〈グッチ(GUCCI)〉にはアイコニックな要素を纏ったバッグがいくつもあるが、なかでも「ジャッキー」は特別な存在だ。
有機的なフォルムとピストン クロージャーが織りなすデザイン。まさにアイコンと呼ぶに相応しい風格。1961年に誕生するや世界を飛び回る女性はこぞってジャッキーを携えた。
そんな名作がアレッサンドロ・ミケーレの手により生まれ変わった。「ジャッキー 1961」と名づけられたそのバッグは4つのサイズを揃え(ラージ、ミディアム、スモール、ミニ)、3WAY仕様にアップデートされた。カラーバリエーションはブラック、レッド(以上レザー)の他、ウェブ ストライプをあしらったGGスプリーム キャンバスやフローラルプリントを纏ったデザインなどもラインナップされバリエーション豊富だ。
現代のライフスタイルを踏まえたアップデートもさることながら、見逃せないのはこれをメンズのショーで披露した点だった。アレッサンドロはテーラリングやグランジに身を包んだ男性モデルにこのバッグを持たせた。
「ジャッキー」はジェットセッターのアイコンとして一世を風靡したバッグだが、21世紀はノンバイナリーなアイコンになる可能性大である。