嬉しい想定外! バスの反応は上々。



茂手木:急な冷え込みで、正直あまりいい条件ではありません。さらには雨が降っているので、水温は下がる一方。ですので、朝イチが勝負かと思います。
そんな茂手木さんの言葉に一寸の希望を抱いて、いざ出発! 村山・市川は村松さんと、石井・小松は茂手木さんと乗船しました。村山・市川ペアは、桟橋付近でスタート。


村松:浅瀬にブラックバスが見えていて、エサを狙っている様子。結構大きいサイズで、まずはそれを狙っていきます。
村山:ソウルシャッドと、ASHURA O.S.P Ⅱを投げています。バスが追いかけていて、反応はいいみたい。
市川:ぼくも大きめのミノーとシャッド投げていて、桟橋の先でアタリがありましたよ。条件は良くないけど、今日は楽勝です。とりあえず、ここで釣っときます。
一方、石井・小松ペアは、別の場所へ。


茂手木:ここは浅くて水草が生えているから、水温があまり下がらず、バスが留まっています。水草の上を泳ぐ小魚に見せかけて、ミノーをゆっくり巻いてみましょう。逃げる元気がないと思わせるためにアクションを加えず、ゆっくりただ巻きがいいです。
茂手木さんの狙いどおりに攻めていると……さっそく石井にヒット!


石井:雨も弱まり、いい風が吹いてきたからエサが流れてきて、バスの活性が少し高くなっていると話していたら、ガンッとアタリが! 引きがすごくて、ちょっとうろたえちゃいました。んで取り込んでみたら、まん丸と太いバス! ルアーは〈O.S.P〉のドゥルガ73Fを使いました。サイズは40センチと上々です!
さすが部長! いいサイズを釣り上げました。しばらくするとトラウトを狙う小松にも動きが! ニジマスです!



衝撃の瞬間。うまく取り込めずバラしました。いつもそうなんです、詰めが甘い。そんな落胆する小松を差し置いて、石井がまたッ!


石井:さっきと同じ〈O.S.P〉のドゥルガ73Fの色違いを投げて、釣ったりました!今日はこれがハマっているみたい。でも、次は違うルアーで釣りたいから、今日はもう使いません。さらなる“強い釣り”を目指して!

そんな余裕のコメントも出たところで、同じく余裕の表情だった村山・市川ペアが合流。……あれ? 手ぶらですか?
市川:ルアーを追いかけるのに、バスは違和感を覚えて食ってくれず。それがあまりにも長く続いたから、ぼくらも違和感を覚えて、あの場所を諦めました……。「惜しかったよ!」って話そうと思ったら、その上をいかれちゃいましたね〜。
村山:ミノーとシャッドには反応していたけど、スピナーベイトには一切目もくれず。やっぱり今日はミノーなんですね。
池本:ぼくも、でかいミノーを投げていて。こんな大きさのミノーを使うのは初めてだから、投げる力加減が難しいですね。ルアーは色や大きさでローテーションしています。とりあえず……寒いです。
そんなこんなで、みんな同じ水草エリアで勝負。雨が強まったり弱まったり、風が吹いたり止んだり。寒さと戦いながら、みんな集中しています。




ここで再び……!

またまた石井! 3匹目。今日の竿頭です!
石井:「桟橋付近にバスが溜まっているから投げてみて」、と茂手木さんにアドバイスをもらい、〈キュア(Cure)〉のポークストレートワーム、キュアストレートをノーシンカーで落としてみたら見事にヒット! こいつもネイティブでしょうか。またまたいい感じのサイズです!

石井の連発に一同のテンションが上がるものの、寒さの限界。一旦休憩のため戻りましたが、悔しさのあまり投げ続けるボウズ組。

村山:電話をしながら片手でシャッドを投げてみたら、桟橋の下からバスが4匹出てきました。でも電話しながらだったから、どうしていいか分からず、エイトトラップをやってみたけど、食いつかず。電話が終わって、〈ガンクラフト(GAN CRAFT)〉と〈フラグスタフ〉がコラボしたジョインテッドクローを投げてみたら、船の下から2匹出てきて。でも、バイトまでいたらず。村松さんがメタルバイブで、一本釣りましたよ!