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Shopping Addict 2021 Nov. 〜編集部員のお気に入り〜 後編

Shopping Addict 2021 Nov.
〜編集部員のお気に入り〜 後編

ようやく街がコロナ以前の賑わいを取り戻しつつある中、またまた変異株上陸のニュース。忙しない師走を無事乗り切れるのか、不安が募る今日この頃です。先行きは不透明ですが、そんなときは買い物でリフレッシュを。心を豊かにしてくれる20アイテムをご紹介します。

黄田駿
須藤結理
竹田崇真
柴山英樹
古賀結花
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01 32
黄田駿

地獄が呼んでいる。

Netflix『地獄が呼んでいる』がおもしろかったです。神義論やディストピア、宗教問題とかをごった煮にして、不条理のマウントみたいなそんなドラマ。楳図かずおさんの作品が好きなら多分好き。久しぶりに『わたしは真吾』読みたいなと思いつつ、僕のことを“年末進行”という名の地獄が呼んでいます。

SCHOTT × Steven Alan

ショット×スティーブンアランのピーコート

ハイカラさん。

学生の頃、あこがれにあこがれた10ボタンピーコート。見つかりっこないし、あったとしても買えるような値段じゃない。そんな高嶺の花が、数年越しでぼくの前に現れたのは「スティーブアラン」のショップ。胸元のハンドウォーマーやフラップポケット、その内側に配した補強用のコーデュロイといった細かいディテールなど、ヴィンテージの面影を残しつつ、オーバーサイジングに。加えて、余白のある着心地や緩やかなカーブを描く肩の傾斜、襟を立てたときに首元をすっぽりと覆い尽くす大振りの襟など、そのどれもが大げさすぎない丁度いいアップデート具合。ミドル丈のピーコートなら自転車にも乗れるし、小洒落たビストロに連れてかれたって恥ずかしくない。ブルゾンに足りない上品さとコートでは味わえない快適さ、その双方を抑えたピーコートって素晴らしい。
¥66,000

スティーブンアラン
store.united-arrows.co.jp

CIOTA

シオタのN-2B

生まれ変わったN-2B。

フードが重いし、生地はテカテカ。しかも、着こなしようのないヘンテコなフォルム。それがN-2Bに抱いていた勝手なイメージ。だけど、〈シオタ〉の一着は、そんなネガティブさをきれいさっぱり一掃してくれました。ブランドでおなじみのスビンコットンを用いたナイロンツイル生地は、ほど良くマットな表情に。そのうえ、経年変化にも期待できる。さらに身幅と肩幅にも手を加え、着丈はショートながら、随分とまあ合わせやすく仕上がっています。なんとなく思ったのは、ダックパーカーのあの感じ。スエットのようにラフに着れて、2way仕様のフードや独特な前立てで自由度も高い。武骨さは残して、現代的に着地させる、〈シオタ〉の手腕にもいつも驚かされます。
¥83,600

シオタ
shop.ciota.jp

TEMBEA

テンベアのカシミヤ軍手

軍手界の頂点。

ホームセンターに陳列されてそうな、道端に落っこちてそうな軍手感。というか、まんま軍手がセレクトショップのショーケースに上品に並べられていたから、この上なく違和感がありました。しかも、その軍手はふわっふわ。それもそのはず、素材は繊維の宝石・カシミヤ。そんな出合いを果たしたこいつは、〈テンベア〉でおなじみのGUNTEシリーズの新作です。保湿・保温性に優れているため、着け心地はしっとりしていて、ふんわり柔らか。カシミヤのいいところが味わえるのに、お高くとまった感じにならない。これなら道端に落としっこない。
各¥6,600

テンベア
torso-design.com

MUZEN

ミューゼンのミニブルートゥーススピーカー

こう見えて片手に乗ります。

最近、仲良しこよしなキャンプギアとミリタリーデザインの組み合わせ。見かけるたびに「いいなぁ」と思いつつ、アウトドアな生活を送っていないため、縁遠い存在でした。そんなインドア派のぼくでも、手を出しやすいのがこのポータブルスピーカー。サープラスのようなルックスとタフなメタルボディは、見た目に違わず、頑丈さと耐水性を両立しています。そのうえ、片手に収まるサイズ感で、3種類のフラッシュライト付きと、コンパクトながら機能はてんこ盛り。Bluetoothを介して届けられるサウンドは、実にパワフル。外に繰り出す準備はできた、あとは連れ出してくれる人を探すだけです。
¥10,950

