Lambda’s Collection

ラムダ:だね。で、そんな話も間に挟みつつ、俺が提案するサンドスエードのシューズを。アメリカでくくってみました。〈オールデン〉に〈ティンバー〉、〈レッド・ウイング〉、〈チペワ〉。
藤井:〈オールデン〉はどう合わせるの? 夏しか履かない?
ALDEN PENNY LOAFER
「“見えないソックス”が微妙に見えてるのが嫌いなの」(ラムダ)

ラムダ:基本、夏かな。ルーズソックスと合わせながら。今日は〈パラブーツ〉を履いてるけど、これだとボリュームがあるからもうちょっとポップな印象になる。〈オールデン〉のローファーはコバも出てないから、エレガントになるの。だから気取りたい日は〈オールデン〉で、雨の日とかは〈パラ〉を履いてる。
藤井:長ズボンでは履かない?
ラムダ:長ズボンだとバランスが取れないんだよね。
藤井:今日みたいなくしゃくしゃのソックスが多いんだ?
ラムダ:くしゃくしゃソックスに逃げてるね(笑)。スタイリングするならくるぶし丈くらいで裾幅18、19センチくらいのダブルで裾上げしたグレー系のスラックスとかで、白のホーズソックスとか合わせて……インナーは、どうかなあ。ウォッシャブルのボタンダウンとか、ニットタイとかでも良いかも。その上でラフに履いた方がカッコいいのかなと思ってる。

土井地:ショーツでこういうのを履く人って素足のことも多いじゃない?そういう人にはショーツとソックスで合わせるってハードル高い感じもするけど。ソックスでさらっと合わせる方がオススメ?
ラムダ:長パンの時はそうだね。あと、“見えないソックス”が微妙に見えてるのが嫌いなのよ。嫌じゃない?
藤井:俺も嫌だ。男らしくないよね。
ラムダ:でしょ? だったら素足で履いた方が良い。
藤井:あれ履いてる人って、見せなきゃいけないと思ってると思うんだよね。同じソックスでも、本当に見えないやつもあるじゃない? そうじゃなくて5ミリくらい見えてるのは、多分見せてんじゃないのかなって。
ラムダ:いやぁ、あれは無いでしょ。石田純一さんに怒られちゃうよ。
藤井:指とかかとだけのソックスがあるじゃん。あれだったら良いよね。
ラムダ:良いよね。タイツみたいな素材のヤツ。
土井地:確かにショーツには良いかもね。ラムダはこういうの、ソールにラバー貼ったりはしない? そのまま履いちゃう?
ラムダ:物によっては貼るけど、これはオイルドのレザーソールだからあんまり気にしないで履いてる。本当にスリッパ感覚。でも品がいいよね。

ー ちなみにラストは何ですか?
ラムダ:もう忘れちゃったな……。どこに書いてあったっけ?
土井地:サイズはあるけどラストは書いてないと思う。でも細めだね。
藤井:そういうの知っちゃうと知っちゃうとでね。
土井地:履き方はこうじゃないとダメ! とか色々考えちゃうもんね。
ラムダ:ある程度ルールを守ることも大事だと思うんだけど、それよりは履き心地とか、自分たちがどうコンフォータブルに、自由気ままに履けるかの方が大事だと思う。教科書通りじゃなく、自分ナイズしていったほうがカッコいいなって。この〈オールデン〉はそういう履き方をしてます。
土井地:ルールは自分で決めれば良いよね。