意味のあるカラーリングだからテンションが上がる。
約190万通りもある「MY G-SHOCK」のバリエーションの中から、見事に自分らしい一本を完成させた中村選手。今回このサービスを体験してみて、どんなことを思ったのか聞いてみました。

「〈G-SHOCK〉の時計ってどれも魅力的だと思うんですけど、既製品のアイテムは人がつくったものだから、自分にとって完璧なものって世界中どこを探してもないと思うんですよ。そうゆう意味でこのサービスは、限りなく100%に近いものをつくれるというか。『ここがこの色だったら、もっといいのに』っていう気持ちを解消してくれますよね」
ひとつ一つをじっくり選ぶのではなく、いろんな色の組み合わせを素早く試しながらさまざまなパーツを手に取って試行錯誤を繰り返す中村選手が印象的だった今回。「めっちゃ迷いましたよ」と笑いながら話す姿には、無邪気な少年らしさも感じます。

「だけど、アレコレと考えるのがすごく楽しかったです。いろいろと組み合わせるうちに、これは何かテーマを決めないと一生迷いそうだなと思って自分にとってゆかりのある色に絞りました。そうすると段々と自分らしい色が見えてきたので、迷ったらそうするのがおすすめですね(笑)。あとは友達と一緒にやるのも楽しそう。いろんなアイデアが出てきて、思いもよらない一本ができあがるかもしれないですし」



実際に仕上がったアイテムを腕に巻いて、それをじっくりと眺める中村選手。地元である京都のカラーである紫と、国際的なスポーツの祭典に出場して芽生えた気持ちを反映させた日の丸カラーの組み合わせは、まさに彼にしか見出せないオンリーワンなカラーリングであると言えるでしょう。
「さっきも話しましたけど、国際的なスポーツの祭典のときは願掛けのつもりで金色の〈G-SHOCK〉をつけていましたけど、いまはそれが一区切りついたので、これからは地元の京都を盛り上げる意味でもこの時計をつけようと思います。ぼくは紫がめちゃくちゃ好きっていうわけでもないんですけど(笑)、やっぱりこの色を身に付けることによって京都を感じるというか、意味のあるカラーリングだからテンションが上がりますね。それにベルトループでさり気なくジャパンカラーがあるところも、これみよがしな感じがしなくて気に入ってます。本当にいい一本ができてよかった」
興奮ののちに終幕を迎えて数ヶ月が経ったいま、その頃のプレッシャーからは解放されて、「また純粋に自転車に乗ることを楽しんでいる」と中村選手は話します。そんな彼のこれからの目標について、最後に聞いてみました。

「まだまだ悔しさは残ってはいますけど、これ以上に悔しい思いをすることってたぶんないと思うんです。だから、そういう意味ではポジティブな考えに切り替わっていますね。これから世界的な大会も控えているので、そこに照準を合わせてきちんといい結果を残したいです。この時計をつけて気持ちを高めながら、がんばります!」