燃えあがる火に身をゆだねて。
すっかり日も暮れ、このキャンプも終盤。フィナーレを華々しく飾るのは焚き火です。初心者でも簡単に扱えるよう設計されている焚き火台を使用。太い薪を入れれば、3人が余裕で暖を取れるくらいの火力を発揮してくれますよ。
燃える火を見ると必ずしたくなるのが…そう、マシュマロ焼き! アメリカ規格の大きなマシュマロを串に刺して火にかざしましょう。もう片方の手には受け皿代わりのビスケットを用意。
「まだかな?」「もういいんじゃない?」とひと盛りあがりしたところで、みんなでパクッ。表面はこんがり、中からはとろ〜り甘いマシュマロが溶けだして、頬っぺたが落ちるほどの幸福感。ディナーを締めくくるにふさわしい、キャンプらしいデザートをいただいたのでした。
艶やかな東京で暮らすひとびとにこそ体験してほしいキャンプがある。自粛も相まり、窮屈になっていた身も心も、自然のそばに身を置く、火を囲んで眺める、そんなシンプルなことで開放されたりするものです。普段おざなりにしていたことに、キャンプを介して向き合ってみてもいいかもしれません。