capilene lover1 藤川 英樹さん/Broccoli playhair オーナー
トレランの大会も、基本キャプリーンで。
ー 藤川さんはランニングクラブも主宰されいていますが、クラブごとに特性は違うんでしょうか?
藤川:ガチ具合も規模も、どこを目指すかでまったく違いますよね。ぼくのチームは、若い子を巻き込みたくて始めたんです。それで、ゆくゆくは100マイル(160キロ)走れるように練習していく感じで。
ー 我らがフイナム ランニング クラブ♡でも、藤川さんは走られていますよね。
藤川:いつも楽しく走って、楽しく飲ませてもらっています(笑)。そこで出会った人たちと、いまもめちゃくちゃ繋がっているので、本当に感謝してます。だから行けるときは、なるべく参加しようと思っていて。
ー 藤川さんが走るときの格好は、どんな感じでしょう?
藤川:楽で、軽くて、乾きやすいことにつきます。ただ、レースを走るときと日常的に走るときとは、また違うんですけど。
ー 今日は〈パタゴニア〉の「バギーズショーツ」を履かれていますね。
藤川:もう、めちゃくちゃ履いてますよ。走るときもそうだし、職場にも履いていきます。夏場はずっと短パンなので、5枚くらいの「バギーズショーツ」を着回す感じで。ぼくは手ぶらで歩くことが多いので、なんでも入るポケットの大きさがいいんです。それと素材が伸びないから、ものを入れても揺れにくいのも好きで。
ー 一方で「キャプリーン」はいかがでしょうか?
藤川:Tシャツもノースリーブも、たくさん持ってます。この間のレースも、「キャプリーン」で出場しましたしね。
ー アクティビティ時はもちろん、日常でも「キャプリーン」を着る理由はなんですか?
藤川:速乾性や伸縮性のよさはもちろん、走ったあとにそのまま飲みに行っても、ランニング感が出ないのがいいんです。それと、ぼくのコーディネートのコンセプトは、シリアスランナーの牧野さんと一緒で「いつ何があっても走れる格好」。地震があって電車が止まっても、逗子の家まで走れる格好です。だから「キャプリーン」を選んで着ることが多いのかもしれないですね。
ー 化繊のベースレイヤーは他ブランドからも多く販売されているなかで、「キャプリーン」とほかのブランドのものとの違いはなんですか?
藤川:「キャプリーン」はリサイクルのポリエステルを使っているけど、リサイクルで作られたものって、意外と着づらいものが多いんです。変に生地が硬かったり、機能が弱かったり。その点で優れていると思います。大会でも、かなりの頻度で着ていますし。
ー リサイクルのお話がありましたが、藤川さん自身が取り組んでいるアクションはありますか?
藤川:普段走っている場所をお礼もかねて、ゴミ拾いをしてます。去年の夏から月1で「渋谷クリーニングクラブ」っていうのをやっていたんですけど、逗子に引っ越してからも、走りながらゴミ拾いをやらせてもらってます。これも次で4回目を数えるんですけど、毎回20人くらいの方が集まってくれているんです。
ー ずばり、藤川さんが〈パタゴニア〉を好きな理由ってなんですか?
藤川:いろいろありますけど、昨年、Worn Wear(〈パタゴニア〉製品をより長く使うためのプラットフォーム)のイベントで、スタッフの古着を一般の人に販売するイベントがあったんです。そこでパンツを試着しようとしたときに、スタッフの方が「お兄さんにとってそれは大きいから、買ったとしても着ないと思います」って言われたんです。普通なら売りたいじゃないですか。でも、無駄なものは売らない姿勢と会社の考え方に改めて触れて、そこからまた、好きになっちゃいました。