ランニングの楽しみ方の可能性を広げたい。
ー 「COMMON LANDSCAPE」をはじめる前は、走ってなかったんですよね。はじめはどれくらいの距離からスタートしたんですか?
岡本:3キロが限界でした(笑)。全然楽しくなかったし、ランニングを選択したことを後悔したこともあったくらいです。そこから1年くらいはとにかく気合いでがんばって、2年目からだんだん楽しくなってきましたね。



〈New Balance〉NB Essentials Field Day スウェットショーツ ¥4,950(税込)
ー 楽しくなったきっかけはあるんですか?
岡本:走り方やフォームなどを研究したり、あとはファッションが好きだから、ウェアやシューズについても見た目と機能に関して自分なりに考察したりして。ただ、ぼくたちはアスリートじゃなくて、あくまでも遊びの一環として走っていて、いかに楽しく走るかが鍵なんですよね。そういう意味では、化繊のウェアよりもやっぱりコットンのほうが風合いがかっこいいし好きだということで、綿のTシャツを着て走ってます。
ー でも、走りにくくないですか? 汗で濡れたウェアがペタペタと肌にまとわりついたりして。
岡本:最初はストレスでしたけど、だんだんそれにも慣れてきて、いまはまったく気にならないですね。逆にまとわりつくのが気持ちよくなってきました。


ー アスリート志向ではなく、あくまで楽しく走ることが大事であると。
岡本:走る楽しさは自己満足をどれだけ楽しめられるかだと思うんです。楽しみ方の可能性を広げたい。そういう気持ちが強いですね。
ー いまはどれくらいのペースで走っていますか?
岡本:コロナによってグループランをすることができなくなって、いまはそれぞれ個人で走ってます。ぼくは月間で50~70キロほどですね。100キロ以上いくと仕事に支障がでるので(笑)、そうならないようにキープしています。


ー シューズのこだわりはありますか?
岡本:いろんなブランドのシューズを試していますね。試しながら、発見をしたいという気持ちが強いので。
ー 〈ニューバランス〉を履いて走ったことは?
岡本:ありますよ。「2002R」というモデルで、日常履きとして買ったんですけど、試しに走ってみたらすごくよかったですね。ファッションとしてはもちろんだけど、ランニングシューズとしても優秀だなと。

ー 今回履いていただいた「FuelCell PRISM v2」はどうですか?
岡本:グリップ力と反発力のバランスがちょうどいいですね。かなり走り込んでいて、スピード重視のランナーには少しクッションが柔らかすぎるかもしれませんが、1キロ5~5分半くらいで走るぼくくらいのランナーに適しているのかなと。
ー 仰る通り、このシューズはエントリーから中級くらいのランナー向けで、着地の安定感とスピードの出しやすさが魅力のアイテムです。
岡本:まさにそうだと思います。〈ニューバランス〉って、ぼくのなかではファッションの印象が強かったんですけど、そのイメージを良い意味で裏切られました。



岡本:ぼくは体幹が強いほうではないので、安定感があるのはうれしいですね。最近はフォアフットといって、前傾で走るために爪先のほうが反り上がっているシューズが多いんです。でもそうしたシューズは体幹がきちんとしてないと、体がブレて走りにくい。着地したときのケガにも繋がりやすくなります。だけど、このシューズは着地の安定感が強いので、体幹がそこまで鍛えられていないぼくでも安心してスピードを出しやすいというか。他のシューズブランドのアイテムよりウイズ(幅)がすこし広いのも、そうした安定感を生み出している要因なのかなと思います。
ー デザインに関してはどうでしょう?
岡本:色使いがぼくは好きですね。レイカーズカラー、好きなんですよ。どこか90年代っぽさもあって、いいと思います。
