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テクニクスが繋ぐ、ヒト オト 暮らし。 MURO
Life with Technics.

テクニクスが繋ぐ、ヒト オト 暮らし。
MURO

音楽好きなら誰もが知っているKing Of Diggin’ことMUROさん。長年に渡ってレコードをディグり続け、文字通りターンテーブルとともに生活するアーティストにとって、〈テクニクス(Technics)〉はどんな存在なのだろう。音を繋ぐように、90年代のカルチャーを現代へと繋ぐMUROさんと一緒にレコードショップを訪れ、その魅力を聞いてきました。

PROFILE

MURO

King Of Diggin’の名で知られるDJ、MC、プロデューサー。国内シーンを代表するDJのDJ NORIとのDJユニットCAPTAIN VINYLとしても活躍。同名義のWEBショップも運営している。2020年からはブランド〈レコグナイズド(RECOGNIZE)〉のデザイナーとしても活動中。

街のレコード屋さんを応援したい。

ー 今日はレコードカルチャーの魅力をMUROさんにお伺いしたいのですが。最近もレコードをディグってますか?

MURO:ぼくの場合は夢遊病のように、毎日あっちこっち行っちゃっています(笑)。いつも乗っている三輪バイクで西は吉祥寺、東は神保町辺りまで回っているんですけど、もうキリがないぐらいです。

ー 今日はレコードショップで、1万円ぐらいの予算でディグって欲しいと思うのですが、普段よく行くのはどんなお店なんでしょう?

MURO:「ディスクユニオン」や「HMVレコードショップ」みたいな大型店は、いろんな所に店舗があるのでつい寄っちゃいますね。でも、ぼくはなるべく街のレコード屋さんを応援したいって気持ちもあって。昔ながらでやっている、お店に立ち寄ることも多いんです。

ー どんなお店に行かれるんですか?

MURO:たとえば、宇田川町でショップをしていたときは近所にあって、いまは「ミヤシタパーク」に入っている「フェイス レコード」とか、同ショップで働いていたスタッフさんが運営されている「エラ レコード」などですね。渋谷区宇田川町にルーツがある人のいるショップはやっぱり応援したいなって思っちゃいます(笑)。自分が育ってきた場所ですし、昔からいろんな音楽を教えてもらっていますから。

ー 今日はMUROさんのご指名で渋谷にある「ココアイル・ ミュージック・マーケット」にお邪魔しました。

MURO:ここはレゲエとハワイアンの専門店なんですよ。ラバーズロックから土っぽいルーツレゲエまで幅広く取り揃えていて、レゲエでわからないレコードがあるときはすぐ問い合わせています。

ー 目的や気分によって、訪れるショップも変わるんでしょうね。

MURO:そうですね。たとえば、先ほど話した「エラ レコード」は、下北沢と幡ヶ谷の2店舗でやっていて、オールジャンルの取り扱いですし。セールの日にいろんなレコードがバーっと並ぶので、そこで掘り出し物を見つけるのも楽しみだったりします。「フェイス レコード」もオールジャンルですね。あのショップはN.Y.にも出店していて、海外に向けて日本のレコードを発信する活動もしていて、すごくいいなと感じています。「ジェットセット」とかもいいですよね。

ー いまはネットで情報も簡単に手に入りますが、探しにいくときはリストなどをあらかじめつくっていますか?

MURO:以前はそういうこともしていましたね。ウォントリストをつくって、財布がパンパンになるぐらいに詰め込んで。昔、デヴラージ(DEV LARGE)と、いつも電話帳みたいな細かさで書いたリストを見せ合っていたんですよ。

ー そんな時代があったんですね…!

MURO:彼が海外に住んでいる頃ですね。ぼくが向こうに行ったときにリストを交換して、お互いの欲しいレコードを買い集めてはトレードしていました。90年代の一時期はほぼ毎月行って、そんな生活を続けていましたね。

INFORMATION

Technics

jp.technics.com
Instagram:@technics_jp

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