少し先の未来。建築家の甲本音々とその夫で工務店の2代目社長を務める健介は、2年前に亡くした息子・翔の姿をしたヒューマノイドを迎え入れることになる。ヒューマノイドが到着した日、翔と同じ笑顔と声をした彼を音々が喜んで迎える一方で、健介は戸惑いを隠しきれず硬い表情を浮かべる。家族の時間は少しずつ動き出すが、やがて予期せぬ事態が起こり、夫婦が息子の死に対してそれぞれ抱えていた想いがあらわになっていく。そんな中、ヒューマノイドの翔はひそかにヒューマノイドの仲間たちとつながりはじめる。
PROFILE
1980年生まれ、岡山県出身。吉本興業所属の芸人。2000年にノブと千鳥を結成し、特徴的な岡山弁と高い漫才スキルが人気を博し、現在は『テレビ千鳥』など多数の冠番組を持つ。これまでいくつかの映画にも出演してきたが、主演は今作が初めて。
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なんでわしやったんやろ。
――今回の主演のオファーをいただいた時、率直にどう感じましたか?
大丈夫なんかな、でした。もう本当にびっくりですよね。びっくりしたのと、なんでわしやったんやろと。
――直接監督に理由は聞きましたか?
顔合わせのときに「何で僕だったんですか?」という話はしました。監督は、何を見てわしを知ったんやろうと思って聞いたら、『ヤギと大悟』という、僕がヤギを連れて歩いている番組を観てくれていたそうで。「この人、子供からお年寄りまでしゃべり方変えないひとだなと思って、それが良かったんです」と。普段からバラエティでもあまり変わんないですけど、その中でも多分いちばん自然体で出ている番組を観てくださって、ということみたいですね。
――演技面でのコミュニケーションはどんな感じでしたか?
それがね、嫌われていたわけでもなんでもないと思うんですけど、本当になかったですね(笑)。撮影シーンが終わった後も「お疲れ様でした」って言ったら、笑顔で「ありがとうございました」って返してくれただけで、本当に大丈夫なんかなっていうぐらいなかったですね(笑)。でも、終わって聞いたら「我慢してました」と。「言っちゃうと変に意識されると困るんで」みたいな。だから全部お見通しやったんでしょうね。変に褒めたりすると、こいつ、なんか役を急につくってきそうやなっていう(笑)。役をつくるな、つくるなと思ってたんじゃないすかね。