日常着なんだけど、おしゃれで、個性がちゃんとある。
PROFILE
18歳の時に留学のため来日。『装苑』『GINZA』広告などでモデルとして活躍しながら、2018年音楽ユニット「MIRRROR」を結成し、シングル『U By My Side』でデビュー。
ー サンフランシスコで生まれ、18歳のときに単身で来日し、その後モデル活動を始めたそうですね。そもそも日本に来たきっかけは、やはり日本人の両親の影響があったのでしょうか?
芽生:たしかに両親は日本人なんですが、私は日本語もできなければ日本の文化にも触れてこなかったので、特に日本に興味があったわけではなくて……。ただ、海外に出ていろんなことを自由に体験したかったんです。そのときに、一番馴染みのある選択肢が日本だったということ。本当に何のプランもなく軽いノリで来日してしまったので、いま考えると本当に若かったなと(笑)。モデルの活動を始めたのも、同じように流れに任せて、という感じです。日本の大学でできた友達が、たまたまファッション系の子たちで。彼らに事務所を紹介してもらったことが直接のきっかけです。日本に来るまでは、モデルになるなんて夢にも思わなくて。
ー モデルを始めて変化したことはありますか?
芽生:実は、サンフランシスコにいた頃は洋服にまったく興味がなかったんです。向こうでは、みんなすごくラフなスタイルで、おしゃれするっていう感覚がなかった。洋服が楽しくなったのは、間違いなく、ファッション雑誌などでモデルをやるようになったことがきっかけです。それに、音楽の仕事(アメリカ出身のTakumiとともに、音楽ユニット「MIRRROR」として活動)を始められたのも、モデル活動があってこそだったと思っています。
ー 音楽活動はどうやって始まったんですか?
芽生:音楽をやることは、小さい頃からの夢でした。8歳のころからラップやR&Bを聴いていたんですが、周りに同じ音楽を聴いている子があまりいなくて。いまでも仲良くなる友達といえば、決まって音楽の趣味が合う子ばかり。Takumiとも、もともとすごく仲が良い友達で、彼は私と出会う前からずっと音楽をやっていたんですけど、音楽の趣味が合うし、いつか一緒に活動できたらって、口にせずともお互いにずっと思ってましたね。拠点をLAに移して活動しているのは、ふたりとも地元のアメリカで音楽をやるのが夢だったし、アメリカの音楽文化の方が心に近いから、かな。でも、東京の音楽シーンの面白さもあって、それはファッションと音楽が自然とクロスオーバーしているところだと思います。
ー 普段はどのような洋服を着ていますか?
芽生:日本のブランドを着ることが多いです。最近は、柄物だったたり、わりと派手な服を着ることもありますが、シンプルななかにちょっと気の利いたディテールがあるものが好みです。
ー 〈ユニクロ ユー〉には、どんな印象ですか?
芽生:〈ユニクロ〉のなかでも、一番好きなラインです。色味がきれいで、可愛いですよね。友達が可愛い洋服を着ていて、気になってブランド名を聞くと〈ユニクロ ユー〉だったということもよくあります。価格は驚くほど抑えられているのに、全然そんな風に見えないから驚きです。日常着なんだけど、おしゃれで、個性がちゃんとあるというバランスもいい。今日着たニットポロシャツも、シンプルに見えて、襟や袖リブにさりげなくデザインが効いていますよね。そういうところが好きです。