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Shopping Addict 2020 Feb. 〜編集部員のお気に入り〜

Shopping Addict 2020 Feb. 〜編集部員のお気に入り〜

新型コロナウイルスの影響で、大混乱を迎えることになってしまったこの2月。呑気なことは言ってられないけれど、社会情勢をニュースでチェックしたあとに、この「Shopping Addict」に立ち寄って、少しでも暗い気持ちを軽くしてもらえたら何よりです。今月もはりきってどうぞ!

  • Photo_Yohei Miyamoto
  • Edit_Rei Kawahara
小牟田亮
山本博史
石井陽介
中田潤
村松諒
河原嶺
木村圭佑
黄田駿
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  • 小牟田亮
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01 32
小牟田亮

出会いと別れ。

そういう季節なんですよね、春って。先月でマイクを置いた編集部員の小林真理。最後の日には会社から悲鳴が上がってました。人気者だったんですね。入れ替わるように、この春には新しい仲間が編集部に入ります。そのときはまたこの欄でご紹介でも。

NEWSIAN

ニュージアンのコート

性別もTPOも超越した一着。

洋服業界において「オンでもオフでも」みたいな言葉をよく聞きます。言葉の通り、仕事でもプライベートでも着られるアイテムということなのですが、その服、本当にオンでもオフでも着ますか? そういうことができるのって、もともと服装に関してそんなに規制がない業界の方だけじゃないですか? というわけで、個人的に利便性の高いアイテムってあんまり信じていません。なにか一つの目的、機能に特化したアイテムの方がなんだか正しいような気がするのです。が、ごくたまに例外もあります。この〈ニュージアン〉のトラベルコートは、その名の通り、旅に出たときに役立つ機能がわんさか搭載されています。暑くなったときにサッと背負えるようにインナードローコードが付いていたり、パッカブルだったり、貴重品用の隠しポケットが付いていたり。けど、惹かれたのはそういう高機能なところではなく、とにかく色気があるところなんです。色っぽくて高機能。この二つが同居しているアイテムってそうそうお目にかかれません。というのも、このコートは、ワールドワイドな規模で活躍するスタイリストのSHUN WATANABEさんがディレクションしているのです。道理で。
¥58,000+TAX

NEWSIAN

newsian.official.ec/items/

good&sport shoes

グッド&スポーツシューズの革靴

可愛すぎないスエード靴。

ここ数年巷でよく目にするカジュアルな革靴といえば〈クラークス〉です。ぽってりとしたフォルムは愛らしくて自分も大好きです。が、実はもっと好きな靴があります。アイルランドの〈パドモア&バーンズ〉です。かつて〈クラークス〉の生産を請け負っていたこともあるくらいなので、両者にはトンマナ的に共通したところが多いのですが、後者の方がちょっとシュッとしているイメージで、可愛いんだけど、可愛すぎない絶妙なバランスで、実に好かんたらしいモデルなのでした。そんなことをこの〈グッド&スポーツシューズ〉のシューズを見たときに思い出しました。浅草の工房で作られたというこの一足は、表革との切り替えやパンチングスエードの軽快さなどが相まって、実にモダンな仕上がりとなっています。フォルムはご覧の通り、すっきりスマート。カジュアルなんだけど、砕けすぎてない大人の革靴です。
¥36,000+TAX

グッドチューン
03-3406-6606

goodtune.jp

UDA

ユーディーエーのブルゾン

癖が強いけど魅力もすごい。

先日アップしたこの対談でもご紹介した〈UDA〉のブルゾン。男らしさを念頭において作ったというだけあって、かなりそれらしいデザインになっています。身幅は大きめ、裾をぎゅっと絞って、袖口にはタックを入れて大きく膨らみを。さらに背中のヨークもかなり下にしているという、要するにものすごくトッポい一着なんです。不良が着ている感じというか。ボンタンのトップスverみたいな。けど、そういう荒くれ仕上げに終始していないのがこの〈UDA〉の魅力なんです。見ようによってはものすごくモード的にも見えるわけで、妙な高級感があります。モード感の秘密はフォルムと、あとは特徴的なディテールにもあると思います。前身頃のカッティングがラグラン線にも見えるようなものになっており、流麗な印象。骨っぽいのにエレガント。そういう二つの要素も組み込まれているんですよね、このブルゾンには。
¥39,000+TAX

