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Shopping Addict 2022 Jun. 〜編集部員のお気に入り〜 後編

Shopping Addict 2022 Jun.
〜編集部員のお気に入り〜 後編

いつもより早い梅雨明けや火力発電所の老朽化が重なり、7月1日から節電期間がスタートするそう。要求されてばかりでなんだかモヤモヤしますが、自分の機嫌は自分で取るしかない。ショッピングでもして、心の充電をしましょう。

黄田駿
須藤結理
竹田崇真
柴山英樹
古賀結花
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01 32
黄田駿

M-1

開催記者会見から、すでにおもろい今年のM-1グランプリ。個人的にはコウテイとマユリカが決勝で見たい。予選から行きたいな〜。

PERS PROJECTS

パースプロジェクトのセットアップ

夏のセットアップ。夏もセットアップ。

れいとうビームが右半身に炸裂するオフィス。このまま行けば夏の暮れには、ぼくの表情筋は完全停止することでしょう。暑いのもいやだけど、寒すぎるのはそれはそれで危険。なので夏とて好物のセットアップにアンテナを張っています。これは春先にリリースされたものですが、シャツ地で仕立てられているため、軽い着心地で空調が効きまくっているこの時期に最適です。〈カーリー〉の元デザイナーさんがタクトを振るブランドだけあって、素材選びやパターンメイキングも申し分なし。腕や脚も突っ張らずに動きやすいし、自宅で簡単に洗濯できるってところもヘビロテしやすいポイントです。しかもボトムはカーゴパンツになっているので、単品使いもしやすい。そんなセットアップが、このプライスってところが効果抜群なのです。
ジャケット¥21,800、パンツ¥22,700

パースプロジェクト
pers-projects.com

kearny

カーニーのデズモンド

ほんとうにあった渋い一本。

ついこないだの早朝の話です。空が白み始める前に目を覚ますと、Tシャツは汗でびっしょり。不快感と共に襲ってきたのは、嫌な気配でした。カーテンを開けて、吹き込んできたのは、身体にまとわりつくようなムアッとする熱気。そう、ついにやってきた真夏の気配。背筋が凍る話より、ジトッとした熱気の方が苦手です。暑いし、疲れるし、汗かくし。それもこれも太陽と湿気の仕業。後者には太刀打ちできませんが、前者にはサングラスがあります。ここ数年は目の透けない濃いレンズのものを愛用してましたが、今年は淡いレンズが気分。なかでも〈カーニー〉のそれはクリアブラウンの太いフレームとブルーのレンズが相まって、いぶし銀な風格。とはいえ、涼しげなトランスペアレントのフレームは、日焼けして変化していく肌にも無理なく対応してくれる。暑気払いに持ってこいなのです。
¥38,500

カーニー
www.kearny.jp

OUTLAND

アウトランドのボディバッグ

なんやかんやをパッキング。

とにかく夏が嫌いです。映画やアニメで観るイメージ上の夏はあんなにも輝いて思えるのに、現実は悲惨も悲惨。暑いし、疲れるし、汗かくし、ファッションも何か難しい。いや、でも、だからこそ夏は小物で遊べるんだと思うわけです。サングラスを掛けたり、手ぬぐいを使ったり、水筒を持ち歩いたり、RPGで装備を増やしていく感覚に近い。この〈アウトランド〉のボディバッグは、サイドに収納型のポーチが付いていたり、別売りのバックパックとジョイントできたり、ブツ欲を刺激しまくるディテールワークが光っています。各所のパーツもオモチャのようなムードでそういったところも心をくすぐってくる。軽装でこのボディバッグを持って、アウト オブ ドアへ。そしては、いずれはアウト オブ ランド。
¥30,800

