気温37℃。クーラーをぎゅっと抱きしめていたくなるほどの暑さのなか、朦朧とする意識で考えるのは、クーラーも扇風機もない遠い昔の人たちはどうやって涼を感じていたのだろう、ということです。
道にまく打ち水や軒先のすだれで暑さを和らげたり、風鈴や花火の音に耳をすませたり。
技術が発達していない時代だからこそ知恵を振り絞り工夫を凝らして、肌や耳といった五感で涼を感じていたのだと思います。
おそらく視覚もそうなのではないでしょう。
清らかな水を想起させる鮮やかな藍色を見れば、清涼感を感じずにはいられません。
前置きが長くなりましたが、そんな藍染のなかでも“灰汁発酵建て”と呼ばれる昔ながらの技法を用いた藍染イベントが〈フィルメランジェ(FilMelange)〉直営店で開催されます。
藍染を手がけたのは、本鵠沼を拠点とする藍染職人、「リトマス(LITMUS)」。
これまで展開されてなかった新型をセレクトし、コレクションでも好評を博したエアスピン天竺のTシャツやロンT、メキシカンパーカー、レディース直営店限定となるノースリーブやバンダナも用意されます。
そのほか、スペシャルモデルとしてオーガニックコットンを用いながら、毛羽の少ない滑らかな風合いと程よいハリコシを持たせたチノクロスによる新作のジャケットとパンツも初披露されます。
どのアイテムも涼しげで、表情豊かなブルーですね。
7月15日(土)には神奈川県の本鵠沼を拠点とする藍染職人・「リトマス(LITMUS)」の吉川氏も在店されます。
これらのアイテムは、オンラインストアで展開されませんのでぜひ店頭で。
連綿と受け継がれてきた“灰汁発酵建て”の藍染に目を奪われ、吉川氏の話に耳を傾けてみてはいかがでしょうか。
FilMelange × LITMUS
会期:7月15日(土)〜17日(月)
※7月15日(土)には、藍染職人・吉川氏が在店。
時間:11:00〜19:00
場所:ハウス フィルメランジェ
住所:東京都港区元麻布3-4-29 トゥールブランシュ麻布1F
電話:03-3473-8611
Instagram:@filmelange_official
Instagram:@house_filmelange
Instagram:@litmus_indigo_studio_japan