WISM 渋谷店
03-6418-5034

H BEAUTY&YOUTH

エイチ ビューティ&ユースのシルクニット

シルクの奥深さを実感。

前々から〈エイチ ビューティ&ユース〉のハウスレーベルが気になってました。セレクトショップのオリジナルブランドという枠に当てはめるにはあまりにも自由奔放でクリエイティビティが全開。デザイン性の高さと作りの確かさ、そして時代を捉えるセンスの良さという三拍子揃ったブランドで、ファッション業界人に愛用者が多いというのもうなずける話なのです。このシルクニットも、一応2色撮影しましたが、推しなのは圧倒的に右のマルチカラーミックスの方。すわ! ミッ◯ーニか!という狂い咲き感が最高なんです。しかも素材はシルク。これがまたラフな質感でいいんです。シンプルで単色な服ばかり身につけている自分ですが、たまにはこういうのを身につけたい、そんなことを思った晩冬の夜でした。
左:¥19,000+TAX、右:¥22,000+TAX

H BEAUTY&YOUTH
03-6438-5230

山本博史

オーマイガー!

予定していたレースが続々と中止に。いやはや、どうしたものかとは思いながらも、日々のジョギングは続けるわけで。とはいえ、収束の目処も立ってないからなー。4月末のUTMFまで影響を受けなきゃいいんだけど…、ふむ。

SALOMON

サロモンのバックパック

サロモンらしさ。

近頃、ファッションシーンで注目を集めている〈サロモン〉。トレイルランニングを始めた5年くらい前から愛用してきたぼくにとっては、人気が出るのは嬉しい反面、ジャニーズJr.がメジャーデビューしてしまうような儚さも同時に感じています。とはいえ、やっぱり性能面は優れているわけで。その快適性を街はおろか、フィールドで体感する人が増えればいいなあ、と思っています。そこでご紹介するのが、今シーズンのニューアイテム「XA 25 SET」です。トレイルランニングで培った抜群のフィット感を備えながら、日常使いもいとわない容量25リットルというのも魅力的。耐候性の高い素材に、ロールトップ構造を採用しているため、防水性も抜群。それでいて見た目はスタイリッシュでミニマム。目新しいシューズのみならず、こういったフィールドギアからも〈サロモン〉らしさを体感してもらいたいです。
¥19,000+TAX

サロモン コールセンター
03-6631-0837
www.salomon.com/jp/

OOFOS

ウーフォスのサンダル

究極のサンダル(ぼく調べ)。

サンダルを選ぶ基準の1つとして、走ったあとのアフターシューズとして使えるか否か、というのがぼくにはあります。酷使した足を優しく包み込み、脱ぎ履きも楽で、寒い時期でも使えるとなお嬉しい。リカバリーサンダルのパイオニアとして近年のムーブメントを牽引する〈ウーフォス〉の「OOcloog」が、まさにそれ。37%の衝撃吸収を可能にしたウーフォームの快適な履き心地はもちろんのこと、クロッグ構造なので脱着はスムーズだし、前方からの冷たい風をきっちりとブロックしてくれます。シンプルかつクリーンなデザインに、どんなスタイルにもハマるマットブラックというも嬉しいポイント。走った後どころか、日常的にも履いてしまいそうな究極のサンダルです。
¥6,800+TAX

アルコインターナショナル
06-6538-3917
oofos.jp
www.instagram.com/oofos.jp

ASICS

アシックスのサングラス

スポーツの祭典に向けて。

東京マラソンに古河はなももと、今シーズンにエントリーしていたフルマラソンの不参加が続けて決定。モチベーションが下がったといえばそうだけど、走り込み不足だったこともあり、どこかホッとしています。とはいえ、日々のジョギングは継続しているわけで。そこで使えるギア選びも欠かさずしております。なかでも気になったのが〈アシックス〉のサングラス。驚きの〈スワンズ〉製でフィット感抜群、普段も使える落ち着いたウェリントンタイプというのも意外です。しかも、東京2020 オリンピック・パラリンピックの公式ライセンスグッズのため、右側のテンプルには「TOKYO 2020」の文字があしらわれているのもポイント。しかも、価格は驚くほどリーズナブル! 迫りくるスポーツの祭典では、こんなサングラスをかけて浮かれた気分で競技観戦したいとこです。チケット外れたけど…。
サングラス ¥6,000+TAX ※発売時期未定

アシックスジャパンお客様相談室
0120-068-806

SKECHERS

スケッチャーズのシューズ

病み付きになります。

はっきり言ってしまえば、ノーマークのブランドだった〈スケッチャーズ〉。それを覆されたのが、「GOrun Razor3」というモデルを履いたこと。その最大の特徴はミッドソール「HYPER BURST」のクッション性にあります。柔らかいんだけど、足を押し上げてくれるような確かな反発性があって、走り心地がとにかくいい。そのフォームをふんだんに使ったニューモデルが、この「SKECHERS GO RUN MAXROAD 4 HYPER™」です。ボリューミーなミッドソールに、フィット感に優れたニットアッパーを合わせ、ミッドフットストライクテクノロジーが推進力のある走りを可能にしてくれます。この独創的な走行感覚は、病み付きになるレベル。まずは一度、足を通してみることをお勧めします。
¥15,900+TAX