アウトランド
threetreasures.group/collections/outland

APOTHEKE FRAGRANCE

アポテーケ フレグランスのハンドスプレー

スーパー サニタイズ ミー。

あっちでシュッ、こっちでもシュッ、そっちではアルコールジェル。しょうがないことだけれど、これだけ頻繁に消毒しすぎたら、手相も変わるやろと思ったりします。それはさておき、店先にあるアルコール臭のするスプレーが苦手で、最近持ち歩いているのがこの〈アポテーケ フレグランス〉のハンドスプレーです。愛用しているのはイチジクをベースにしたANJIR。ほかにもウッド調のMAGHREB BUKHOORや爽やかな緑の香りのMOSS SWAMPもあって、どれもキツくなくて、すっきりとした香りが漂ってきます。手指の消毒+いい香りで健康習慣。これなら生命線だってニョキッと伸びる気がします。
各¥2,310

アポテーケ フレグランス
www.apothekefragrance.jp

須藤結理

WASABIの広末涼子。

を意識して染めたってことにしようと思います。なにかっていうと髪の話で、深みあるオレンジにしようと思ったんですが、当方の髪質のせいもありやや明るく出てしまいまして…うむ。想定外の夏、ダイスキです。

fluss

フルスのバスケットポロ

応じる服。

〈フルス〉の服は、ひとの身体のフォルムに纏わせてこそ、肌の色を透かせてこそ、そしてほかの服と掛け合わせてこそ活かされると思うんです。世の中のだいたいの服はそういう風につくられてはいるんですが、対ひと、対ほかの服との調和をどちらもうまいことはかれているブランドって、そんなにありません。〈フルス〉はそのうえアイデアがユニーク。ということでご紹介させてください。22SSのなかで気になったのはこのポロシャツ。和紙がはいった糸を使用しているからしゃりっと軽く、夏のペタつく肌と擦れてもさらっと気持ちいい。白や薄いカラーにしたいところを、テラコッタという深みのある茶色を選ぶあたりも小粋です。なにより胸元には、荒めの格子状の窓が。手編みゆえにバスケットのような雰囲気があります。インナーに色もののTシャツやプリントTを仕込めば、またちがった表情が引き出せるはず。服は服だけで完結しないというあたりまえのことを、あらためて考える1着です。
¥44,000

フルス
info@f-l-u-s-s.com

reel

リールのベルト

年齢に巻かれる。

お金のない大学時代は靴紐をベルト代わりに巻いていました。むしろそれがかっこいいだろと言わんばかりに誇らしげにキャンパスを闊歩していましたが、それは大学生というが後ろ盾があったからこそ。なにが言いたいかというと、社会人になってそこそこ大人ぽく見せなきゃいけない場面がでてきて、ちゃんとしたベルトを探しましたというお話です。頼ったのは〈リール〉。布やバッグを中心に、スリッパ、しおりなど革が持ちうる可能性を探るブランドです。店頭にはベルトが7,8種類あって、ひとつひとつ太さや革の種類、革の仕末、金具が異なり、おもしろい。表面がキラつく金具をあえて選ばず、落ち着いたものをセレクト。ゆえに23歳であろうと56歳であろうと、どんなひとの腰に巻いてもはまるのです。いやはや、大人らしく服を正すことは、思ったよりも悪くなさそうです。
左から¥18,700、¥14,300、¥9,900

info@reel-needle.com
reel-needle.com

THERIACA

テリアカのレモンネットバッグ

透かしてなんぼの夏。

夏を涼しくする手段はいろいろありますが、ファッションに関してで言えば、わたしは透けたものを身に着けます。”透”というのがポイントで、ただ生地面積の狭いものではちょっと…。いよいよ38℃にいくぞというときは頼りますが、32℃程度のときはなんだか安直すぎるというか。そこで透けアイテムというわけです。今夏は特に〈テリアカ〉のバッグに触手が引っかかりました。アイデアベースにしているのはスーパーで売られているレモンの個装。それを糸の老舗ブランド〈ダルマ(DARUMA)〉と共同開発した「TUBE」という筒状の糸を使って手編みで仕上げたのだそう。しらたきや海ブドウのようでもあり、それらともすこし違う、これまでさわった記憶がない手触りがここちいいんです。中に入れるものの形にバッグの形が影響されるのも、また愛おしい。背負うと肌が透けて見えるし風も通って、涼しさも申し分ありません。芸能人のオフショットみたいに、ふだん隠されているものがちらりと透けて見えるって、やっぱりいいもんです。
¥32,800

