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“プレートの魔術師”ミズノが送り出す 最新ランニングシューズを斬る!
HOUYHNHNM shoes analytics 「MIZUNO WAVE RIDER 25」

“プレートの魔術師”ミズノが送り出す 最新ランニングシューズを斬る!

なぜ、〈ミズノ〉が“プレートの魔術師”と言われるのか? あ、もしかしたら、今はじめて言ったかもしれません(笑)。でも本当なんです! 「ミズノウエーブ」というプレートを搭載したランニングシューズ「ウエーブライダー 1」を1997年に発表以来、現在までバージョンアップを続け2021年には「ウエーブライダー 25」をリリース。そして、この「ミズノウエーブ」は、現在、ランニング以外のシューズに採用されているのです。そう、プレート=「ミズノウエーブ」は〈ミズノ〉シューズの代名詞とも言っても過言ではないのです。

シューズがスムーズさを極めると走りがナチュラルになる。

フィットは全体的にソフトな印象です。トウボックスは広めでアッパーのメッシュがしなやかなので足指を動かしてもストレスは感じません。ミッドフットからヒールにかけては広すぎず、細すぎずで、適度にホールドされます。ミッドフットは前作よりしなやかさがあり、屈曲時のストレスはありません。

まずはヒールストライクを強調して走ってみました。アッパーのヒールカウンターがしっかりしているわりにクッションは柔らかいです。ただし、柔らかかく沈み込みすぎて動きが止まってしまうことがなく、スムーズに荷重を前方に移動してくれます。

接地〜ヒールへの荷重〜ミッドフット、そしてフォアフットへの荷重移動に淀みがなく、かといって強引なサポートでもなく、流れるようなスムーズさには目を見張るものがありました。前作も基本的に同様のフィーリングですが、シューズの端の方に少し硬さある印象だったので「ウエーブライダー25」は、より洗練された仕上がりになっているのが判りました。

次はミッドフットからフォアフットで走ってみました。フォアフットのミッドソールは前作から変更されているので、その性能の差が現れました。前作の方が硬目の印象、「ウエーブライダー25」の方が柔らかいのですが、「ウエーブライダー25」は、柔らかいけれどもしっかりと反発を感じました。ソールの厚さは変わらないのに、より厚みと反発が増したような印象です。

「ウエーブライダー25」で走った印象を一言で表現するならウルトラスムーズです。初心者用のランニングシューズ は補強をしっかりとしているので、足を固めてしまい、動きが滞ってしまうケースが見受けられますが、「ウエーブライダー25」はそんな心配はまったくありません。ですから、もう少しレベルの高いランナーが、ジョグやリカバリーなどのデイリーユースに使用しても決して不満を感じることはないパフォーマンスを持っています。

「ミズノウエーブ」や「ミズノエナジー」はもちろん素晴らしいテクノロジーなのですが、最も感心するのは、最終的に人間の感覚にマッチさせるアレンジなんだな、と感じました。

ウエーブライダー 25 ¥14,850(質量:約275g ドロップ:12mm レベル:サブ5.0-完走)

INFORMATION

〈ミズノ〉お客様相談センター

電話:0120-320-799

〈ミズノ〉ランニング公式サイト

mizuno.jp/running/

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