スケッチャーズ
ジャパンお客様コールセンター:0120-056-505
www.jp.skechers.com

石井陽介

バイシコーサイコー。

2年ほど放置していた自転車を引っ張り出してメンテ&カスタム。久々に乗って遊んでるんですが、都内移動はやっぱり自転車が一番ですね。すいすい移動できて気持ち良いし、人混みなんてのも無縁だし。最高。ただ、自転車1、2台分もかかっちゃったメンテ&カスタム代は予想外であせったけど…。

Hombre Niño ×CORONA

オンブレ ニーニョ ×コロナのハンティングウェア

ディテールにやられました。

斜めに配した異素材のフラップポケットを見てグッときました。ここに反応した方は、おそらく同類でしょうか。いまは無きヘビーデューティウェアの名門レーベル〈マスランド〉のアイコニックなディテールですね。一風変わったディテールとつくり込みで一部のヴィンテージフリークから絶大に支持されていた同レーベル、特に40〜60年代のフィッシング&ハンティングウェアは名作が多いのですが、まさか〈オンブレニーニョ〉がここを突いてくるとは。しかもカモ柄で、パンツとハットまで揃える力の入れよう。ジャケットはアームを、パンツはレングスをそれぞれ切り離せるようになっているので様々な着こなしが楽しめるのも嬉しい。ちなみに生産は、この手の服をつくらせたら右に出るものはいないと勝手に思ってる〈コロナ〉謹製。〈オンブレニーニョ〉の都会的なエッセンスと〈コロナ〉の実直なモノづくりが組み合わさった傑作かと。まずはジャケットからゲットしようかな。
ジャケット ¥45,000+TAX、パンツ ¥33,000+TAX、
ハット ¥15,000+TAX

ディアゲスト
03-6452-6855

DRESS

ドレスのシャツ

ワザありの生地。

淡いオレンジにグリーンのストライプ。このシャツの生地に覚えがあります。そう、学生の頃に古着屋で見つけた某飲料メーカーの60年代製ユニホームです。同じように厚手のコットンヘリンボーン生地でした。いかにもアメリカンワークの雰囲気漂うこの生地を、まさかバンドカラーシャツとB.D.シャツに落とし込もうとは。サンプリングソースとアレンジの妙に、ついつい食指が動いた次第。カジュアルとドレスをミックスしたバランス感が秀逸です。ちなみにブランドは今シーズンからスタートした〈ドレス〉という新鋭ブランド。しかもファーストシーズンはご覧の3色の生地を使った3型のみという潔さ。聞けばデザイナーは〈ニート〉の西野さんとわかって色々納得。〈ニート〉同様に、ハズし方のさじ加減が絶妙なんですよね。
ノンスタンダードシャツ ¥30,000+TAX、
デリバリーパーソンシャツ L/S ¥25,000+TAX、
デリバリーパーソンシャツ S/S ¥23,000+TAX

にしのや
03-6434-0983

UGG® × N.HOOLYWOOD COMPILE

アグ® × N.ハリウッド コンパイルのスニーカー&サンダル。

この春のスタメン。

バルカナイズ製スニーカー一辺倒だった自分も、いつしか厚底スニーカーを履くようになりました。この快適さはクセになりますね。身長も高くなるしで至れり尽くせりなわけです。さて、少し前から〈アグ®(UGG®)〉のスニーカーの評判をよく聞きます。ボリューミーなソールを備えた「CA805」シリーズは、それまでのブランドイメージを大きく覆した意欲作。スポーツメーカーがつくる厚底スニーカーのそれと比べても履き心地に遜色はなく、デザインはさらにファッショナブルに。自分も例外なく気になっていたところですが、決定的なアイテムが登場したので紹介します。はい、写真の〈N.ハリウッド コンパイル〉とのコラボレーションモデルです。左はレザーシューズのようなアッパーデザイン、右はスライドサンダルデザインにそれぞれ「CA805」シリーズのアウトソールを装着。大胆なアレンジのようですが、オールブラック、しかも上質なレザーをまとうでシックな装いに仕立て上げられました。今シーズンの足元は、この2足がクリーンナップを務めそうです。
スニーカー ¥28,000+TAX、
スライドサンダル ¥18,000+TAX
※3月21日(土)発売予定