ミューゼン
www.muzenaudio.jp

須藤結理

11月の耳ジャック。

「叶姉妹のファビュラスワールド」、聴きましたか? 芸人さんの深夜ラジオでは到底だせない、ハッピー&ヘブンリーで、想像の遥か上をいく展開だらけで引くほどおもしろいんです。彼女らの武器である美ボディが見えないという状況も歯がゆくて、むしろ聴きごたえ抜群。15回の放送を経て、やっと “ファビュラス” がわかってきました。まだの方は、ぜひ#1だけでもどうぞ。

PACS

パックスのビーニー

隙ありビーニー。

象徴的なマーク、正直苦手です。ドクロとか、陰陽とか。この世のすべての “気” がここに集まってきそうで、背負いきれない気がしちゃうんです。(…と大きなフリをすると嘘くさいかもしれませんが)このビーニーは不思議と平気、むしろ喜んで被りたい。ニット地で、ドットのようなやや粗めのマーク造形がかわいいからだと思うんですが、そういう隙のつくり方が〈パックス〉は上手だなと服を手に取るたびに感心してしまいます。それもそのはず、デザイナーが毎日触れているニッチな古着が基本ソースになっているようで、こまかなギミックに気が効いているうえ、気負わずに着られるものばかり。このビーニーも例に漏れず。個人的にはダウンとかナイロンのコートとか異素材のものと合わせるのが好きかもしれません。よりかわいさが引き立ちそう! そんなこんなで陰陽、ちょっと好きになりました。
各¥8,250

パックス
Instagram:@paletown
※現在売り切れ中で12月中旬に再入荷予定。

DEVELOPMENT BY NOROLL

デベロップメントバイノーロールのジェネラル スエット

安心感と、ほんの珍しさ。

お姉ちゃんの彼氏が着てたら安心しちゃうと思います。これから先、この男にだったらお姉ちゃんを任せてもいいだろうという気になります。そんなスエットです。ちょっとたとえが不親切だったのでここから真面目に書きますが、まず袖を通して感じるのは肉厚なボディ。太い番手の糸を表/裏に使用して、そこからさらにナッピング起毛をかけているそうで、とても滑らかな肌さわり、かつ裏起毛なので保温性も高い。適度なずっしり感が心地いいんです。そして特筆したいのは日本で数少ない、ボーダーを編める編み機を使用した「オリジナルボーダー」だということ。都会的な細ライン、ぐっときます。つまるところ、普通に見えて普通にはつくれないスエットなんですが、冒頭の “お姉ちゃんの彼氏に着ててほしい” っていう意味、共感してもらえました?
各¥26,400

デベロップメントバイノーロール
developmentbynoroll.com
noroll35mm@gmail.com

ROTOTO

ロトトのソックス

面倒臭さをいとわない。

20代後半に差し掛かり、家で靴下を履くことの大切さが本能的にわかるようになってきました。これまでは “若いんだから” という暗示が、私に靴下を履かせなかったとでも言いましょうか。芯からの冷えが後押しとなりプライドを捨てたわけですが、そんな折に出会ったのが〈ロトト〉。奈良県広陵町を中心に生産をしている日本のブランドで、モデルごとに素材や編み方を吟味していて、面倒臭さをいとわない。そんな信念は今シーズンも漏れなく通っていて、この3足をぜひご紹介させてください。左から、希少性が高い “キッドモヘヤ” 、コットンとシルク(表裏で採用)、保温性/除湿性/防臭効果に優れたメリノウール、とそこまでするのかと言うほど、我々の靴下像のさらに上をいくクオリティ。デザインも無理がなく、でもスタイリングにささいなアクセントを入れてくれるのが嬉しいものです。冬の底冷えに適切な靴下を選ぶ、これこそ20代後半、否、 ”大人” というものかもしれません。
左 ¥1,760、中 ¥2,310、右 ¥3,630

ダブルフェイス クルーソックス “シルク&コットン” / シティー ソックス / ブラッシュト モヘヤ  クルーソックス

BIRKENSTOCK

ビルケンシュトックのボストン

あの日会った、ボストンガールたち。

くしゅっとよれたソックスにボストンを履く女子、最近多くないですか? 気のせい? そんな足元に惹かれ、迷わずボストンを買いました。買ったついでにと調べていたら、ブランド創業は1778年と長く、たしかな実力は年輪が証明してくれていました。「ボストン」は言わずもがな1978年に誕生した代表的なモデルのひとつで、このぽてっとした足先とバックルデザイン、足全体を支えるソフトフットベッドが特徴。これまで幾人ものひとがその虜になってきて、いまさらながら私もそのひとりになったわけですが、選んだのはスウェード仕様の一足です。肌なじみがいいので、変に足元だけ主張することなくスタイリングに取り込めます。そして私が買ったのはトープですが、こちらのブラックは今年の新色。靴下はシックに色合わせしても、はずしのカラーを入れてもよさそう。万能選手のポテンシャルありです。ひとまず、記憶のあの子たちをたどって、ソックスとの黄金比を見つけるとします。
¥18,700

