03:上岡拓也×サン&エーテ


PROFILE
1985年東京生まれのアーティスト&イラストレーター。2008年に桑沢デザイン研究所を卒業して以降、フリーとして活動をスタート。ブランドやカンパニーのヴィジュアルの他、KOHH、水曜日のカンパネラ、KANDYTOWN LIFE、BADHOPなど、錚々たるアーティストのアートワークも手掛けている。
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Instagram:@takuya_k_



上/最初は隠れていたが、時間が経ち少し慣れてきたのかカメラの前に出てきてくれたサン。左下/食事中のエーテのエサ入れは、〈サノバチーズ(SON OF THE CHEESE)〉の陶器製のプールをモチーフにしたもの。右下/リビングの窓際に置かれえる〈L・L・ビーン〉で購入したマットには、愛猫2匹の名前を紫の刺繍で。
自宅での仕事が多いからこそ、長く傍にいる幸せがある。
大きな窓から自然光がたくさん入る自宅は作業場も兼ねているので、上岡さんが生活の中でもっとも長く過ごす場所。自身の絵や好きな作品などに囲まれながら過ごす愛猫2匹との日常は、何ものにも代えがたい大切な日常です。
ー サンは臆病というか警戒心が強くてあまり出てきませんが、エーテはびっくりするくらい人懐っこいですね!
上岡:そうですね、やっぱりお姉ちゃんだからか警戒心が強いんでしょうね。
ー 2匹を迎え入れたきっかけを教えてください。
上岡:ピコちゃんはもともと奥さんが飼っていたので、ぼくにとっては連れ子みたいな感じですね。名前を付けたのも奥さんで、ピコちゃんと一緒に暮らしていく中でもう1匹ネコを飼いたいと思うようになり、千葉県にあるシェルターへ行ってむっちゃん出会ったんです。
ー エーテの名前の由来は何ですか??
上岡:エーテ(エステ)はスペイン語のESTEが由来です。ESTEは英語で言うとTHIS的な意味合いを持つ単語ですね。以前、キューバに行った際に、道端の露店でアクセサリーを売っていたおばさんが『ESTE! ESTE!』と連呼していて、気に入ったので名付けたんです。太ってむちむちしているから、むっちゃんって呼んでますが(笑)。
ー サンとエーテと暮らして良かったと思うのは、どんな瞬間ですか?
上岡:毎日良かったと思いますね(笑)。奥さんは別の場所に事務所があって、ぼくは仕事も自宅で行うことがほとんどで。ひとりで過ごす時間が長いんですが、ピコちゃんとむっちゃんがいるお陰で、日常が豊かになり楽しい日々を送れていると感じています。特にコロナ禍になってからは家から一歩も出ない日とか全然あるので、すごく癒されてますね
ー 逆に旅行とか、長期間家をあけるときはどうしてますか?
上岡:1〜2日だったら多めにエサと水を置いていくこともありますが、それ以上の場合は近所に親戚が住んでいるので預けて行ったりですね。



右上/爪研ぎ用のガリガリは市販のものの見た目がチープだったので、材料を買ってきて枠を制作したカスタム仕様。足元にあるドン・キホーテで買った紐のオモチャが大好きで、一生やっているそうです(笑)。下/リビングに置かれたソファは、猫が爪で引っ掻いても傷がつきにくいものを選んで購入。
ー サンとエーテの自慢したいところはありますか?
上岡:ピコちゃんは顔が可愛いなーと、いつも思っています。もちろん、むっちゃんも可愛いんですけどね(笑)。!
ー 2匹の食べ物の好物はありますか?
上岡:主にあげているのは、ニュートロ™のキャットフードです。今のところ気に入って食べてくれているようですね。あと『ちゃおちゅ~る』が大好物なんですが、健康面やカロリーのことも考慮して、たまにおやつであげるようにしています! エサはコンビニで買ったり、ネットで頼んだりしてますね。
ー サンとエーテが喜ぶことや、自宅でのお気に入りの場所を教えてください。
上岡:ネコが気分屋ですが、ピコちゃんとむっちゃんは基本的にかまってほしがりなんですよね。いつも近くに寄ってきて相手にしてほしそうにしています。昼間はソファーで、晴れた日に日差しが心地よいと窓際で寝ていることが多いですね。時間帯によってお気に入りの場所が変わるようで、見ていると何となく決まったお気に入りの場所をぐるぐるしているようです。あと、ネコ全般がそうなんでしょうけど、狭いハコも好みますね。
ー 上岡さんが狙っているネコ用アイテムとかありますか?
上岡:特にありませんが、キャットタワーは市販のものを買うよりも作りたいですね(笑)。
ー 上岡さんがつくるキャットタワー、見てみたいです! 今後ネコを飼いたいと考えている方へ、アドバイスなどあれば教えてください。
上岡:ペットショップへ行くことだけではなく、シェルターなどの保護イヌ、保護ネコを受け入れることも、視野に入れて見るのが良いと思います。シャルターから引き取る際には、家などのいろいろな書類も必要ですが、それだけ責任感がある人のところへ行ってほしいということだと思いますし。ぜひ保護イヌ、保護ネコを検討してみてください!