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BACK TO BAG vol.1クリエイターに聞く、デイリーバッグの選び方。
MONTHLY JOURNAL OCT.2020

BACK TO BAG vol.1
クリエイターに聞く、デイリーバッグの選び方。

物を運ぶというだけでなく、ファッションアイテムの1つとして捉えられているバッグ。特に仕事用として毎日使うバッグは、服との組み合わせや、訪れる場所、運ぶ物によって、そのひとのライフスタイルを写す鏡のような存在でもあります。では、移動が多いクリエイター達は、デイリーに使うバッグをどのように選んでいるのか。異なる職種のクリエイター5名にその基準を聞いてきました。個性あふれるそれぞれの意見は、休日用バッグの参考にもどうぞ。

Creator 03 小見山 峻_写真家

PROFILE

小見山 峻

神奈川県出身。慶応義塾大学経済学部卒業後、2014年からフォトグラファーとして活動を開始。2018年には〈JWアンダーソン〉による新進フォトグラファー発掘を目的としたキャンペーン「YOUR PICTURE / OUR FUTURE」で、日本人で唯一ファイナリストに選出された。ファッションや音楽分野の撮影を数多く手掛けている。

自分の足を使って撮影するときの
相棒

Nikon × MILLET カメラリュック

ー このカメラバッグはいつ頃、手に入れたんですか?

約半年前ですね。過去モデルのユーズドアイテムなんですが、デザイン性が気に入って探し出したんです。自分のファッションスタイルに合わせやすいバックパックですし、やはり「ニコン(Nikon)」のカメラを愛用している自分にとっては、この〈ミレー(MILLET)〉のコラボバッグは嬉しいものでした。

ー どうしてこのバッグに行き着いたのでしょう。

以前はカメラバッグメーカーがつくるカメラバッグを使っていた時期もあるのですが、やっぱりバッグもファッションアイテムの1つじゃないですか。そう考えると、より自分らしいものを背負いたいという気持ちがあって、このバッグを選んだんです。

上部を開けるとメインコンパートメント。一眼レフ1台とレンズ、コンパクトカメラが収納されている。

サブコンパートメントは2つ。
ロゴのある中段にはフィルムを、下段もカメラが入れられるようになっているが、この日はコードなどを収納。

ちょっとした散歩にいくときはカタディアンタグが付いた〈エルエルビーン〉のウエストポーチを肩がけで。

ー 撮影では常に使用されているんですか?

いえ、これは自分1人で移動しなくてはいけない撮影のときに重宝するんです。撮影クルー全員でロケバスを使用して回る際やスタジオ撮影の場合は、できるだけ多くの機材を車に積み込んでいますね。

ー ということは、近場のロケでの撮影とかでしょうか。

そうですね。自分の足を使ってロケ撮影をする際には、このバッグパックがとても使いやすいんです。カメラが2、3台入るようにコンパートメントが細かく分かれているし、取り出し口が多いのも気に入っていますね。

ー もう1つ小さなバッグをお持ちいただきましたが、こちらはどのようなときに使っているのでしょう。

これはいただきもので〈エルエルビーン(L.L.Bean)〉のヴィンテージものです。このバッグは本当にちょっとした散歩や街歩きにカメラを持っていく際に使います。コンパクトカメラ1台とフィルムが入るくらいのサイズ感が調子良いんです。

ー カメラバッグを選ぶ上で重視することはありますか?

デザイン性以外の点で言えば、タフであるということ。これはバックパックだけではなく洋服やカメラにも言えることなんですが、壊れにくいことを前提に選ぶことが多いです。〈ニコン〉のカメラを使用しているのは、実はそんな理由もあるんですよ。

小見山さんにおすすめしたいバッグ

〈マックパック〉コルークラシック[H51.5×W28×D18cm]¥22,000 in TAX
(ゴールドウイン カスタマーサービスセンター .0120-307-560)

丈夫さとスタイルの両方を重視する小見山さんは、カメラバッグ以外を選択し、カメラ用のクッションを入れるのもありなのでは。ポリエステルとオーガニックコットンを混紡し、ワックスで耐水性を高めた〈マックパック(macpac)〉の独自素材「エコ アズテック」をしたバックパックは、コーティング剥がれなどの経年劣化の心配性もなく、長く使うことができます。センターポケットからメインコンパートメントにアクセスできるなど、使い勝手も抜群です。

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