












ネットやスマホの進化に伴い、
インスタント化するショッピング。
AIの登場もこれに拍車をかけています。
ググればさまざまなモノがすぐ出る時代、
ベターではなく、ベストなモノを探し出し、
手に入れるという行為も大切です。
価値あるモノは値段も高いわけですが、
手にした時の喜び、そこから得られる経験は
何ものにも代えがたいはず。
この特集は “GENUINE(本物)” と “HOUYHNHNM” の
頭文字を組み合わせた「GH」というタイトルのもと、
いま買うべきモノを探ります。

IN THIS ISSUE :
of2025
Spring & Summer
この春夏、欲しいファッションのアレコレ。
外に出るのが楽しい季節になりました。なじみのレストランで食事をしたり、大きな公園でチルしたり、海までドライブに出掛けたり。そんな時こそファッションの出番。別に気張る必要なんてないけど、おしゃれがかけがえのないひと時をよりよいものにしてくれるはず。だからたまには背伸びして、いつもと違うモノを迎え入れるという選択肢もあるのでは。そこで提案する品々は、どんな格好にも合うブラックとホワイト、ワークテイスト、アイビー風カジュアル、春夏の必需品=サングラス。抗いきれない魅力を放つアレコレを5つのカテゴリからお届けします。

Workwear
トラディショナルなスタイルと
切っても切れない関係にあるワークウェア。
ペインターパンツ、バケットハット、
アウトドアブーツ…ここで
ピックアップしたアイテムに共通するのは、
ヘビーデューティーがもとにある世界観です。
JIL SANDER

Chocolate Color
文字通りバケツを逆さまにしたようなシルエットからその名がついたバケットハット。アウトドアシーンと親和性の高いアイテムであり、大自然を舞台とした〈ジル サンダー+〉にとっては欠かせない存在です。この春のニューカマーはチョコレートと名づけたブラウンカラーで染められたコットンキャンバス製。ツバのステッチワークと刺繍の入った網ハトメがすこぶるいい味を出しています。エンボス加工のレザーパッチが後ろ姿のアクセントに。
PRADA

Vintage Mood
蚤の市にありそうな風格を漂わせるカバーオールは〈プラダ〉の新作。えも言われぬヤれた風合いは製品洗いと手作業によるヴィンテージ加工のなせる技です。裾のほつれやエッジのあたりに見られるリアリティのある仕上がりは必見。羽織っただけでさまになるオーバーサイズのパターンも特筆に値するポイントです。背中にアクションプリーツが入っており、着心地が優れるのみならず、後ろ姿のアクセントとしても利いています。


Coveralls
¥484,000(Estimated Price)
PRADA CLIENT SERVICE


THE ROW

Loose & Smooth
スパナポケットやハンマーループを配したルーズなシルエットはまさしくペインターパンツのそれですが、〈ザ・ロウ〉の手にかかればご覧の通り、たちまち洗練されたものに。エレガントなタッチはコットンとカシミアをブレンドしたウーステッド・ギャバジンをバイオウォッシュ加工で仕上げた賜物。そのファブリックは薄手で、気温が上がるこれからの季節にも対応します。モデル名は「SANKURO PANT」。

Painter Pants
Pants ¥227,700
T-Shirt ¥284,900
THE ROW JAPAN



HERMÈS

Climb with This !
ふっくらとしたコットンキャンバスにトレッドパターンの深いラバーソール。古きよきワークブーツを思い起こさせるスペックを一つひとつ積み重ねながら、ステッチにいたるまでベージュ・ワントーンでまとめたその一足は実に洗練されています。シャフトを飾るアイコン「Hディアマン」がいいアクセントに。このブーツの名は「クーラー」。以後、お見知り置きを。


DIOR

Blue-Eyed Pants
織り感のあるコットンを薄く、春夏らしいブルーで染めたショーツ。白糸で刺繍した“Christian Dior Couture”のロゴがもたらすコントラストと相まって、この上なく爽やかです。「カーペンターショートパンツ」と名づけ、2025年のサマーコレクションにラインナップされたこの一本は太ももから膝にかけて当て布で覆われており、ダブルニーパンツを彷彿とさせます。背後にはホワイトで染めたレザーパッチとディオール トップステッチがあしらわれています。

Double Knee Shorts
¥185,000
Christian Dior



ネットやスマホの進化に伴い、
インスタント化するショッピング。
AIの登場もこれに拍車をかけています。
ググればさまざまなモノがすぐ出る時代、
ベターではなく、ベストなモノを探し出し、
手に入れるという行為も大切です。
価値あるモノは値段も高いわけですが、
手にした時の喜び、そこから得られる経験は
何ものにも代えがたいはず。
この特集は “GENUINE(本物)” と “HOUYHNHNM” の
頭文字を組み合わせた「GH」というタイトルのもと、
いま買うべきモノを探ります。