アグ® / デッカーズジャパン
0120-710-844
www.ugg.com/jp/

DAIWA

ダイワ ピア39のウエア

釣具界のドン降臨。

はい、またしても大好物のフィッシングネタです。ただ先ほど紹介したヘビーデューティ顔の〈オンブレニーニョ〉とは打って変わって、こちらは至極クリーンなデザイン。フィッシングシーンに必要な機能的なディテールや素材を日常使いに落とし込んだものになります。ゆるめのシルエットやテッキーな素材使いといったトレンドなんかも加味されていて、アウトドアフィールドよりも都会の方が似合う印象を受けます。どちらかというと、普段着だけど釣りもできちゃう、といった方がしっくりかもしれません。そして何より驚きなのが、この服が釣具メーカー〈ダイワ〉によるものだという事実。今シーズンからスタートしたライフスタイルレーベル「ダイワ ピア39(DAIWA PIER39)」のラインナップなんですね。ファッション×フィッシングもついにここまで来たか、と。まずはテーラードジャケットを購入しましたが、他のアイテムも気になって写真の3着をピックアップしてみました。価格もこなれてるし、「ダイワ ピア39」お代わりしちゃいそうです。
パーカー ¥29,500+TAX、シャツ ¥15,000+TAX、
ベスト ¥15,500+TAX

グローブライド
0120-506-204
daiwapier39.jp

中田潤

肉が食べたい。

人間の本能なのでしょうか。疲れているときに肉を食べると元気が出ます。牛、豚、鳥、羊、馬。いま食べてみたいのは熊と鹿。どなたかおすすめのお店教えてください。

POST OVERALLS

ポストオーバーオールズのベスト

変わらない美学。

25年間ものニューヨークでの活動を経て、日本に拠点を移した〈ポストオーバーオールズ〉。ブランド初となる直営店をオープンしたりと、ここへきて再び存在感が増しているなと感じるのは僕だけではないはずです。そんな同ブランドの代名詞といえば、このベスト「ROYAL TRAVELER」ではないでしょうか。左右のポケットの配置バランスや前身頃のゲームポケットは、〈ポストオーバーオールズ〉が手掛けるワークウェアの真骨頂。2000年代初頭からずっとリリースされていることもあり、コレクションしている人も多いと聞きます。今回は、その新作の中からコットンベースのものをセレクト。いずれも春夏のレイヤードに最適な一着ですが、何より一貫して同じアイテムを作り続けること。そこに男の美学を感じてなりません。
各¥37,800+TAX

POST O’ALLS
03-5942-1545
postoveralls.com

GREGORY

グレゴリーのウエストポーチ

“ダサい”と“かっこいい”の境界線。

ズバリ言いましょう! サコッシュの次はウエストポーチです。すでに定着してしまったサコッシュに対して「古い!」とは言いません。ただ、手荷物を収納できて取り出しも容易という共通項を持ちながら、なぜサコッシュばかりに注目が集まったのか。それは気づかないうちに、“ウエストポーチはオタクがつけるもの”的な00年代の刷り込みのせいで“ダサい”レッテルを貼られたから。しかし時代は2020年。もうそんな言われはありません。街を見渡せば、小さなウエストバッグをものの見事につけている人もチラホラ。そういう意味で〈グレゴリー〉の「テールランナー」は最高の一品。ビビッドなカラーリングといい、大きすぎず小さすぎずなサイズ感といい、“ダサい”が“かっこいい”に変わる日はすぐそこまで来てます。
¥5,800+TAX(39W×12.5H×8Dcm)

グレゴリー/サムソナイト・ジャパン
0800-12-36910
www.gregory.jp/

KAPTAIN SUNSHINE

キャプテン サンシャインのシャツジャケットとイージーパンツ

カリブに行きたい。

どうやら男らしい服が好きみたいです。男クサい服ではありません。〈キャプテンサンシャイン〉の新シーズンのルックを見てそう感じました。なかでもとくに気になったのは、深みのある色で表現された大胆なペイズリー柄が映えるシャツジャケットとパンツ。セットアップだと主張強めかなと思いきや、いざ着てみるとまったくそんなことはなく、程よくカジュアルでちょっぴりエキゾチック。上下ともにサイズ感もゆったりしていて言うことなし。これを着て青い空の下、カリブの海沿いを歩いてみたい、そんな想いにかられました。とにかく2020SSの〈キャプテンサンシャイン〉は、どれもこれも男らしさとエレガンスを醸し出す服ばかり。いつかさらりと着こなしたいものです。
ジャケット ¥49,000+TAX、パンツ ¥28,000+TAX

キャプテンサンシャイン
03-5793-8588
www.kaptainsunshine.jp

DESCENTE ALLTERRAIN × SUICOKE

デサント オルテライン×スイコックのサンダル

マジックテープじゃない!