www.theriaca.org
theriaca.square.site
Instagram:@_theriaca_
theriaca.mail@gmail.com

bench

ベンチのベンサン-D リアッパー サイド トング

ベンサンの本気。

既視感の正体は、きっと雪駄をモチーフにしているから。でもちょっとちがうのは、鼻緒を90度回転させて横につけているから。このアイデアだけで、ぐっとこのサンダルへ前のめりになったわけですが、さらに注目したいのが履き心地。本革に反発力があってボリュームもたっぷりな中綿を詰め込むことで、足に違和感なくフィットするうえ、ソールは頼れる「VIBRAM社」なので、次々と歩を進めたくなるサンダルなのです。買いやすいお値段でもおなじみの〈ベンチ〉のベンサンが、2万円弱の一足をつくるというのは、むしろそこまで値段をあげてでも履きやすさやデザインへのこだわりを追求したかったからこそ。痺れます。もうひと通りサンダルは履き尽くしたフイナム読者にこそ、この一足ははまるんじゃないでしょうか。
¥18,480

株式会社 リアルスタイル
奈良県大和高田市礒野東町3‐1 辰巳ビル1F
0745-43-8980
bench.shop-pro.jp

竹田崇真

夢の続き。

先日、KID FRESINOとISSUGIの2マンライブへ。どちらも大好きなラッパーだっただけに、もちろん全曲文句なしにかっこよかったわけですが、『Bitter Dose』でISSUGI・JJJ・5lackの3人が揃った瞬間はたまりませんでした。夢のような時間で、まだその余韻を引きずっています。

JOHN SMEDLEY

ジョン スメドレーのポロシャツ

ポリバレントなボーダー。

〈ジョン スメドレー〉のポロシャツを試着したことは幾度もあれど、購入には至らず。それは体型とか顔とか、色々関係しているとは思うのですが、思い描いている通りに着こなせないんです。でも、これならいけるんじゃないか、そう思わせてくれたのが、今夏に新しく登場したアイコンモデルである「ISIS」のボーダバージョン。無地だとかっちりしすぎるきらいがありますが、ボーダーのおかげでラフに着られる。シルエットもゆとりのあるイージーフィットになっているから、合わせ次第ではストリートにも振れそうです。ということなので、Tシャツばかりでつまらなくなるサマースタイルを、このニットポロに盛り上げてもらおうかと思います。
¥33,000

ジョン スメドレー
johnsmedley.jp

銀座トラヤ帽子店

銀座トラヤ帽子店のメトロハット

マイ定番。

季節問わず、ほぼ毎日帽子を被ります。ただ、そんなにたくさん持っているわけじゃなく、どちらかと言うと、お気に入りものをずっと使い続ける方。その中でも、「銀座トラヤ帽子店」のメトロハットは、ダントツで登板率が高いです。愛用しすぎて、前回ご紹介したホワイトに続き、チャコールグレーを新たにゲットしてしまいました。つばの広さや帽子の深さなど、どこをとっても形が完璧で、手にした瞬間から使い古したような趣を感じられる色合い・生地の質感も素敵です。ホワイト・チャコールグレー両方とも、どんなスタイルでも合わせやすいので、二色買いを強くおすすめします。そういえば、先日野外フェスに行ったときのこと。帽子を被らず2日間過ごしていたら、日焼けして頭皮がむけてきました。坊主にしていると、夏の帽子って大事なんだと強く思ったのでした。
¥7,700

