荒々しい海、賑々しい船。


準備が整ったところで、いざ出船。風によって波が立ち、思っていたより船が揺れています。そんななか、期待に胸を躍らせるメンバーたち。とくに大阪の3人は、初めての海釣りにテンションが上がっているようで、楽しいおしゃべりが止まりません。大阪のノリのよさに、船上が和みます。そんなこんなで、大阪湾から南下して和歌山湾のほうまでやってきました。最初のポイントに到着です。

今回は、ジギング・サビキ釣り・泳がせ釣り(のませ釣り)でブリを狙う、盤石の布陣。どれかには反応するはず! まずは、村山さん・中井さん・ベナンさん・まっちゃん・池本はジギングを、石井はサビキを、斎須さんと小松は泳がせをやってみます。それぞれが竿を出して、スタートです。
ジギングは、100から200グラムの重いメタルジグを上下に動かし魚を誘います。竿をぐいっと上げる、シャクリがなかなか難しいし、結構つかれるんですよね。



中井: 初めてのジギングで、まだなにも分からない。ロッドの動かし方がバスと全然違いますね。
まっちゃん: 難しいけど楽しい、“むずのしい”ですね。そろそろ来そう。海底が見えてきた気分(笑)。
ベナン: ぼくはまだ海底が見えてないけど(笑)、ジギングもおもしろいですね。落ち着いて正解を見つけないと。
村山: 船長に潮の流れとか深さとか、いろんな情報を聞きながらやってみます。
池本: なんだか釣れそうな気がしてます。周りの釣果次第で、すぐにサビキか泳がせに変えるつもりですが。
一方、八丈島でやったサビキに挑戦する石井。魚のエサとなるオキアミ(エビ)をカゴに入れ、水中で撒き散らしてターゲットを呼び寄せます。

石井: 前回のシーバス釣行では魚に触れなかったし、新年一発目ということもあるから、手堅く釣ろうとサビキを。慣れてないから、手応えは分かりません……。
斎須さんと小松は、漁港までの道中にある釣具屋さんで購入してきた活アジをエサにする、泳がせ(のませ)でブリを狙います。生きた小魚をエサにするだけあって、大物に期待できる釣り方です。

斎須: 泳がせに興味があったんですよ。マグロを釣るときの選択肢でもあるから、その練習を兼ねています。
小松: 泳がせはジギングと違って、ひたすら待つ釣り。のんびりとやりたいと思います。
開始から1時間。こまめにポイントを変えていますが、アタリはありません。船長の判断で、大きく北上してみることに。1時間ほどの移動です。