例えば、気泡緩衝材(プチプチ)をおしぼりみたいに絞るとき。乾いたかさぶたを剥がしたらきれいに治っていたとき。黒板を爪で引っ掻くのとは対照的に、日常の中で気持ちいい瞬間ってありますよね。このサンダルのストラップがまさにそれ。ブロックフィットアジャスターと呼ばれるシステムで、いわゆるマジックテープとは違ってノイズを完全シャットアウト。剥がす度に気が抜けてしまいます。元々は医療用の衣料に使われていたものだそうです。これだけでも買うに値するわけですが、さらにソールは〈スイコック〉がビブラム®社と共同開発した世界初となるフットベッドを採用。超軽量で摩擦による劣化に強く、さらにクッション性とグリップ力にも優れているという、なんともいたれりつくせりなサンダル。気持ちいいことこの上なしです。
各¥28,000+TAX

DESCENTE BLANC 代官山
03-6416-5989
allterrain.descente.com

村松諒

神田伯山真打披露興行。

2月11日から新宿末廣亭を皮切りにスタートした講談師・神田伯山の真打披露興行。爆笑問題がゲスト出演の日にどうしても観に行きたくて、朝10時配布の整理券を狙っていたのですが、家を出ようと思った時点で400人以上が並んでいるとの情報…。泣く泣く諦めて、その日は「シブラク」を観に行きましたとさ。

eYe COMME des GARÇONS JUNYA WATANABE MAN

アイ コム デ ギャルソン・ジュンヤ ワタナベ マンのカバーオール

由緒正しい老舗ファクトリーとのコラボ。

〈リーバイス〉〈ザ・ノース フェイス〉〈ブルックスブラザーズ〉〈ニューバランス〉などなど、さまざまなブランドとコラボした意外性のあるアイテムを発表する〈アイ コム デ ギャルソン・ジュンヤ ワタナベ マン〉。今シーズン、タッグを組んだのは〈L.C. KING〉。聞いたことない方もいるかもしれませんが、このブランドは1913年、アメリカ・テネシーで創業した由緒正しいワークウェアのファクトリーで、同社のオリジナルレーベル〈POINTER BRAND〉の方が有名かもしれません。数年前にブランドネーム〈L.C. KING〉を復活させ、メイド・イン・アメリカにこだわった服をつくっています。このカバーオールはまさにこのブランドらしい一着。クラシックなデザインをベースにしつつ、部分的にヘリンボーンの生地を切り替えることで、“ジュンヤ ワタナベ マン” らしいユーモアあふれる表情に仕上げました。まだまだ肌寒い春先、シンプルなスラックスに合わせたら様になること間違い無しです。
¥95,000+TAX

コム デ ギャルソン
03-3486-7611
www.comme-des-garcons.com

OUR LEGACY

アワー レガシーのワークジャケット

タイムレスなクリエーション。

以前、クリエイティブディレクターを取材させてもらった〈アワー レガシー〉。ご存知ないかたのために説明すると、このブランドは2005年に設立されたスウェーデンのブランド。デザインは決め決めではなくふっと肩の力を抜いたような程よい感じで、いつの間にかワードローブに溶け込むような佇まい。ファッションを一歩引いて捉えているような、タイムレスな感じがコレクション全体に漂っています。まさにこのジャケットもそんな一着。洗いを掛けたデニム地を使い、何度も着たような、こなれた風合いに仕上がっていて、シャツのような少し大きめのシルエットとか、ラウンドしたカフスとか、シンプル過ぎないちょっとした遊び心が利いているんです。古着のジーパンでもきれい目なスラックスでも合わせられる許容範囲の広さもおすすめしたいポイント。一見シンプルだけどノームコアではない、そんなところにこのブランドの良さがあります。
¥63,000+TAX

エドストローム オフィス
03-6427-5901
www.ourlegacy.se

LEMAIRE

ルメールのシャツ

らしさ漂う一枚。

ぼくは服の好みでいうと過度にデザインされたものより、極力シンプルなもののほうが好き。それこそ見た目は普通かもしれないけど、ちょっとしたパターンや着心地のいい素材でブランドらしさが垣間見えるもの。そのなかでも品のある美しいものに惹かれます。具体的なブランド名を挙げると〈ルメール〉です。きっかけは数年前に買ったスラックス。フォルムはもちろん、カーキともグリーンともいえない絶妙な色使いが好きで、ポケットの裏地が擦り切れるくらい頻繁に穿いています。昨年12月には来日したクリストフ・ルメールを取材できる機会があり、こちらの質問に一つひとつ真摯に答える姿を見て、より一層大ファンになりました。このシャツにもらしさが漂っています。ゆったりとしたボックスシルエットに加え、白のステッチとボタンがいい味付けに。最近シャツ自体、着てなかったけど、この一枚を見て久しぶりに着てみたくなりました。
¥31,900+TAX

