CLOSE
FEATURE
THE AMERICAN CASUAL 2022 Vol.1令和のアメカジ入門。定番アイテムの着こなし方、教えます。
MONTHLY JOURNAL Feb. 2022

THE AMERICAN CASUAL 2022 Vol.1
令和のアメカジ入門。定番アイテムの着こなし方、教えます。

90年代ブームが浸透するにつれ、同時代に流行ったアメカジに再び注目が集まりはじめたように感じる昨今。永遠のスタンダードであるアメカジですが、しばらくトレンドから離れていたこともあって、特に20代にとっては新鮮に映っているよう。そして、リアルタイムでアメカジブーム経験していない彼らだからこそ、選ぶアイテムは同じでもサイジングや色目のチョイス、合わせ方が絶妙にイマっぽくてカッコいいのです。そこで、今回は奥深きアメカジの世界の第一歩を踏み出すべく4つのキーアイテムをチョイスしつつ、いまのムードを反映した着こなしを提案してみます。

  • Photo_Shota Kikuchi
  • Styling & Model_Shohei Higashi
  • Text_Shunsuke Hirota
  • Edit_Yosuke Ishii

Key Item 04_HEAVY FLANNEL SHIRTS 色と柄で作る、洒落たネルシャツの着こなし。

〈イッツ インキンスピキュオウス プレセンツ × ファイブブラザー〉ネルシャツ ¥19,800(ディア 中目黒)、〈モクティ〉パーカー ¥20,900(ユナイトナイン)、〈プロパー〉パンツ ¥10,780(ハイ!スタンダード)、〈ヴァンズ〉スニーカー ¥5,170 (ヴァンズ ジャパン)、〈オリバーピープルズ〉アイウェア ¥33,220(ルックスオティカジャパン カスタマーサービス)

70年代、自然回帰なヒッピームーブメントが起こるにつれて、アメリカでドンドンと高まっていったアウトドア熱。街中でもロングトレイルを踏破したスルーハイカーや週末キャンパーが闊歩し、一気にアウトドアウェアがファッションアイテムとして認知されるようになりました。その中で定番アイテムだったのが、もともと木こりなど野外作業者のシャツとして誕生したアイテムゆえに、街中と自然を行き来するライフスタイルに最適だったヘビーネルシャツ。

90年代にはカート・コバーンの例を挙げるまでもなくグランジに欠かせない品として再び脚光を浴びましたが、その後はヘビーデューティな出自ゆえの土臭さもあってしばらくトレンドから距離があったアイテムでもあります。しかし、だからこそアメカジブーム前夜のいま、あえて選ぶのが面白いのです。

もともと汚れが目立たないように、と考案されたネルシャツのチェック柄。言い換えれば、その色味と柄こそが最大の顔にしてポイント。つまり、ベーシックから思い切り離れた大胆に大きな柄使いや、彩度の高いペールトーンのカラーリングで着こなせば、一番手っ取り早く洗練されたネルシャツコーデが完成します。こちらのようにボックス裾のアイテムなら、シャツジャケ的な感覚でレイヤードしやすいのも嬉しいところ(ヘビーデューティの真髄と言えば重ね着、でもあります)。シャツそのものにインパクトがあるため、インナーやパンツはベーシックにまとめるのがポイントです。

ネルシャツを選ぶ際にまず大前提として抑えておきたいのが、ヴィンテージに無い配色とチェックの柄ゆきのもの。無限と言えるほど存在するネル生地ですが、意外とヴィンテージ市場ではアーシーなものが中心。むしろ土臭くなり過ぎない洗練されたカラーを探すなら、現代のアイテムからのほうがやりやすいはず。デザインも最近の流れを踏まえたものが見つかりやすいでしょう。とは言え、ネルシャツは生地の風合いも重要な要素につき〈ビッグマック〉や〈ファイブブラザー〉、〈ビッグヤンク〉といった、しっかりとしたバックボーンを備えたブランドの生地を使用したものなら安心じゃないでしょうか。

its inconspicuous presence × FIVE BROTHER

FLANNEL SHIRTS

1890年、ニューヨークにて創業された老舗ワークウェアブランドにしてネルシャツの定番、〈ファイブブラザーズ〉に別注をおこなったヘビーネルシャツ。ワークらしいフラップ付き角型ポケットのボディはワイドな身幅でリラックス感のあるシルエット。パステルやネオンを思わせる洗練された柄と色の生地は、しなやかながらコットンフランネルらしいドライタッチ感も兼ね備えています。1万9,800円(ディア 中目黒)

INFORMATION

ヴァンズ ジャパン

03-3476-5694

エル・エル・ビーンカスタマーサービスセンター

0422-79-9131

ギャレット

03-3794-7770

クライン アイウェア

03-5458-8185

グローブライド

0120-506-204

コンバースインフォメーションセンター

0120-819-217

ストール ショールーム

03-6812-9371

ディアー ナカメグロ

deernakameguro@gmail.com

ハイ!スタンダード

03-3464-2109

ハリウッドランチマーケット

03-3463-5668

ビームス 原宿

03-3470-3947

ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ 丸の内店

03-6212-1500

マスターピースショールーム

03-5414-3531

ミタスニーカーズ

03-3832-8346

ユナイテッドアローズ カスタマーサービスデスク

0120-559-652

ユナイトナイン

03-5464-9976

ルックスオティカジャパン カスタマーサービス

0120-990-307

レショップ渋谷店

03-6712-5770

このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事#MONTHLY JOURNAL

もっと見る