ファッションシーンを牽引してきたひとり、デムナ・ヴァザリアが2025年7月、〈グッチ(GUCCI)〉のアーティスティック・ディレクターに就きました。
就任後2つ目のコレクションとなる「GENERATION GUCCI」。その名のとおり、ブランドが積み上げてきた “ジェネレーション” を渉猟し、琴線に触れたアーカイブを現代に甦らせる試みです。自他ともに認めるマスターピース「ホースビット ローファー」もそのひとつ。
ジェネレーション・ギャップを埋めるデザインワークからはデムナの地力を存分に伺うことができました。
「グッチ ルガーノ」の名を与えられたローファーは指一本でぐにゃりと曲がるほどしなやかです。アッパーに採用されたソフトレザー、カウンターを排したコンストラクション、そしてイタリアン・メイドならではの華奢なソール――この3つが揃ってはじめて可能となったつくりです。
Gucci Lugano
¥152,900
足を滑り込ませれば包み込まれるような感覚が味わえます。パッド入りのインソールと相まって、履き心地は至福のひと言。
なによりもヤれた佇まいがたまりません。オリジンの誕生は1953年。70余年の時の移ろいを表現しているのかもしれません。
足を通せばレザーの柔らかさに驚くはず。
Photo_Hiroyuki Takashima
Text_Kei Takegawa

