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夏と秋のあいだ、日常のあいだで企む。エンダースキーマのSAコレクションには、配慮と野心がひそんでいます。

エンダースキーマ(Hender Scheme)〉は、クラフトマンシップや伝統を重んじながらも、コンテンポラリーなアイデアでプロダクトを発表してきました。

「SS」「AW」という一般的なシーズンタームではなく、「winter/spring(ws 冬春)」と「summer/autumn(sa 夏秋)」という形でブランドづくりをおこなっていくことになった同ブランドですが、今回はその2シーズン目。

いつものごとく、ラインナップは抜かりない配慮がなされたプロダクトばかりです。厳選してご紹介しましょう。

冗談一
今期のコレクションの顔とも言うべき一足には、ふたつの表情が垣間見れる。クラシック感ただようレザーブーツと、スニーカーのモダンなディテール。ジャンルをまたぐなんて、〈エンダースキーマ〉らしい手法だ。

schlaf boots
「シュラフ」とは寝袋を意味する。足を余白たっぷりに包み込むアッパーを、コードで締め上げて履くそう。防水効果のある3レイヤーナイロンを使用していて、雨の日が楽しみになりそうな一足だ。パンプスとブーツが展開されていて、あなたの行動範囲に合わせて2種から選べる。

horn loafer
水牛のトグルが鎮座したローファー。撥水スエードのアッパーに加え、「Vibram社」の軽量かつ返りのよいソールが特徴だ。シンプルだが、どんなシーンにも対応できる万能選手と言えそう。

PARALLEL / LEATHER DEVICE STRAP
アーカイブに新たな解釈を加える「PARALLEL/」の新作。定番サンダル「device strap」をベースに、ナイロンテープのストラップをベジタブルタンニンレザーにアップデートした。ぐっと色気が増して、シンプルなコーディネートにこそ映えそう。

campus tote small / big
2016ssよりロングセラーの「campus bag」の新型が登場。キャンバス地に、ディティールはベジタブルタンニンレザーで味付け。異素材が織りなす、魅惑のバッグに仕上がった。長めのハンドルに加えて、ボディの開口部にショートハンドルも。

thick wool blanket
二重メルトンのウールブランケット。縮絨し起毛させた毛羽をカットする「モッサー仕上げ」がもたらす高い保温性と、苔のような柔らかな手触りが魅力。保管や携帯時に便利なベジタブルタンニンレザーのホルダーが付属している。

assemble tissue
ガラスレザーをリベットで留め、ステッチレスに成形する「assemble」シリーズ。新型のウォールポケットは、レザーのハリと耐久性を活かす壁掛けタイプのホルダーで、用途に合わせて使い分けができる全5種のラインナップ。新色の「peacock blue」と「orange」にも注目。

〈エンダースキーマ〉が日常の隙間で企むことを一挙手一投足、逃さず追っていきたい。SAコレクションはそんなことを思わせてくれる出来栄えでした。

INFORMATION

Hender Scheme 2021 summer/autumn

デリバリー開始日:6/12(土)
場所:スキマ 恵比寿・スキマ 合羽橋・スキマ 宮下公園、スキマオンラインショップ、全国のお取扱い店舗

エンダースキーマ公式サイト

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