東京のいまを切り取った、猪立山泰人による初のフォトブック。ソルトアンドペッパーで展示も開催されます。

東京を拠点に活動する27歳のフォトグラファー、猪立山泰人さん。彼は18歳のときに渡米したことをきっかけにフィルムカメラに興味をもち、その後の約10年間で世界各国で友人達やストリートの景色を写真に収め続けてきました。

そんな猪立山さんによる初のフォトブック『ドラマティック　トウキョウ』の刊行に伴い、「ソルトアンドペッパー（SALT AND PEPPER）」では同タイトルの個展が開催されます。

『ドラマティック　トウキョウ』と題したこの写真集には、拠点とする東京の街で出会ったさまざまな被写体を写した作品を掲載。ドキュメンタリーに軸足を置きながら、幻想的であり、いい意味での違和感が漂う写真群になっています。

そして、フォトブックの発売と展示に際して、猪立山さんからのステイトメントも届いています。

『ドラマティック　トウキョウ』は挨拶代わりの1発という感じです。昔の日本に憧れを持つ人が多い昨今、今の時代を生きる者として今を楽しめなくては面白くない。そんな事を思いながら、今の日本を切り抜きました。今も昔も変わらず東京はシネマティックで、光と闇が混合するシティです。他の国にこんなにハードボイルドな街はない。

「ソルトアンドペッパー」での展示は、8月23日（木）から9月6日（水）まで。オープニング当日には作家本人も在廊予定なので、お近くの方は立ち寄ってみてください。