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連載「憧れの逸品」No.162 70年代のパリの学生が気取れるセリーヌのシャツ。

今シーズン、〈セリーヌ(CELINE)〉がモチーフとしたのは70年代のフランスの学生。このメゾンを手がけるエディ・スリマンは往時の若者に想いを馳せて、自身のワードローブに欠かせないと考えるアイテムを一つひとつ、構築していった。

その要となるのがシャツだ。ウエスタンをベースとしたチェックシャツ、ポルカドットやモノクロのフラワーをまぶした定番のドラッグストアーカラーシャツ──いずれも気負わず袖を通すことのできる色柄ながら、どこかロックの香りが立ち上ってくるのはエディならではだ。コンパクトなパターンで仕上げたそれは、レイヤード・アイテムとしてはもちろん、アウターとしても成立する存在感がある。

ボディに採用したのはビスコース(チェックシャツのみウール混)。顔を埋めたくなるようなとろみがある。



ウールビスコースを使ったウエスタンシャツ。クラシックな香り漂う美しいデザイン。¥115,000+TAX(予価)



モノクロの小花柄をあしらった一枚は定番のシャツの型「CLASSIC SHIRT」を使用。¥87,000+TAX(予価)



ドレッシーな印象のあるポルカドットだが、このシャツは気取らないラフな感じに仕上がっている。¥87,000+TAX(予価)

Photo_Hiroyuki Takashima
Text_Kei Takegawa

INFORMATION

セリーヌ ジャパン

電話:03-5414-1401
www.celine.com

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