Recipe 4. 鮭のちゃんちゃん焼き(所要時間:9分)


材料
鮭(刺身用) 250g
長ねぎ汁 1個
野菜ミックス 1袋
青ネギスライス 適量
ごま油 適量
みりん 適量
まさかのレトルト味噌汁使いで本格ちゃんちゃん焼き。
開始と同時にカップの味噌汁を作り始める千秋さん。それはさすがに料理とは言えないんじゃ……と思いきや、そこにお湯ではなく、みりんを投入して混ぜ混ぜ。味噌はかさばるので、カップ味噌汁の小分けされた出汁味噌を使うと便利なのだ。

カップの味噌汁なら、このなかで調味液もつくれるから一石二鳥!

生でも食べられる鮭の場合、皮の処理もしなくていいし、火が通ってなくても食べられるからおすすめ。
ごま油をひいたスキレットをバーナーで十分に熱したら、野菜ミックスを炒める。野菜が少ししんなりしたら鮭(刺身用)を投入して両面を軽く焼く。そして先ほどのみりん味噌を入れて、蓋をして2分ほど蒸し焼きにすればあつあつのちゃんちゃん焼きが完成。おーい、だれか日本酒持ってきてくれ。
Recipe 5. カルビクッパ(所要時間:10分)


材料
牛モモ切り落とし 100g
ニラ野菜炒め用ミックス 1/2袋
キムチ 適量
キムチ鍋の素 適量
サトウのごはん 1パック
きざみニンニク 適量
青ネギスライス 適量
寒い時期にもうれしい辛い系鍋。
鍋にキムチ鍋の素と水、キムチ、野菜、きざみニンニクを入れて、蓋をして火にかける。沸騰したら鍋の中にサトウのご飯をそのままドスン。

野菜ミックスはニラ入りがベター。にんにくは遠慮なく投入するほうが旨味も倍増する。


ここまでくれば、あとは卵を落とし入れるだけ。
さらに牛肉を加えて混ぜながら煮込んでいく。牛肉に火が通ったら、生卵を落として蓋をしてちょっと待てば完成。腹も膨れて暖もとれる、冬キャンプにもピッタリな激辛鍋。このとき、調理に使っている〈ソトレシピプロダクツ〉の「シェラどんぶり」は、鍋にもなるしその名の通りどんぶり形状なので、そのまま食器として使える。千秋さん考案のスグレモノなのだ。
コンビニの棚を眺めながらレシピを考案する。
今回のレシピは、千秋さんが撮影前日にコンビニへ行き、即席で考えたレシピがいくつかある。毎度、商品が並んでいる棚を眺めながら、いろんな具材を頭のなかで混ぜてみて、思いを巡らしているのだ。

「そのシミュレーションの時間が楽しいんですよね。できた料理がおいしければなおさら。でもひとつ注意が必要で、初心者のひとがそれをやろうとすると、スーパーとかコンビニに長時間居座ることになってしまいます。せっかくのキャンプの時間が短くなってしまうから、最初は誰かのレシピを真似するのがいいと思います」
レシピを考えるときは、時間の短縮も念頭に置いているとのこと。
「にんにくとしょうがも、その場で切ったほうがフレッシュですけど、時間もかかって洗い物も出ます。そこで、ちょっとでも楽できるものないかなと考えてたどり着いたのが瓶に入ったタイプのものでした。そんな感じで、省ける工程はできるだけ省く。すると、料理にかかっていた時間をほかのことに費やせるわけです。手を抜けるところは手を抜くのが、アウトドア料理の秘訣だったりもしますよね」
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