ビルケンシュトック・ジャパン カスタマーサービス
0476-50-2626
www.birkenstock.com/jp

竹田崇真

初北海道。

先日、出張で北海道は札幌に行かせていただきました。感想は、ご飯が美味しいの一言。寿司にジンギスカン、味噌ラーメンにザンギまで、どれも期待値の遥か上を超えて行きました。大のいくら好きなので、北海道に移住したい、、、。

Snow Peak

スノーピークのアノラック

親愛なるマンパ。

こういう形の服に目がありません。理由は先月も言っていましたが、やっぱりリアム・ギャラガーの影響。それに首が長めの自分にとっては、襟に高さがある服は、肌を見せる面積が少なくなるし、暖かいしでなんだか安心するんです。なかでも〈スノーピーク〉のこれは理想系。生地はタテ糸にコットン、ヨコ糸にナイロンを使用したお馴染みのマウンテンクロスで、通気性良好ながら、摩耗にも強し。そんな生地に硫化染めを施すことで、スレて色が霞んだような独特の風合いが表現されています。フロントのポケットはマチ付きで大容量、なかにはメッシュポケットまで! 着込むほどに色落ちが楽しめるとだけあって、末長く愛用していきたいものです。
¥63,800

スノーピーク
ec.snowpeak.co.jp/snowpeak/ja

Stüssy

ステューシーのベスト

歌舞く今冬。

今年の冬は、派手なアイテムを着ていこうという所存です。10月ごろ、冬用のアウターとして真っ黄色のマウンテンパーカをゲットしたんですが、それを皮切りに変なスイッチが入りまして。いまクローゼットは、真っ赤なチョアコート、オレンジのアノラックといった具合に、眩しい色合いのアイテムが並んでいます。で、アウターはもう一通りあるので、次なるターゲットは使い勝手のいいベスト。元々冬のインナーとしてライナージャケットを使っていたんですが、中に着込むタイプということもあって、袖部分がごわつくのが懸念点でした。だからベストです。なかでも惹かれたのは〈ステューシー〉の1着。ド派手な柄ですが、これが無地のスエットの上から着てみると想像以上に馴染みまして。この柄で袖まであったら中々難しそうですが、ベストということでちょうどいい塩梅で冬のコーディネートに華を添えてくれます。近年は暖冬でしっかり目のアウターはオーバースペック気味なので、ベストをうまく活用していこうかなと思っています。
¥26,400

ステューシー
stussy.jp

A.P.C.

アー・ペー・セーのデニム

日本限定の新顔。

10月に公開された〈アー・ペー・セー〉の特集記事を担当させていただきました。そのなかで、3人のスタイリストさんに〈アー・ペー・セー〉のデニムについての所感をお聞きして、さらにはセルフコーディネートも披露してもらったのですが、それを見ていて無性にデニムが欲しくなってしまったんです。大定番のアイテムと分かりつつも、これまでなんとなくスルーしていたそれ。勝手にスリムなイメージがあって、自分のスタイルには合わないんだろうなと思っていましたが、日本限定モデルとして今秋登場した「ニュータイユオット」を見て、その考えは180度変わりました。求めていたワイドなストレートシルエット、それでいて〈アー・ペー・セー〉ならではのミニマルさ、上品さがそこははかとなく漂う一本。記念すべき〈アー・ペー・セー〉の初デニムは、君に決めた!
¥25,300

アー・ペー・セー
www.apcjp.com/jpn/

GREGORY

グレゴリーのバッグ

青春の旧ロゴ。

フイナムが製作している〈グレゴリー〉のスペシャルサイト、自分も一部携わらせてもらっています。その中でどんな商品が出ているのか、リサーチがてらウェブサイトを回遊することがあるのですが、そのとき、ふと目に留まったのがこのショルダーバッグでした。惹かれたポイントは、やっぱりロゴ。もちろん現行のものもいいんですが、高校生のときに旧ロゴの「デイパック」を使っていた自分としては、この流線のデザインがもはや青春の記憶。しかもユーズドじゃなく、ブランドのオフィシャルから発売されているというのも、これまたよくて。ポケットも多く、使い勝手は申し分なし。ちょうど斜めがけのバッグを探していたこともあって、これはひとまず手に入れておきたいところ。
¥12,100

