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テクニクスが繋ぐ、ヒト オト 暮らし。 MURO
Life with Technics.

テクニクスが繋ぐ、ヒト オト 暮らし。
MURO

音楽好きなら誰もが知っているKing Of Diggin’ことMUROさん。長年に渡ってレコードをディグり続け、文字通りターンテーブルとともに生活するアーティストにとって、〈テクニクス(Technics)〉はどんな存在なのだろう。音を繋ぐように、90年代のカルチャーを現代へと繋ぐMUROさんと一緒にレコードショップを訪れ、その魅力を聞いてきました。

レコードから手招きされるようになる。

ー 30分を予定していましたが、ものの10分でお買い物を終えました。途中、店長さんとすごく盛り上がっていましたね。一点高額なレコードもあったのですが(笑)。

MURO:長い間ディグしていると、探しているレコードから呼ばれるようになるんですよ。『あのレコード屋に行きなよ』みたいな感覚で(笑)。

ー 今日はそんな日だったんですかね? レコードに呼ばれるというのは?

MURO:昨日、グレン・リックス(Glenn Riccs)というアーティストの12インチのリイシュー盤が発売されて買ったんですよね。レーベルさえも見たことなかったんですが、それがすごいよくて。何枚リリースしているんだろう、オリジナル盤には絶対出会えないんだろうなって、昨日の寝る前にも聴いて来たんです。そうしたらさっき、店長が「昨日、入った3枚です」って渡してくれたなかに、そのオリジナルの7インチがあったんです。もう、びっくりしちゃいましたよね。

取材中にMUROさんが購入したレコード。左上から時計回りに Glenn Riccs『I’ve Been Waiting For You』、Christopher Ellis『Frame Against The Wind / Still Go a Dance 』、Richie Phoe『Baby I Love You So / Baby I Dub You So』の3枚。こちらから視聴可能です。

ー そんな偶然があったとは!

MURO:まさに、こういうことなんだよ! っていうのが撮影中に起きたわけです(笑)。不思議なんですけど、こういうことが稀にあるんですよ。レコードに手招きされるように。

ー まさにKing Of Diggin’ですね(笑)。ほかの2枚はいかがですか?

MURO:クリストファー・エリス(Christopher Ellis)とリッチー・ヒュー(Richie Phoe)の2枚は新譜のレゲエですね。なかなか現行のレゲエを仕入れているショップは少なくて、取り扱いのある「ココアイル」か新宿の「ダブストア・レコード」によく探しに行っています。

ー 最近はレゲエのレコードを買われることが多いんですか?

MURO:これぐらいの時期から急激に買い集めますね。季節柄なのかもしれないですが、耳が欲しがるようになるんですよ。頭のどこかに選盤しないとって感覚があって、夏寄りの音楽は春先から聴き始めるっていうのが習慣になっちゃっています。

ー 四季を先取りするとは、レコードとともに暮らすMUROさんならではの習慣を垣間見た気がします。お店の方とのコミュニケーションも大事そうですね。

MURO:でも、店員さんから「これは知らないでしょ?」みたいに挑戦されるときもあるんですよ。特に90年代の大阪は多くて、ぼくも負けたときがありましたね(笑)。聞くと詳しく説明してくれたりして、相手も喜んでくれるんです。ディグはそれの繰り返しですね。

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