銀座トラヤ帽子店
ginza-toraya.com

THE INTERNATIONAL IMAGES COLLECTION

ザ インターナショナル イメージズ コレクションのTシャツ

フォトTの本気。

ジェームス・ディーンやフランク・シナトラ、ジャッキー・ロビンソンなど、数々の偉人を写真に収めたアメリカ人フォトグラファー、フランク・ワース。そんな彼の写真をTシャツに落とし込んだのが、〈ザ インターナショナル イメージズ コレクション〉です。著名な写真家のアート作品やネガフィルムを所蔵するロサンゼルスの会社「INTERNATIONAL IMAGES」とのパートナーシップから生まれたブランドで、通常では服に落とし込むことが難しい写真を正式な許可のものと使用できるのが魅力。アート毎にプリントで使うインクの調合を行い、さらに熟練した職人が、国内で1枚ずつ4版のシルクスクリーンで手刷りすることで、オリジナルの質感を忠実に再現しているのもミソです。こちらは、映画『ジャイアンツ』のエリザベス・テイラーと『7年目の浮気』のマリリン・モンロー。せっかくフォトTを着るなら、こだわりの一枚を選びたいものですね。
各¥14,300

ザ インターナショナル イメージズ コレクション
noun74.com

Nigel Cabourn

ナイジェル・ケーボンのサンダル

この夏、足元を託したい。

世に名高い「ホーウィン」社。そのレザーを使用しているというところで、気になった〈ナイジェル・ケーボン〉のサンダル。特殊なブレンドで混合された油脂をゆっくりと浸透させることで、味わい深い表情に仕上がっているのですが、この子の魅力はそれだけで終わりません。履いてみるとわかるのですが、ずっしりと来る重量感。一見サンダルとしてはマイナスに思えるかもしれませんが、これがいいんです。サンダルって軽すぎるが故に、歩いているときにズレたり、ポンっと飛んで行ったりなんてことがあると思うんですが、これだけ堅牢的だとそういう煩わしさはなく、足をちゃんとホールドしてくれている感覚を覚えます。サンダルの型自体、最新工学を駆使して設計されているようで、抜群の履き心地にさらなる拍車をかけています。見た目に機能に、文句の付け所のない一足です。
¥29,700

ナイジェル・ケーボン
cabourn.jp

柴山英樹

大荒れ転けまくり。

人生初、トレイルランのレースに出てきました。ショート部門の24kmを選んだものの、前日の夜からレース中盤にかけては雨が降っていたので、地面のコンディションは最悪。「ここを登るの⁉︎」ってくらいハードなコースが2ヶ所あり、何度も立ち止まったのを覚えています。とはいえ、振り返ってみると良い思い出。ということで、今週末は中央アルプスに行ってきます。

CASE STUDIES

ケーススタディのセットアップ

デビューほやほや。

「いま一番気になる新鋭ブランドは?」と聞かれて、真っ先に思い浮かぶのが今シーズンデビューした〈ケーススタディ〉。“意外な発想でこれからの服を考える”をコンセプトに掲げる彼らの服は、着て心地良く、知って驚くアイテムばかり。こちらのセットアップなんか、まさにその類と言えるでしょう。見るからに爽やかなシャツはラウンドカットが採用されているためアウターとしても着用でき、膝下にダーツを設けたワイドパンツは動きを邪魔しない立体的なシルエットを実現してくれます。で、知って驚くとは何のことか。実はコレ、素材に採用されたのは無地のポリエステルポプリン。そこにストライプ柄をプリントすることで、あたかもストライプ柄の生地を用いているかのような錯覚を引き起こしているのです。同じ手法でデニムやツイードの風合いを表現しているウェアもあるので、ローンチほやほやのECも覗いてみてください。
シャツ ¥38,500、パンツ ¥40,700

ケーススタディ
Instagram:@casestudies_official
オンラインストア

Battenwear

バテンウェアのショーツ

ショーツといえば!

