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蔡俊行フイナム発行人ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

代官山通信

蔡俊行
フイナム発行人

ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

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思考する時

2010.06.23

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 人に会うために京橋へ。代官山を出た時、雨は上がっていたけど、着いた時は豪雨だった。普段傘をなるべく持たないという危険なライフ スタイル信奉者の自分でさえ今日はさすがに傘無しではいられない。おもむろに中野の駅前アーケード商店街で人生で初めて買った500円傘を開いた。普通の雨なら濡れて行くという選択もあるのだけど、その時の瞬間豪雨はすごかった。傘なしで歩いていたらたぶん番長に抱きかかえられるくらいずぶ濡れだったと思う。

 そんなことはさておき。

 行く電車に乗って気づいたのだけど読み物を持ってくるのを忘れていた。いつもは読みかけの本が2、3あるのでそのどちらかか、あるいはキンドル、iPadのようなものを鞄に入れているのだが、今日に限って忘れてしまった。魔が差したとしかいいようがない。

 社内で手持ち無沙汰なんで向かい側に座る人を観察したり、ぼんやりアイデアの整理など。向かいの若い女性はとても綺麗なのだけど、センスがいまいち。あまりジロジロ見るのもどうだけど、どうにも惜しい。磨けば光る原石である。しかも目の前に立った壮齢のご婦人に席をかわりましょうかなんて、心根も優しく常識もありそうだ。うーむ。学生時代相当勉強してその他はまったくおろそかにしていた地方出身者タイプ。たぶんW大学を出て新聞社とかそんなところで働いているのではないかなんて妄想しつつ、考え事を。

 すると午前中に打ち合わせていた件のアイデアがむっくりと頭に浮かんできた。おお、これは。

 やはりこういう何気ない空いた時間がヒラメキの培養器になるのだ。

 普段空いた時間は何か読むかネットするか、とにかくぼんやり何かを考えることが無くなっている。風呂でも本や雑誌を読んでるし。ぼんやりする時間がほとんどない。以前はジムのトレッドミルの上が思考の場所だった。が、数年前からジムのトレッドミルにテレビが付いた。思考する時間がどんどん奪われている。

 リフレッシュに海外のビーチなんてとこに行っても、そこで一日中本を読んだりするし。少し生き方、というと大袈裟だけどそういうスタイルをそろそろ考えた方がいい頃だな。

 雨宿りしていた明治屋の前でそんなことを思考しました。

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