エドストローム オフィス
03-6427-5901
www.lemaire.fr

CALVIN KLEIN JEANS

カルバン・クライン ジーンズのデニム

CK ONEで思い出す甘酸っぱい記憶。

先日、フイナムのニュース記事で紹介した「CK ONE」の新ライン。この原稿を書くとき、久しぶりに「CK ONE」の名前を聞いて懐かしくなりました。思い返すと、地元・長野の田舎に住んでいた高校時代、香水をつけるのが流行っていて、部活が終わった後とか一丁前に良くシュッシュしていました。いま考えると生意気ですね(笑)。ぼくは別のブランドを使っていたけど、まわりの友達は「CK ONE」でした。でも当時はせいぜい香水ぐらいが手の届く範囲で、〈カルバン・クライン ジーンズ〉は夢のまた夢。そんなぼくが今年の新作で気になっているのはペインターパンツのようなディテールを取り入れた一本。裾にかけてテーパードしたシルエットとこの色落ち具合がいい感じ。このジーンズを穿くたびに、昔の甘酸っぱい記憶が蘇りそうです。
¥21,800+TAX

カルバン・クライン カスタマーサービス
0120-657-889
www.calvinklein.com

河原嶺

心踊るエブリサンデー。

『プロポーズ大作戦』を連ドラのフェイバリットに挙げたら友人に散々バカにされました。いまはとにかく爪切男さんの『死にたい夜にかぎって』第二話が待ち遠しいっす。

JOHN MASON SMITH

ジョンメイソンスミスのカーディガン

カーディガン熱、いまだ冷めず。

昨年末からなぜか続いているカーディガン熱。いつトレンドの中心に戻ってくるんだろう? なんてことを頭の片隅に考えながら今日もざっくり羽織っている次第です。どこかグランジの空気感に通ずるローゲージのカーディガンは、架空の左利き男性、ジョン・メイソン・ スミスのシグネイチャーレーベルとして誕生した〈ジョンメイソンスミス〉から。肉厚で重みのある生地が醸すゆったりとした風合いが、かなり自分好みでした。無難にブラックか軽やかにベージュを選ぶか、まだ迷ってます。
各¥32,000+TAX

HEMT PR
03-6721-0882
www.johnmasonsmith.tokyo

Dr.Martens

ドクターマーチンのギリーシューズ

やっとこさ決断。

〈ドクターマーチン〉本国のデザインチームが日本の古着屋で見つけたことをきっかけに、新定番として数年前より発売されるようになったギリーシューズ。どこかゴシックなルックスに惹かれ、1年半近悩んだ末に先日やっとこさ購入。記憶を辿って数えてみたところ、古着も含めると人生で記念すべき10足目のマーチンでした。さて、〈ドクターマーチン〉はこちらのニュースで紹介している通り、12ヶ月連続でコラボモデルを発表していくという何とも胸アツなプロジェクトが進行中。〈ア ベイシング エイプ®〉、〈ラフシモンズ〉と現在発表されていますが、次にどのブランドとのコラボが飛び出るのか、個人的に楽しみでなりません。
¥23,000+TAX

ドクターマーチン・エアウエア ジャパン
www.johnmasonsmith.tokyo

Andersson Bell

アンダーソン ベルのブルゾン

日本で人気が爆発する前に。

韓国のモデル、アーティストを起点に人気を博した韓国発のブランド〈アンダーソンベル〉。ここだけを切り取ると、いかにもSNS時代の若者文化な感じがあって、自分には無縁のブランドかな? と思っていたのですが、実物をみてみたらびっくり。しっかりとした生地感、細やかな縫製、シルエットなど「こんな価格で売っちゃっていいの?」 という驚きがプロダクトすべてにありました。ちなみにこの〈アンダーソンベル〉、現在日本ではオンラインショップが一番多く展開しています。日本のセレクトショップで本格展開する前にチェックしておきましょう。
¥43,000+TAX

HEMT PR
03-6721-0882
en.anderssonbell.com

Né-net inspired by TWIN PEAKS

ネ・ネットのツインピークスコラボアイテム

数少ないマーチャンダイズ。

1991 年から1992 年に放映されたデヴィッド・リンチ監督のテレビドラマ『ツイン・ピークス』。2017 年に「25 年ぶり」に新シーズンが放映されたことで、 世間が熱を帯び、自分も後追いしたその一人でした。さて、この『ツイン・ピークス』ですが、マーチャンダイズがやたらと少ない。そしたら〈ネ・ネット〉からコラボアイテムが発売されていて、久々に食いついてしまいました。劇中で重要な呪文として登場し、映画版のタイトルになったセリフ「Fire walk with me」、そして話のカギを握るアイコニックな登場人物、丸太おばさんが描かれたスエットが何ともキャッチーだったのでセレクトしました。他にもマグカップやバンダナが発売されているので、気になった方は HPをチェックしてみてください。
左:¥7,000+TAX、右:¥10,000+TAX

