FEATURE
奥深きレギュラーTシャツの世界3。
Dig It Regular T-Shirt

奥深きレギュラーTシャツの世界3。

古着の楽しみ方は人それぞれではありますが、“年代”や“希少性”といった既存の価値観に捉われることなく“それをどう楽しむのか?”という視点が重要となるのが、レギュラー古着と呼ばれるカテゴリーです。このたび、その象徴たるレギュラーTシャツにフォーカスした古着イベント「ドレギュラーTシャツ展」が3度目のカムバック! そこで前回と前々回同様、同イベントを主催する「ドゥージョー(dojoe)」の中野さん、「ウェーバー(weber)」の畠中さん、「アノラック(AnoLuck)」のizmtさんの3名を緊急招集。各々がイベントに出品するTシャツから“ひとつかみ”した推しアイテムの見所、そしてレギュラーTシャツの楽しみ方について語って頂きました。少々長めではありますが、どうぞお付き合いください!

PROFILE

中野博之
dojoeオーナー

高円寺の古着屋「ナウオアネバー」でキャリアをスタート。その後アメリカへ古着留学、帰国後に「オキドキ」で働きながらizmt氏にシルクスクリーンプリント学び、手刷りのTシャツブランドを始める。2015年に代々木上原に古着屋「ドゥージョー」をオープン。

PROFILE

畠中一樹
weber 参謀

実店舗やウェブショップを持たず、イベント出店のみで運営を行う神出鬼没のノマドな古着屋「ウェーバー」参謀役。これまで収集してきた珠玉のヴィンテージTシャツ256枚を一挙掲載したアーカイブブック『0001』を、全世界1000部限定で販売中。

PROFILE

Izmt
AnoLuckオーナー

2014年に古着のオンラインストア「アノラック」をオープン。新潟に移住し、オンラインストアを運営する傍ら、今日も元気に生きている。この春、「アノラック」の公式Instagramがスタート。

レギュラーの中でも“さらに普通”。でも、おもしろいのがドレギュラー。

ー レギュラーTシャツファンはお待ちかね。前回からおよそ9ヶ月ぶりの開催となる「ドレギュラーTシャツ展 Ⅲ」。前回を知らない読者のために、改めてどんなイベントなのか教えてください。……という流れも、これで3度目です(笑)。

中野:ですね(笑)。古着用語でいうところのヴィンテージの対極にある存在として、普通に買えるアイテムをレギュラーと呼びます。その中でも“さらに普通”という意味で“ド”を付けたレギュラーTシャツを集めたのが「ドレギュラーTシャツ展」。要は“まだ価値が付いてないモノに価値を見出す”イベントになります。

ー ちなみに前回は、どなたが1番早く完売されたんですか?

畠中:中野くんじゃない?

中野:一応、ホームだからね(笑)。前回は一樹くんが最後まで残ったよね。

Izmt:そうそう。第一回目は最後まで残ったのが、ぼくだったけどね(笑)

ー 3度目ということで、前回、前々回を超えなければという意味でも、セレクトが大変だったのでは?

中野:前回は1人40枚ずつ120枚くらい用意しましたが、今回も一緒。ちょっと数を増やしてみようかなぁと思ったんですが、やっぱりその数が限界でしたね。しかもぼくの場合はレギュラー……じゃなくてスタメン落ちも結構ありましたし。

畠中:ぼくはサイズ感が前回はちょっと問題だったのかも。だから今回はかなり厳選して集めたんで。

Izmt:ぼくも特殊分解縛りとか、ちょっとマニアックなところを攻めちゃったからなぁ……。とはいえ、反省を活かして、次に繋げようなんて殊勝な心掛けをする気も全くないけど(笑)。ただ、Sサイズはなるべく出さないようにしようと思って、ボツになったやつは「アノラック」で販売しています。

ー (笑)。では、お待ちかねのリコメンドタイム! お一人ずつお持ちいただいたTシャツについて、“それのどこがおもしろいのか”を教えてください。順番は前回同様、中野さんからでよろしいですか?

Izmt:昨日、中野くんに「可能なら最初に回してくれ」って頼んだんだけどなぁ。上手いオチも考えられてないんで……。

一同:(爆笑)。

畠中:流れ的にも、中野くんからスタートして最後にIzmtちゃんで締めるっていうのがイイんじゃない?

中野:じゃあ、そうしようか。

INFORMATION

ドレギュラーTシャツ展Ⅲ そして伝説へ…

会期:4月29日(金)〜4月30日(土)
場所:dojoe
住所:東京都渋谷区元代々木町9-8
電話:03-6884-2425
dojoe-tokyo.com

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