サーファーにアウトドアフリーク、そしてMADE IN USA好きをも虜にする〈バテンウェア〉。“旅”を背景にした機能的なデイリーウェアを数多く展開している彼らですが、ぼくのなかでのイットアイテムと言ったら、夏が近づくと豊富なバリエーションで登場するショーツ。今季ピックアップしたのは、その大定番ともいえる「ローカルショーツ」です。何がいいかって、さりげない光沢を放つサマーコーデュロイ。薄手で柔らかな生地は肌触りが良く、細畝がゆえカジュアルななかに上品さを演出。前後のポケットに加えてファスナーポケットも備えられるなど、アクティブシーンを楽しむための気遣いも見逃せません。短丈なのでトップスはデカめ、足元にサンダルを持ってきて、リラックスしたサマースタイルを楽しみたいと思います。
各¥24,750

アリガインターナショナル
03-6659-4126

KEBOZ

ケボズのショーツ

こっちもいい感じです。

続いてもショーツです。先ほどの短丈から打って変わって、こちらは超ロング丈のワイドシルエット。メインファブリックにはオリジナルのスウェット生地を採用し、肉厚ながら柔らかな穿き心地を実現。フラップ付きの大型パッチポケットは、デザインのアクセントになると同時に身軽な外出をサポートしてくれます。〈ケボズ〉といえばドカンとロゴを乗っけたトップスが人気ですが、個人的にはロゴ控えめなボトムスも気になる存在。どれもいまの空気感を捉えたデザインで、フレンドリーなプライスレンジにも好感が持てます。先月「蔵前店」をリニューアルさせ、現在はポップアップで日本全国を巡回中、年内にはホームグラウンドの旭川で新店舗をオープン予定の〈ケボズ〉。取材時からますます勢いづく彼らに、ただただ感心するばかりです。
各¥11,000

ケボズ
Instagram:@keboz

Chain&co.

チェーンアンドコーのTシャツ

ニッチでセンスフル。

自らが公言している通り、無駄にクオリティの高い(⁉︎)スーベニアグッズを生み出しているクリエイター集団〈チェーンアンドコー〉。その守備範囲は広く、サウナからビール、チャリ、車といったさまざまなジャンルを網羅。銭湯のロッカーキーや自転車向けナンバープレートをはじめ、意外なアイテムをモチーフとする彼らのラインナップには、ウィットに富むウェアやアクセサリーがズラリと並びます。そしてそのどれもが、ユーモアに終始しない実用性や現代的な空気感を備えているのです。今回紹介するTシャツもそう。田舎にありそうな“ヤン車”やサウナでととのった時に皮膚に現れる斑点“あまみ”といった超マニアックな元ネタながら、仕上がりは極めて都会的。ECには、わかるようなわからないような、とにかくクスッとなる制作秘話が記されているので、そちらもチェックしてみてください。
左から、¥5,800、¥5,000、¥5,800

チェーンアンドコー
Instagram:@chainandco.info

古賀結花

夏越大祓。

なんとなく巡り合わせが悪いようなここしばらく。占い…はちょっと気分に合わず、ちょうど6月30日だったので、展示会終わりに金王八幡神社の茅の輪をくぐりに行きました。大きな注連縄をくぐって参拝し、人形を使って邪気を祓う神道的夏の風物詩です。終えると、ちょっとひとごこち。茅の輪は7月1週目ごろまで設置されてるので、運気の悪い方はお試しあれ。

โชคุโดะสุดหล่อ

ハンサム食堂のTシャツ

タイまで、電車で40分。

いま、一番人気の旅行先は沖縄らしいです。気分だけでも海外を味わいたいのが理由だとか。分かるなあ。あの独特の空気感を体が求めてます。そこで思い出したのが「ハンサム食堂」のこと。忘れてたわけじゃないんですが、場所が西荻窪と私にとっては少々遠く、行こう行こうと思いつつなかなか腰が上がらず…。しかしあそこの圧倒的な東南アジア感は他のタイ料理屋とは一線を画します。狭い路地に屋外席、謎のお土産的なグッズが所狭しと並び、そしてカラフルでチープな皿に乗る絶品料理。ウム、これぞタイ。「andymori」がここで結成したっていうエピソードもまたいい。行くなら絶対、夜ですね。イチオシは牛ハラミ肉のヌアヤーン。久々に訪れて、オリジナルお土産Tを買いました。カラバリたっぷり、タイ語版もあります。
¥1,980〜