グレゴリー
www.gregory.jp/

柴山英樹

『KAPPEI』が実写化⁉︎

これまで読んできたなかで最もくだらなく、最も笑わせてくれた漫画『KAPPEI』。崩壊した世界が訪れると信じ、ひたすら鍛錬を積みながらも活躍する場を得られなかった男たちと、世間のギャップによって生じる騒動を描いたコメディものなのですが、連載終了から7年の時を経てまさかの実写映画化が決定。衝撃的すぎました。。特報からもしょうもなさがプンプン漂っているのでチェックしてみてください。

Zanter for Graphpaper

ザンター フォー グラフペーパーのダウンジャケット

冬ダウンの大本命。

今年は厳冬? それとも暖冬? そんなことを考えて躊躇してる間に売り切れてしまうのが、冬アウターのあるあるです。いずれにせよ冬は寒い、ということで購入したのが〈グラフペーパー〉と老舗ダウンメーカー〈ザンター〉がコラボしたこの一着。毎年タッグを組んでいる彼らですが、今シーズンのダウンは例年に比べ装飾を削ぎ落としたミニマルなデザインに。裏面はレッドになっていて、落ち着いたグレーとのコントラストも魅力的です。たっぷりと詰まったインサレーションダウンは、軽く暖かな着心地と、愛らしい丸みのあるシルエットを実現。かなりの冷え性なので、冬本番にどれだけ機能を発揮してくれるか楽しみです。
¥101,200

Graphpaper AOYAMA
graphpaper-tokyo.com/

KIIT

キートのスエットパンツ

品の良いユルさ。

ここ数シーズンでジワジワ来てますね、スエットパンツ。ぼくも何本か持っているのですが、やはり楽さを求めるとなると、これに敵うものはありません。クルマや新幹線で長時間移動する際は必ずと言っていいほど穿いてます。部屋着のイメージが強いことも重々承知ですが、快適性やルーズさを備えたスエットパンツは、いまのムードにハマるファッションアイテムだと思うのです。ってなわけで、〈キート〉の新作にはビビッときました。優しげなオフホワイトは清潔感、ストンと落ちるストレートシルエットは上品さを演出。生地は肉厚で、フリース状に起毛した裏地はソフトで暖かな穿き心地を提供してくれます。デザイン、実用性ともに非の打ち所がない秀逸な一本です。
¥25,300

キート
atelier-h.co.jp

cabaret poval

キャバレー ポヴァールのスエット

このテンションが好き。

いまキテるブランドは? と聞かれたら絶対に挙げるのが〈キャバレー ポヴァール〉。〈ディアスポラスケートボード〉の田中優也さんが手掛けるブランドで、その存在を知ったのはこちらのニュースがきっかけ。レトロでありながらいまっぽさを感じさせるルック、初見だけれど懐かしさ漂うプリントワークetc…、そのアンバランス感に惹かれるのです。このスエットもそんな心地良い違和感を備えた一着。ゴールドの刺繍はやらしさを感じさせるどころか、ゆるっとしたシルエットと相まってどこか親近感を感じさせる仕上がりに。古着屋に置いてあってもしっくり来るといいますか、、このテイストがツボな人、結構多いのではないでしょうか。ちょっと抽象的すぎですかね? でも、実際に見ればそう感じるはずです。
¥18,700

キャバレー ポヴァール
cabaretpoval-shop.com/

giovanni

ジョヴァンニのシャンプー&コンディショナー

硬派なヘアケア⁉︎

“ザ・漢向け”なボトルデザインに仕上げられたこちらは、LA発のオーガニックヘアケアブランド〈ジョヴァンニ〉から登場したメンズラインの「メンズ デイリー シャンプー&コンディショナー」。この手のアイテムはほっこり感があったり、洗練されすぎているようなボトルデザインが多いなか、絢爛な輝きが放つ異質な存在感に惹かれて購入しました。パッケージもさることながら効能も男前で、ブランド独自のエキスブレンドが、頭皮の汚れを洗い流しつつ潤いもしっかりと補給。それもワンステップでできるので、時短&楽チンなヘアケアを実現してくれます。程よい甘さと爽やかさを持ち合わせた香りは、色気だけでなく気高さも兼備。クリスマスに向けて男を磨くならコレで間違いありません。
¥2,970

