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COLUMN

How to see -モノの見方-

文:郷古隆洋

普段どうやって買い物をしていますか。ネットで情報を集め、比較しながら吟味を重ね、モノを買うのが当たり前になっていませんか。例えば蚤の市で見つけたライトやオブジェのような、世界にひとつの存在感で暮らしに彩りを与えてくれるようなモノ。衝動買いがいいとは言いませんが、もう少し自分の感性や気持ちに忠実にものを買うのもいいかもしれません。ここでは、世界各国から集められたインテリア雑貨をはじめ、ヴィンテージアイテム、工芸品、郷土玩具など、ジャンルや年代、地域を限定せず、独自の感性で蒐集している郷古さんに、モノの見方や楽しみ方を教えてもらいます。

Vol.19 メダカの飼育のススメ。

僕の毎朝の起床後の習慣は、メダカとメダカ鉢の手入れです。かれこれ気がつくと、軽く1時間くらい経っていることもしばしば。それは気持ちも落ち着き、1日を心地よく迎える儀式のようなものになりました。

特に水温が温まる春から夏にかけては産卵の時期を迎え、10匹からスタートしたメダカは、今では200匹を超える数となりました。
自宅のベランダには大きなメダカ鉢が3個、孵化をさせる鉢が一つと、もうちょっとした養殖場のようになってしまいました。

最近では僕の周りでもメダカを飼っている人が増えたように思います。
生活の中でこんな小動物の飼育や手入れをするのも、今のこのコロナ禍では精神衛生的にも良い気がします。

もちろんメダカ鉢など道具を選ぶ楽しみもあったりするのです。
小鹿田焼の大きな鉢など見た目も美しくておすすめです。

こんなことがきっかけで民芸店に足を運ぶのもいいですね。

PROFILE

郷古隆洋
Swimsuit Department 代表

ユナイテッドアローズ、ランドスケーププロダクツを経て2010年に Swimsuit Department を設立。輸入代理店をはじめ、世界各国で買い付けたヴィンテージ雑貨などを販売する BATHHOUSE も運営のほか、店舗のインテリアコーディネートやディスプレーなども手がけています。2015年9月には、日本で初の開催となるモダニズムショーを主宰。
http://swimsuit-department.com

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