冬に温もり感を添えるカラー。


時計に“タフネス”という概念を加えた〈G-SHOCK〉のファーストモデル「DW-5000C」の系譜を引き継いだ「DWE-5610」。そのカラフルなパーツに橋本さんは興味津々。
「このモデルは男前なイメージがあります。でも小ぶりで無骨すぎず、男女問わず使いやすい。スポーティな印象もありますが、スーツにブラックなどの時計をつけたりしてもカッコいい。街着の差し色アイテムとしてもあり。色次第ではユニセックスらしくも、女性らしくもなりそう。それにしても、これだけのカラーを目の当たりすると、どんな方向性にも自由自在につくれる気がしてきました。今日のパーツの組み合わせは190万通り以上あるんですもんね……。どこの数学者が考えたんだ! スゴく楽しみです(笑)」


テーマは、“メンズライク”。手際よく、そして迷うことなくパーツを組み合わせていきます。
「時計本来のイメージを生かして、メンズライクなかっこよさもありながら、そのなかに温かみも感じられるようなカラーが理想です。冬に着るニットのようなほっこりした色味。さっそく気になるパーツをどんどん集めちゃいますね」


「いっぱい選びすぎて迷ってきちゃいました(笑)。カラーバンドが二色使いできるのが嬉しいですね。マットな素材のカーキとベージュを組み合わせると、メンズっぽく、かつ柔らかい雰囲気になる。本当は大好きなピンクとブルーも捨て難かったのですが……最初のテーマからブレずに組んでみています。さらに文字板を白と黒のどちらにするかで、印象が大きく変わりますね。黒で引き締めるか、白で優しいトーンにまとめるか迷いつつ、結局、白の文字板に決定!」


たくさんのパーツを並べながらも、瞬く間に一本を完成させた橋本さん。色への感受性が強く、決断も早い様子。
「パッと見て、すぐに決まるタイプかも。好きな色は限られていて、インテリアや洋服でも同じ色味が揃いがちです。ドラマやこういったファッションの撮影現場では“色の力”を感じることが多いですね。例えば衣装で、愛らしいピンクを着ていたら可愛らしさや親しみやすさが増す。同じ人が、濃いパープルの衣装に着替えると、途端に貫禄が出たりする。色って面白いんです。この時計も、色によって“メンズっぽさと温かみ”の両方を表現できたかな。3連のベルトループの色をすべて変えられるのも楽しくて、同系色の中に一つだけ入れた水色が、自分らしいアクセントです。細かく選べて理想通りになるから、かゆいところに手が届くなと嬉しくなりました」