ネ・ネット
ne-net.netn

木村圭佑

たこ焼き屋の3回ひねり。

会社の近くに、夜遅くまでやっているたこ焼き屋さんがあります。駅から遠いのに、夜12時をまわってもにぎわってて。ここへ行くといつも、3回ひねりくらいした強烈な先輩たちに出会えるんですけど、その度に、自分にはひねりが足りないことを痛感しています。

EuroSCHIRM

ユーロシルムの傘

うしろ側も濡れません。

外出時は手に何も持ちたくない。でも、雨の日はどうしたって傘で手が塞がれる。しかもビニール傘だから、いつもバックパックと足もとがずぶ濡れなんです。太ってきたからか、体がおさまってないのかな…。電車のなかでも傘を片手に持って、もう一方で吊り革を持って。あの時間が本当にストレスで…。それらすべてをクリアにしてくれるのが〈ユーロシルム〉の傘です。まず、ストラップが付いているから肩に背負えます。さらにバックパックにも装着できる。それもそのはず、この傘は本来、バックパッキング用なんですね。加えて、傘を開くと後部のキャノピー部分が自動的に伸び、バックパックと背中の間のスペースに雨が入らないよう守ってくれます。街使いとしても、抜群の威力を発揮してくれます。もちろんつくりは丈夫。同じ思いの人もいると思いますが、これはおすすめ。
ネイビー¥7,800+TAX、シルバーメタリック¥8,800+TAX

エイアンドエフ
www.aandfstore.com

BLUE LUG

ブルーラグのバッグ

オリジナルもさすがです。

先輩の編集が自転車を修理中。こだわりまくった結果、なかなかな修理代になるらしい。どこに修理をお願いしたかとたずねると「ブルーラグだ」と。一方、よく仕事をお願いするライターさん。いい感じのバッグを持っていたので、どこで買ったかをたずねると「ブルーラグだ」と。最近「ブルーラグ」づいているみたいです。で、「ブルーラグ」の幡ヶ谷店には地元の先輩がいて、彼に自転車を見せたときに「ダサっ」と。「ファッションの編集でそれはないね(苦笑)」と。たしかに、もう10年以上も乗っているし、フレームもステッカーだらけ(9割はフイナムステッカー)だし、サビだらけ。そろそろ買い替えのタイミングだなとは思いつつ、まずはオリジナルのバッグからお願いしました。自転車乗りが考えた自転車用のバッグは、とにかく軽くて丈夫。加えて内外にポケットがついていて、PCスリーブもあり。オリジナルもさすがです。
¥17,800+TAX

ブルーラグ
store.bluelug.com

H BEAUTY&YOUTH

エイチ ビューティ&ユースのベスト

春だしね。

何も考えないでいると、どうしても黒くなっていいくコーディネート。もうそろそろ春だし、鮮やかな色も織り交ぜていかなきゃなと思う次第です。黒に頼るのは冬だけにしたい! さて、昔はセレクトショップのオリジナルものを敬遠しがちだったんですけど、最近はどこのセレクトショップでも「おっ」となるものが増えてきました。このベストは、「ユナイテッドアローズ」の展示会でひときわ輝いていた「エイチ ビューティ&ユース」のもの。発色が非常にいい。表地はコーデュラナイロンだから強度も高い。身幅とアームホールも広めの設計。ショーツとかにも合いそうです。ダフッと着れる感じも好き。
¥35,000+TAX

ユナイテッドアローズ
www.united-arrows.co.jp

WEWILL × MUMGROUND

ウィーウィル × マムグラウンドのバッグ

時代的にこんな感じ。

カバンがいつもスカスカです。常に全容量の10分の1すら使っていない状態。きっと、そういう人って結構多いですよね。ポケットにすべて収まるんだけど、なんとなくカバンを背負って出勤する人。先月、フイナムを卒業した先輩編集が「iPhoneが誕生してから、カバンの重さが気になるようになってきたんだよね」という、名言風な言葉を残していました。さて、去年くらいからキテる巾着ですが、品のあるものがないかなーと探していたときに見つけたのがこちら。福薗英貴さんが手がけるブランド〈ウィーウィル〉と、山口県で活動する革作家・菊地香奈さんが主宰する〈マムグラウンド〉のコラボレーション巾着です。サイズが伝わりづらいですが、A6くらいのサイズです。財布、鍵、タバコ、iPhone、Airpodsなんかは余裕で収納可能。一見素朴なんだけど、革の具合やギャザー感がかっこかわいい。これを持ってるだけで、全体が締まって見えそうな。ブラックもあったのですが、そちらはすぐに売り切れとなったそう。
¥42,000+TAX

ウィーウィル
www.wewill.tokyo

黄田駿

私をコートに連れてって。

今年のNBAオールスターゲームは、数年ぶりにワクワクしました。スーパースター、コービーに敬意を払った新フォーマットが採用され、湿っぽさを微塵も感じさせない白熱したゲーム展開。これだからNBAはたまらない! いつか生で観戦したい!

