謹賀新年／初心表明 - 我が輩はニホン人である。（尾崎雄飛）

昨年は様々な苦難を強いられたニホン国も穏やかな年末を越え、無事に新しい年を迎えることができたことを、まずは御祝いしたいと思います。

大晦日の夜、静かな東京原宿の街に鳴り響く除夜の鐘の音を聞いて、

渋谷区千駄ケ谷を護ってくれている明治神宮に参拝し、

深夜運行の山手線に乗って、

浜松町・日の出桟橋から、

親しい友人たちと『初日の出クルーズ』というものに参加してきました。

元日の未明、東京湾に船出して、羽田沖でご来光を迎えるという水上バスツアーです。

しかし、生憎の曇り空の東京湾。

結局日の出の時刻には厚い雲に隠れた朝陽は、観ることができず、、、

あきらめて甘酒など飲み始めていると、、、

なんと、、！雲がわずかに切れて、それは綺麗にご来光が差し込んだのです。

極寒の船上に立つ僕らにとって、奇跡のように思えた瞬間でした。

そして、重く立ちこめた暗雲の隙間を割って差し込む明るすぎる光に、

昨年のニホンの状況を、そしてこれからの僕たちの進むべき道を見つけたような気がしました。

私事ですが、実は昨年末、人生に一つの大きな区切りを付けました。

生み育ててきたフィルメランジェを卒業したのです。（※ブランド自体は不滅です）

これまでの約５年間、フィルメランジェにお付き合いくださったすべての方に、この場をお借りして御礼申し上げます。有り難うございました。

今年はまた、はじめの一歩からしっかりと踏みしめて前に向かって行くことになります。

今後とも、ニホンの良い物／事／文化を世界へ、未来へと繋げていくことを志し、様々な活動を通して、ファッションを愛する皆様に、いつもささやかな光と成り得るものをご提供できるよう努めていく所存です。

これからもご指導、ご鞭撻の程、宜しくお願い申し上げます。

以上、少しかしこまった初日の出のご報告でした。

２０１２年も一層、素晴らしく明るい年になることをお祈りしております。