせてもらえるのも(終電に乗り遅れたのは余計だけど)音楽のおかげだなと思いました。
KOGENSYA
光原社の手ぬぐい
10年以上ぶりの仙台。
久しぶりに温泉でも行こうかと向かった先は仙台。最後に訪れたのは当時つくっていたバイク雑誌の取材で、ちょうど東日本大震災が起きる1ヶ月前の2011年2月のことでした。10年以上ぶりの仙台でノスタルジックに浸るような思い出は正直なく、仙台駅に着いたら目的地のひとつの「仙台光原社」へ。1968年に開店した2階建ての店内には、全国から集められた陶器や磁器にインド製のブローチやセーターまで陳列されていて、隅から隅までじっくり拝見し飽きることはありませんでした。後日おばあちゃんに会う予定だったのでおばあちゃん用のお土産と、それ以外に購入したのが馬の目皿とこちらの手ぬぐい。BOSS
THE MCがインタビューで触れたりライブで『告別』を読み上げたように、HIP HOPが好きなひとにとって宮沢賢治といえば、THA BLUE HARBの『AME NI MO
MAKEZ』と『サウイフモノ二ワタシハナリタイ』が脳内で流れるかもしれません。ちなみに「光原社」は2024年で創立100周年。長く続けるって凄すぎます。
¥1,100
ISSUGI & GRADIS NICE
ISSUGI & GRADIS NICEのアルバム『Day’N’Nite 2』
8年前も今もTRASMUNDO RADIOと。
“これからRADIOやるんだよね。『TRASMUNDO
RADIO』って名前で”的なことをお店かどこかのクラブで浜さんから教えてもらったのは2016年のこと。それはISSUGIさんとGRADIS
NICEさんのアルバム『Day’N’Nite』の「トラスムンド」限定CD-Rという形で、記念すべきVOL.1がスタートしました。それから8年の月日が経ちリリースされた『Day’N’Nite
2』。『TRASMUNDO RADIO』のVOL.61も『Day’N’Nite
2』とセットと聞いたら、お店へ行かない理由はありませんでした。何年経ってもお店への階段を上がるのは緊張するなーと思いながら購入させていただき、『TRASMUNDO
RADIO』ではISSUGIさんが最近こんな音楽を聴いているだと知れて、自分もすぐにネットでチェックして聴いてみたり。11月の「WWW
X」でのリリースライブも最高だったし、さらに年内に東京でライブを観れるチャンスがあと2回残っています。JJJさんが“ISSUGIのアニキ”ってライブでシャウトするように、ISSUGIさん=DOGEAR
RECORDSのHIP HOPはこれからも一生聴き続けます。
¥2,750
配信もあり。
DOGEAR RECORDS
Instagram:@dogear_gram
dogearrecordsxxxxxxxx.com
KM
KMのアルバム『Ftheworld』
Ryugo Ishidaがヤバすぎる。
「今年はなにをどんなシチュエーションでよく聴きました?」。Spotifyの味気ない数字の話じゃなく、ここ最近呑みに行った先やクラブでお会いしたひとたちと話すのは、そんなトピックス。色んな状況で色んな曲を聴かせてもらいましたが、ここ1ヶ月で間違いなくクラブ帰りに1番聴いたのは、KMさんの11月6日にリリースされた(リリース御芽出度う御座います)『Ftheworld』に収録されたRyugo
Ishidaさんとの『Late Night』。もちろんアルバムも最高で、12月6日に「CIRCUS
TOKYO」で行われたリリースパーティもお邪魔させていただきました。KMさんがラップする『Lost2(Ftheworld)』でスタートし、リリックにあるように過去に前歯を3本折られたエピソードもMCで披露。MONJUの『Black
de.ep』やfebbさんの『HONEY PROD.NOSH』のKM remixなどアルバム収録曲以外もあり、ラストに流れたのは『Late
Night』。カセットテープは購入できたので、ぜひLPでもリリースしていただきたいです。
配信リンク
KM
Instagram:@kmmusic_official
Mary Joy Recordings
Instagram:@maryjoyrec
YABE TADASHI
矢部直のカセットテープ『Mitime Tape Series 10 : The Power of Feeling』
憧れるのすら烏滸がましい。
クラブやライブハウスに足を運ぶ理由に、音楽を聴くは当たり前ですが、それと同じくらいヤバいひとを見れる&知り合えるというのが自分にはあります。本名も年齢も職業も知らないし知る必要もないひとたちと、呑んだり話したりできる経験はお金だけでは手にできないもの。U.F.O.などは完全に後追いですが、DJ・プロデューサーとして活躍される矢部さんのことは一方的に存じ上げていて、DJをされたりフロアにいらっしゃる姿は、とても近寄りがたいオーラしかありませんでした。数年前に「青山蜂」で知り合いにご紹介いただいた時も、ただただ緊張しかせず頭の中は真っ白で膝が震えた記憶。その後も数回クラブでお会いする機会はありましたが、ずっと緊張以外の感情はなく、挨拶だけさせてもらい早々にクラブの隅からDJでカマしまくっている光景を目にしていました。矢部さんの所作や立ち振る舞いに憧れるのは烏滸がましいものがありますが、本当にかっこよかったです。ただのいちファンとして、心よりご冥福をお祈りいたします。
¥1,980
矢部直
Instagram:@yabetadashi
二十億光年の孤独。
今年一番ショックを受けたニュースはなんだったかと考えたら、谷川俊太郎さんが亡くなったことでした。家にある数冊の詩集を読み返したのですが、やはりどれも素敵。言葉にあれだけの力を込められるって本当にすごいなと思います。芯をつきながらも、どこか飄々とした軽やかさ。いつかあんな風に言葉を扱えるようになりたいものです。
TAION
タイオンのダウン
900フィルパワー!