コスメキッチン
cosmekitchen-webstore.jp/

古賀結花

湖畔の時間。

「湖畔の時間」に今年も行きました。寒空の下、標高1,400メートルに位置する白樺湖沿いでのフェスは、真夏の喧騒とはまた違ったチルな時間が味わえます。出展者が長野にゆかりのあるお店だったり、参加者に地元のひとが多かったり、焚き火のようにじんわり温かな側面も。湖コレクターとしては美しいミラーレイクに骨抜きです。

Porter Classic

ポータークラシックのスウィングコート

スウィングしなけりゃ。

寒さが苦手なのに、なぜか毎年暖かいコートを選べません。着膨れに大いなる抵抗感があり、ダウンなんてもう何年着ていないことか。とはいえスリムなコートは寒い、寒いと顔も肩も気分も下がりがち…。だけどこのコートなら、下がり気味な冬を打開してくれそうです。「スウィングコート」ということはゴルフの? と思いきや、ちょっと違った意味もあるようで。上質な細番手の糸を高密度で織り上げた生地は軽く、シルエットはAラインで大きく広がるのが特徴。ピュッと北風が吹くと、このコートは踊るように舞いはためきます。歩くだけでミュージカル映画のワンシーン。パラフィン加工が施されているからほどよく撥水するし、着込むと柔らかくテカリも出てきてどんどん味わいが深くなるのも愛すべきポイントですね。冬は木枯らしに乗ってスウィングしていきましょう。
¥77,000

ポータークラシック
porterclassic.com

SOUYUSTICK®︎

ソウユウスティックのSUP

SUP、はじめてました。

フイナムに入る前の夏ごろ、湖にハマったのがきっかけでSUP(スタンドアップパドル)をはじめていました。形から入る派なのでまずはボードの購入から。あれこれ探すものの、赤、青、白など欧風デザインばかりでなかなかピンときません…。そんなときに発見したのが〈ソウユウスティック〉。アウトドアで漕いで遊ぶ、“漕遊”という造語がブランド名の由来で、木目や自然になじむアースカラー仕上げです。エントリーモデルの「スカイウォーク 10’6″」は、インフレータブル式で比較的気軽に持ち運べるのがいいところ。必要な道具は全部パッケージになっていて、これさえ買えばすぐにSUPがはじめられます。そして他のブランドに比べてちょっぴりお手ごろ価格。なにより、静かなオリーブカラーが湖畔の情緒にぴったりなんです。ちなみにマイベストレイクは白馬の青木湖。
¥129,800

SOUYUSTICK®︎
souyustick.com

F/CE.®︎

エフシーイーのリンガーTシャツ

パジャマを着た猫。

異国の空気が恋しいときは〈エフシーイー〉を着ればいいんです。毎回、異なる国をディグってコレクションに落とし込む〈エフシーイー〉ですが、ここ数回はコロナの影響でしばらくイギリス縛りでした。それが次のシーズン、いよいよ次なる国へ! 石の街と猫たちといえば、モロッコのアイコンです。脇に添えられた“THE CAT’S PAJAMAS”は慣用句で、“超クール”。ねずみはチョッキで、猫にはパジャマ…これいかにと思ったら、CATは女性を指していました。奔放な彼女たちが下着ではなくあえてパジャマで寝ていたら、それはなんだかとってもクールだね、っていうことらしいです。伝わりますかね? この妙なおかしみと地元のスーベニア感も相まって、“THE CAT’S PAJAMAS”な仕上がりです。
¥12,000

エフシーイー
fce.tools

KEEN

キーンのハウザー II

足元甘やかし放題。

2年間、秋冬春にかけて各2.5シーズンほど履き潰し、クッタクタになって今年はさすがにもう履けなくなってしまった〈キーン〉の「ハウザー II」。スッと履いてスッと脱げる、最高のリラックスシューズです。足首、かかと、つま先、どんな靴でもどこかしら擦れがちな足の持ち主ですが「ハウザー II」はどこにも障らず、包み込むようにフィットしてくれます。なかはふかふか暖かく、重さ300グラムほどと非常に軽いので足どりは軽快。履いていて一切のストレスがないので、つい愛用してしまいます。意外に細身で足元が変に目立たないところも、出番が多いポイント。キャンプでも大活躍でもうボロボロです。今年はリピートしなければ。
¥8,800

キーン
www.keenfootwear.com/ja-jp

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