SIDE-A
1994年生まれ。一昨年、同社に新卒入社をし、その後新宿ルミネエスト店、原宿本店で働いたのち、パルコ店に異動、新卒1年目にして同店の店長に抜擢される。数字に重きを置いた方針や海外への目配りなど、論理的なお店づくりで会社を引っ張っている。
Instagram：@shuhey_koike
STUDIOUS × CULLNI タイロッケン ジャケット ¥45,000+TAX
STUDIOUS × CULLNI ベルテッド スラックス ¥28,000+TAX
SIDE-B サンタマリアノヴェッラで贈りものを見つける。
ー 一昨年、新卒入社をされて、同年11月にはパルコ店の店長に就任。華々しいですね。
小池：最初に配属されたふたつの店舗での売り上げとかもありますが、蓋を開けてみると、パルコ店はインバウンドの売り上げを目標にしていて、ぼくは大学のときに海外経験を2年くらいしていてインバウンド対応もできるからという理由で選ばれたみたいです。
ー 海外に行くきっかけを教えてください。
小池：正直、海外に憧れとかが一切なくて、単純に世界が見たかったからでした。ファッションを学びたいとかではなく、経済や政治の発展においては、アメリカが世界でいちばんだと思っていたのでアメリカに行きましたね。
贈り物を探しにくることが多いそう。最近は異動になったスタッフにバスソルトをプレゼント。自身はアーモンドの香りのする石鹸を愛用中。
小池：でもいちばん好きな国は日本です。20数カ国まわってやっぱり日本がいいなと思ったので、戻ってきて就職しました。何より“人間”がいい。ひとりひとり個性を大事にしている気がします。ほんの10分くらいの外出でも、ある程度見た目を気にするし、流行りはあるけれど全員一緒ではない。髪の毛にも洋服にも、メンズは世界でトップクラスでお金をかけている。そういう個性を大事にするところと、それからやっぱりごはんがいいですよね（笑）。
ー 日本にたくさんブランドやショップがあるなかで、なぜ〈ステュディオス〉だったのでしょう？
小池：せっかく世界を見てきたから、日本の良さを世界に広めたいなと思っていて、本当は車でも食でもよかったんですが、うちの会社が日本製のものを多く扱っていたこともあり、この会社に入りました。
洋服が好きというよりもファッションが好きで。とにかく自分かっこつけで、かっこよくなれれば何でもよくて、小5くらいからその願望はありました。モテたいっていう下心も多少はあったと思うんですけど、男はかっこよくないとダメだと父親に教えられてきたので、それが染みついてますね。
ー どんなお父さんなんですか？
小池：父は〈ジョルジオ・アルマーニ〉で働いていて、そこでモデルをやったりしていたり、いまだにスーツをばちっと着てます。かっこよくいることの意味みたいなのを常に言ってる親父で、小学校からその教育を受けていたので、かっこつけるのが当たり前みたいになってます。洋服だけでつくる表層的なかっこよさは、いちばんかっこよくないと思っていて、内面も含めてすべてがファッションですよね。それも結局は表に出るので。
ー なるほど。
小池：1年目で結果出して店長になるっていうのも、店長やりたいからじゃなくて、かっこいいって言われたいから。シンプルに1年目で店長やってた、って言ったらかっこよくないですか？（笑）。
ー かっこいいです（笑）。
ー 仕事とプライベート、それぞれ今年の抱負はありますか？
小池：店の目標は、パルコの櫓の中で、日本のメンズブランド売り上げでいちばんを取りたいですね。プライベートは…店舗の目標がぼく個人の目標ですかね！ 人生すべて仕事だと思っているので。
ー 最後に、2020年に小池さんのまわりで起こったニュースはありますか？
小池：母親がうちの実家の1階をぶち壊して、カフェをオープンさせたことです（笑）。うちに帰ったらそうなっててびっくりしました。母もぶっ飛んでるんで。自分の予想をはるかに超えてましたね。お店は埼玉にあって、「月珈琲」という名前なんですが、内装や外装も実家と思えぬほどこだわっていて、けっこうちゃんとしてるんですよ。
ー インスタグラムまであるんですね。こちらのお店の動向も、これから楽しみにしてます！
STUDIOUS
場所：渋谷PARCO
電話：03-6416-9909
Santa Maria Novella
場所：渋谷PARCO
電話：03-5422-3933
