好きでもない仕事を続けるのは結構ツライ。土日の休みを満喫するためにイヤイヤ働いた20代を過ぎ、いよいよ30代というタイミングで気づくひと、結構多いと思います。それは、そのプライベートな時間よりも、仕事をしている時間の方が長いという現実です。
それなら、働くように遊び、遊ぶように働けばいいんだ!と考えたのが、「トレイルヘッズ」という会社です。3年ほど前に代表の山口陽平さんを取材した特集をつくりましたが、自らの考えるいい働く場所を実現するために、いろいろと挑戦をしています。
そして、また新たな挑戦をしました。それが、ムック本! 自費出版で『BEYOND WORKING BOOK』という本をつくりあげてしまったのです。
気になる中身は、働くこと×遊ぶことを実践するひとたちへのインタビューが中心。本間貴裕さん(SANUファウンダー)、辻井隆行さん(Jリーグ執行役員 / 元パタゴニア日本支社長)、青野利光さん(SPECTATOR編集・発行人)、小柴美保さん(MIDORI.so)などなど、働きながら遊ぶことでクリエイティブに生きてきたひとが多数登場します。
写真も、小林昂祐さんや根本絵梨子さん、中矢昌行さんといったフイナムでもお願いするひとたちが参加していて、親近感が湧きました。
一日は長いようで短く、24時間のうち5〜8時間程度は睡眠に取られることを考えると、起きている時間は20時間より少ないぐらい。そのうち8時間も働くのだから超重要。境界線を溶かした、これからの働き方を考えるいい機会になりそうです。外遊び好きな方が読んでも面白いと思います。遊びも仕事もシームレスに暮らす、これからの生き方を考えてみては。