ハンサム食堂
Instagram:@handsome_delica

table planter™

テーブル プランターのデューン

デザートじゃなくて、デューン。

いつか行ったドバイの砂漠に、長く想いを馳せ続けています。どこまでも続く赤い砂の丘を〈トヨタ〉の「ランドクルーザー」でライドすると、絨毯を広げた小さなキャンプ地が現れます。そこでラクダに乗り、グリルされた肉を食べ、水タバコを吸う。そんな体験をするまでもなく、ただ熱されたさらさらの砂と肌を焼く紫外線だけで、脳が最高にクラクラしました。そんな話をあるライターさんにしたところ、私が求める砂漠はdesertよりもduneだと。なるほど、言われてみればパラパラと硬い砂を敷き詰めた地面ではなく、熱くて柔らかな砂の丘を裸足で歩きたいというのが私の砂漠に対する願望なのでした。と、そんなことを「LOST AND FOUND」で展示されていたこのサボテン鉢の名前を見て思い出しました。敷かれているのは、全国のホテル食器を手掛ける〈ニッコー〉が開発した「ボナース」という化粧砂。〈ニッコー〉のボーンチャイナを丁寧に砕いたエコなものです。土に混ぜ込んで肥料として活用する方法も。まだしばらくはduneにありつけそうにないので、この白い砂漠を眺めて過ごそうと思います。
DUNE ¥14,300
BONEARTH ¥715(300g)、¥1,320(800g)

ニッコー
nikko-tabletop.jp

THE GROUND depot.×redad

ザ・グラウンドデポ×レダッドのヘリノックスチェアカバー

軽さ、だけじゃない楽しさ。

最近大阪にできた噂のアウトドアショップ「ザ・グラウンドデポ」。ライトなギアの品揃えが多く、かといってそればっかりってわけでもなくて、そのセレクトになかなかグッときています。”軽さ重視の中でも気分の上がるなにがし”、ナイスな心意気だな。行ってみたいと思いつつ、キャンプなんかで気軽に行ける山梨や静岡と違って関西圏は少々思い切りが必要です。もし足を運ぶ機会に恵まれたらこれをお土産に、とかねがね考えているのが、このチェアカバー。リメイクが得意な〈レダッド〉とのコラボ品で、アウトドアブランドの布モノをつなぎ合わせて仕立てたアップサイクルなアイテム。ところどころブランドロゴが見えているのにテンションが上がります。素材違いのクレイジーパターンで、手触りも楽しい。これはたしかに、軽さではないけれど気分の上がるなにがし、ですね。
¥14,080

ザ・グラウンドデポ
thegrounddepot.com
Instagram:@thegrounddepot_201

MEGANE ROCK

メガネロックのサングラス

小さくてスゴいやつ。

最近はミニマルスタイルのキャンプに憧れます。というのも、結局キャンプというのはいち手段であってほしいのです。山を踏破するために、自転車でより遠く行くために、一泊しなければならない。そんなときどういう道具を選ぶべきか、理にかなったセレクトを見るのが好きです。そんななかにたびたびラインナップされる〈メガネロック〉。デザイナーの雨田大輔氏は、好きが高じて福井県鯖江市に住む生粋のメガネラバーです。ウルトラライト系のギアを扱うショップの先駆者「ムーンライトギア」の千代田高史氏によるブランド「海千山千會」にも所属します。機能はきちんと備えつつ、遊びがたっぷり含まれたものづくりをする雨田氏が、衝撃に強く柔らかいナイロンに出会ってできたのがこの「KOREMO」。ULキャンパーを助ける折りたたみ仕様に、紫外線透過率は0.1%以下、ジャパンメイドなので細かなメンテナンスもできるナイスなアイウェアです。アイウェアってちょっとかさばるのでつい持ち歩くのをやめてしまうんですが、これならバッグにレギュラー入りしそうです。
¥19,800

メガネロック
meganerock.com

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