「このバッグは必要か」。そんな挑戦的なメッセージを掲げ、2020年に始動した〈モノリス(MONOLITH)〉。バックパック、2ウェイ、トート、ショルダーなど、そのどれもがソリッドな見た目でありながら、業界関係者も驚くほど、機能性を追求したつくりになっています。昨年12月には東京・丸の内にショップが誕生し、使うものにこだわる近隣のビジネスマンたちがその虜になったことは言うまでもありません。
そんなブランドの2店舗目となるショップが7月2日(土)にオープンします。場所は東京を代表するファッションストリートのひとつ、南青山の骨董通り沿いです。
店舗デザインを手掛けるのは、丸の内店と同じ「スモールクローン」の佐々木一也さん。ご存知ない方のために説明すると、〈アンダーカバー〉や〈アーツ&サイエンス〉といった錚々たるブランドのショップを手掛ける方です。
旗艦店に位置付けられる「モノリス アオヤマ」は奥に長い店内の構造をいかして、化学研究所のような空間をイメージしたいといいます。バッグを飾るショーケースの各段の上に設置された照明は、ラボ的な雰囲気を際立たせるのに一役買っています。そして、什器と壁の僅かなスペースにスライド式の姿見を設置。バッグと同様に考え抜かれた収納の設計はその場で確かめる価値ありです。
また、オープンに当たり、2つのバッグを新たにリリース。共に〈モノリス〉のなかでもビジネスユーザーから支持を得るトートバッグ「TOTE OFFICE」がベースになっています。ひとつは外側にノートPC用のスリーブが付く、ガジェットとの連動性を高めた「TOTE PRO M」。もうひとつは機能面でのアップデートを加えた「TOTE PRO L」。これらを含め、青山店には〈モノリス〉のバッグのフルラインナップが揃います。
近年、眼鏡や革靴の有名ブランドが相次いで出店する骨董通り。〈モノリス〉のバッグは同じファッションのジャンルのなかで少し変わった存在かもしれませんが、一度ショップで手にすればその機能性に驚くはずです。