B

BのB’sスエット

Bから始まるあの人、あの顔。

ヴィンテージにどっぷりとハマッていた高校時代。大阪はアメリカ村の古着屋で壁に掛かってたスエットにひと目惚れしました。それは仰々しい赤マフラーを巻き、ふてぶてしい表情を浮かべたベートーベンがプリントされた通称“音楽家スエット”というやつです。「服になってるやん」と衝撃的な出合いを果たしたわけですが、その衝撃再びです。この一着をつくったのは、〈ホームレステイラー〉のブランドロゴも描いたアーティストのapolloさん。ベーブルースを描いて、この偉人&著名人スエットシリーズをつくろうと思ったのがきっかけだそうです。それもB縛りで。現在では、バスキア、ブコウスキー、(ジャイアント)馬場、バードなど、ラインナップは徐々に増えつつあります。イラストのタッチも踏まえ、そんなユル〜いスタンスに心が揺るがされた次第です。
各¥10,800+TAX

apollo333
apollo333.stores.jp

FACCIES

ファッチーズのロングスリーブTシャツ

これぞ、ええ塩梅。

スーファミに明け暮れた小学生の頃、〈ハンテン〉や〈クイックシルバー〉なんかのサーフブランドをよく着ていたなと、ふとノスタルジックな気分に浸ったこのボーダーT。ただ〈ファッチーズ〉が調理すれば、イナタイ雰囲気を和らげピリッとイマドキな味付けになるわけです。ヴィンテージさながらのフェードした表情や表面に裏糸がひびくよう計算されたディテール、大胆にカットされた肘など、ちょうどいいスパイス使いが深みを出しています。デザインはこれくらいがいいんです。ジャスミン茶が出てくる円卓中華より、カウンターの街中華的な。わかりますかね、この感覚? それはさておき、夏場にはグラサン&ショーツを合わせて、いかにも悪ガキっぽく着てみたい。
各¥15,000+TAX

FACCIES
03-5464-9321
www.faccies.com

AIRINUM

エリナムのアーバンエアー2.0

マスク界の最終兵器。

猛威を振るうコロナウイルス。すし詰め状態の満員電車に、毎日恐れをなしています。しかし、これくらい臆病な方がいいのです。転ばぬ先の杖。石橋を叩いて渡る。備えあれば憂いなし。先人達は素晴らしい言葉を残してくれています。そこでストックしておきたいのが、スウェーデン生まれのこのマスク。世界最先端のフィルター研究所でテストを重ねた5層の高性能フィルターを備えているため、花粉やPM2.5はおろか、細菌やウイルスもシャットアウト。フロントのバルブも、スチームパンク感があってそそられる…! 2月はじめに「MoMAデザインストア」で販売した際は即完売。3月末から再販売を予定しているそうなので、ぜひともお早めに。降りかかる火の粉は、引火する前に振り払うのが定石です!
マスク2.0 ¥7,200+TAX、フィルター2.0 ¥2,000+TAX

MoMA Design Store
www.momastore.jp

Marshall

マーシャルのストックウェルⅡ

憧れの逸品がポータブルスピーカーに。

「照明選びで部屋は劇的に変わる」。誰が言ったか知らないが、なんか知っているインテリアのイロハ。異論はなく大いにうなずくわけですが、こうも思います。「音響選びで部屋は刺激的になる」と。そうです、のんべんだらりと過ごす日常に、めまぐるしいほどの変化を求めてのチョイスです。ルックスは、名ばかりのバンド活動をしていた頃に憧れた〈マーシャル〉のアンプそのまんま。そんなインテリア映えする逸品が持ち運びできるサイズになったとあっては喉から手が出ないわけはありません。しかも、最大約20時間の連続再生できるそうで、防塵防滴仕様対応のためアウトドアシーンでも活躍することでしょう。花見や夏フェス、花火にキャンプとSHISHAMOが曲にしそうなイベントのお誘いもお待ちしています。
¥29,800+TAX

モノとオト
www.momastore.jp

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