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蔡俊行フイナム発行人ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

代官山通信

蔡俊行
フイナム発行人

ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

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リンサニティ!

2012.03.13

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 先日NYから友人が一時帰国していて、夕食を共にした。その時の話題が、バスケットNYニックスのジェレミー・リンについて。アメリカでは一大センセーションを起こしているわりには日本ではあまり知られてない人物である。

 台湾系のアメリカ人で、小さな頃よりバスケットが得意で高校時代は大活躍するのだが、希望するバスケット名門大学からは及びがかからず、仕方なく(かどうかは知らんが)ハーバード大に入学。大学でも目覚しい活躍をするのだけれどもやはりここでも肌の色かどうか厳密には不明だが、まあそのようなこと、つまりアフリカ系以外のアジア系がバスケットで活躍できるわけがないという先入観によって、プロのドラフト外になってしまう。

 普通ならまあここで諦めるところであるが、なんとかプロとして地元サンフランシスコのチーム、ゴールデンステート・ウォリアーズと契約。このチームでは地元民にアジア系も多いことから大声援を受ける。そしてもちろんその声援に答える活躍をするのだが、なぜかチームから解雇。

 その後、他チームを経てNYニックスと契約。しかし本チームではなく育成リーグに放り込まれる。そこでの目覚しい活躍が上層部の目に止まり、今年の2月4日、というからつい一月程前にニュージャージー・ネッツ戦に出場。そこからとてつもない活躍、シンデレラ・ストーリーが始まる。

 バスケット界でのマイノリティのアジア系、そしてアイビーリーグ出身。異色の経歴がさらに全米を熱狂の渦に。とにかく全米はこのようによく泣いたり、渦に巻き込まれたりする。

 LINSANITYという造語も生まれた。苗字のLINとINSANITY(熱狂とか狂気とか)の造語。つまりみんなリンに熱狂しているわけだ。

 まあ海の向こうの話だし、日本でバスケはそうメジャーではないので知っている人だけが知っている話だが、ホットな話題であるのでチェックしといてください。

 ぼくは今夜、また別のニューヨークからのお客さんと会うので、またこの話を熱く聞かされそうだ。寝てようかな。

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