ダウンの話をするときに、いつも話が噛み合わないな〜って思ってしまうことがあります。それが、フィルパワー。ダウンのかさ高さを数値化したもので、大きく膨らんで空気を含めるというダウンの質を判断しています。製品自体の暖かさを表しているのではなく、たとえば、600フィルパワーを100gと700フィルパワーを100gだと後者のが暖かいけれど、700フィルパワーが30gだった場合は前者の方が暖かくなります。ではフィルパワーが高いと何がいいのかというと、同じ量を入れたときに暖かくなるということで、それだけ高品質といえます。それで、軽量につくっても暖かい製品になるんです。で、昨年誕生したこの〈タイオン〉に使われているのは900フィルパワー!
そうとう高品質ってことです。それを〈タイオン〉のコンセプト通りインナーダウンに振り切り、少なめなダウン量で製品にしています。セーター感覚で着れていい感じです。
左から¥9,900、¥15,950、¥19,800
タイオン
taion-wear.jp
BLUE BOTTLE COFFEE
ブルーボトルコーヒーのインスタントコーヒー
驚いた。
中学生ぐらいからずっと、家で飲むコーヒーはハンドドリップ。インスタントコーヒーなんて邪道って、思っていました。飲むとしても牛乳と割ってぐらいだよねくらいな感じだったんです。でも、〈ブルーボトルコーヒー〉の「ブライト
クラフトインスタントコーヒー」に出合ってその認識は変わりました。これ、11月に発売されたんですが、衝撃的な美味しさです。“ブライト”と名のつく通り、印象はかなり明るめ。浅煎りで軽く、フルーティな味わいがあります。インスタントコーヒーって苦さが前に出て、濁った味わい?みたいな印象なのですが、しっかりと豆の味わいを楽しもうというメッセージを感じられます。日々に飲むのもいいですが、特に出張とか旅行にあったら最高だなと。ということで、今年最後の撮影・北海道出張に持っていく!と息巻いていましたが、デスクに忘れたことにいまきづきました。ショック!
5本セット ¥1,866
ブルーボトルコーヒー
store.bluebottlecoffee.jp
MERRELL
メレルのスニーカー
どこでも行けそう。
これからの季節、出張のお供にぴったりだと思う一足です。街でも履けるデザインに、アウトドアでも履ける機能性。〈メレル〉ってこういうシューズをつくるのがうまいと思うんです。これは、トレラン向けの「AGILITY
PEAK
5」をベースに、ゴアテックスで防水浸透性と、ボアフィットシステムにより快適な着脱性を持たせています。ソールは厚みがあるのでクッション性があるけれど、グニグニとしすぎないしっかり感もあり。ビブラムのメガグリップ×トラクションラグで滑りにくいという、ないものがないと言えるくらいに揃っています。うれしいことに年末年始が出張続きなので、ついこんな一足を選びたくなってしまったのでした。
¥31,900
メレル
merrell.jp
SETOUT
セトアウトのパンツ
あったかパンツ。
寒くなるとインナーにすぐ頼ってしまいます。いままではコットンかメリのウールばかり選んでいたんですが、最近よく見るオクタ、気になっていたんです。保温性がありながらも、通気性があるというもので、長い期間使えるのがいいなと。で、試してみようと思ったときに見つけました、すごく手に取りやすい価格のものを。それが、この〈セトアウト〉のものです。表はコーデュラの生地、裏はオクタCPCPというつくりでこの価格というのなら、かなりお買い得と言えるでしょう。ほかにトップスもあったのですが、着るだけでOKみたいな感じがよく、パンツを選んでしまいました。ものは試しでサクッと買えちゃう価格ですが、なんだかんだそんな風に買ったものほど手が伸びるんじゃないかと思うんです。
各¥7,920
セトアウト
www.setout.co.jp