HOME  >  BLOG

Creator Blog

渡辺俊美TOKYO No.1 SOUL SET / THE ZOOT16福島県出身。TOKYO No.1 SOUL SET のギター、ヴォーカル、サウンド・プロダクション担当。並行してソロユニットTHE ZOOT16でも活動中。

水月デスロック

渡辺俊美
TOKYO No.1 SOUL SET / THE ZOOT16
福島県出身。TOKYO No.1 SOUL SET のギター、ヴォーカル、サウンド・プロダクション担当。並行してソロユニットTHE ZOOT16でも活動中。

Blog Menu

Vol.12 キャデラック

2012.03.08

このエントリーをはてなブックマークに追加
先日、ある車の雑誌の取材で横山剣さんと対談した。
とても、素敵な人柄に一瞬で惚れてしまった。
もし僕が女性だったらジュンジュンしていた(笑)。
対談中『最近の若い子は車に興味を持つ子が少なくなった』と、話のお題が出た。車だけじゃない、、、、と、僕は思ったが話が逸れてしまうので止めた。
僕は少年ジャンプの漫画「サーキットの狼」の影響で小学生の頃から外車やスーパーカーが大好きになった。
小4の時に剣道の親善試合でカナダとハワイに行った時、僕はカメラ小僧だった。
24枚撮りのフイルムが10本以上撮った。帰って来て現像したら殆どが車の写真だった。
カナダやハワイの美しい景色や人との交流した記念写真が無かったので「ナニシニ、イッタンダァー」と親父に怒られた。
そのくらい車が好きだった。好きにさせたのは親父だった。

僕の家族は6人だったので当時乗れる日本車が限られていた。
「トヨタ・マークII」の6人乗りで前の座席がベンチシートだった。
僕はいつも親父とお母の間に挟まれた乗っていた。親父は対向車線の車の車種を教えてくれた。
親父は憧れのアメリカの車が通る度に興奮していた。
自然に興味を持ち、家族の命を守って運転している親父がカッコイイと思った。
お家にも車好きの親父の友達がよく飲みに来ていたので一緒になって会話を聞いていた。
その話の中で今でも忘れられない話がある。

親父はその友達と「大人のクラブ」に行った時の話を楽しそうに話していた。
店の名は覚えていないが働いている女の子の名前がみんな車の名前が付けられていた事は覚えている。
親父の友達はトヨタのセールスマンだったので「トヨタ・セリカ」ちゃんを指名した。
親父は憧れのアメ車「キャデラック・セビル」ちゃんを指名した。
セリカちゃんは若くてスレンダーな女子だったらしいが
親父が選んだセビルちゃんは100Kg超す貫禄のある女性だったらしい(笑)。
まさしくキャデラック!さすが、親父!大好き!!!

僕は人間の一生は、幼年期の体験で殆ど決まるのではないだろうか?!特に男の子は....。
僕が住んでいた福島県の富岡町とお婆ちゃんがいた生家がある川内村の距離は約20キロ。
親父とお母に挟まれ、後部座席には姉3人。
沢山の会話や姉達がエアーチェックしてカセットテープに録音したヒット曲を聞き、自然豊かな景色を観ながらのドライブは僕が中学校1年生まで週に1度の家族行事だった。
その当時、車内テレビ、携帯ゲームや携帯電話は勿論無かった。
もし、あったら車に興味を持てただろうか?
そして、今、免許を持っているかどうか....自分で想像がつく....。
現在もドライブの楽しみ方は変わっていない。
好みの音楽、くだらない会話、そして様々な景色を感じながら走る。
助手席に座る時は寝ずに話しっぱなし!
一人でドライブする時はココから沢山の「メロディー」が生まれるのだ♫


渡辺俊美

OLD JOEのスプリングコート
色、素材、形、全て僕好みデス!
0308OJ.jpg

SOU - SOUの足袋シューズ
彼女からのプレゼント!ジャケット&ショートパンツのセットアップに合わせます。
0308SOU.jpg