ルーニー・マーラ - 代官山通信（蔡 俊行）

　たぶん寒さは今週来週あたりがピークになるのだろう。しかし先日アメリカの通販で買ったパタゴニアのダウンジャケットがまだ届かない。ミッシングか。

　今朝、それなりの大きさのパッキンが手元に届いたので、ついに来たかと思ったら、あにはからず、アシックス33というスニーカーであった。蛍光のようなカラーリングのグリーンでこれはこれでちょっと魅力的なのであるが、気持ちは空振りであった。いったいいつ届くのだろう。

　ところで日曜日に映画「ドラゴンタトゥの女」を観た。スティーグ・ラーソンの原作は当然読んでいて、その後、スウェーデンで作られた映画３部作も全部観た。なじみの無い俳優たちが主人公なのであるが、それはそれでリアリティがあり物語が真に迫ってきて好作品であった。

　しかし。

　ルーニー・マーラのリスベット・サランデルは個人比では本家版を凌駕していると思った。さらにダニエル・クレイグのミカエル役も。とにかくキャスティングがいいし、キャストがその役を完璧に演じている。すでに馴染みのストーリーなので物語に新味はないのだけれど、およそ2時間半きっちり集中して観ることができた。

　ここ数年観た映画の中でベストと言えるかも知れない。正直もう一回観てもいい。続編も作ってもらいたい。

　原作ともスウェーデン作品ともひと味違うラストシーンがせつなくていい。食事抜いても観に行くべきだと思います。