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蔡俊行フイナム発行人ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

代官山通信

蔡俊行
フイナム発行人

ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

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カーズ

2006.08.21

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 今日あたりからお盆進行の状況も改善され、通常業務に戻るという感じか。
いやあそれにしても暑い。夏は夏らしく、暑がりながら汗をかき、シャワーを浴びてさっぱりを繰り返すというのが、うちのスタイルだ。しかしさすがに辛抱たまらんこともある。この週末も暑くて、今年初めて自宅にてエアコンを点けてしまった。といってもほんの30分間ほどではあるが。
しかしエアコンが効くと読書が進むという当たり前の原理を再発見してしまった。ぐいぐいページをめくるスピードが速まり、章をなぎ倒すように進む。
長距離移動が多い次期には、やはり長いモノを読みたい。相も変わらず戦国ものを読んでいる。新刊に食指を動かされるタイトルがこのところないのである。
最近は、新書を2~3冊、間に戦国もの、でまた新書2~3冊、戦国ものというペース。あれだけ読んでいたミステリーなどはここ1年、ほとんど読んでない。さらに嗜好していた英米文学系も一切読んでない。年を取ると食べ物の好みが変わると言うが、読むものも変わるのだろうか。少なくとも自分はそうだな、と感じている。
しかし冷静に見ると読んでいるタイトルに若さがない。どっからどう見てもサラリーマンのおっさんが通勤の最中に読むようなものばかり。ちょっと焦る。
あれだけ熱心に読んでいた週刊誌も最近は、買ったり買わなかったり。週刊誌が面白くなくなったんではなく、自分の興味の対象が変わったのだろう。その代わりといってはなんだが、月刊文芸誌などを読んでいる。まだ掲載されている広告に響く年にはなってはないという風に思っているのだが、読みものとしてはこちらのほうがしっくりくる。
マンガも最近、読むのが面倒だ。枯れてきているのかなあ?
そういいながら昨日、映画「カーズ」を見た。ピクサーのアニメ映画だ。
いやあこれが良かった。アニメなのでキャラクターはすべて類型的なのだが、その類型に安定があり、アイデアもあり、ユーモアもあってとても良かった。特にVWデリバリーバンのヒッピー親父の台詞回しに制作者のセンスが光っていた。しかし背景や歴史を考慮するにこの映画は子供よりも、大人の方が楽しめるのではないかと思う。子供もそれなりに楽しいだろうが、アメリカ文化に憧憬の念を抱いた我々世代の方が、より理解が深いだろう。そんな映画だ。Mr.インクレディブルとは制作会社が違うが、それに続いてアニメ映画では個人歴代ベスト2。母数が少ないので、あまりアテにしないでね。

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