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この夏のちょっと特別なオーセンティックについて。
ABOUT VANS “Authentic 44 Deck DX”

この夏のちょっと特別なオーセンティックについて。

夏が似合うスニーカーといえば、思い浮かぶのが〈ヴァンズ(VANS)〉の「オーセンティック(Authentic)」。いつものデニムにも、日に焼けたショーツスタイルにも、あの平べったい顔のアイツは軽やかに馴染んでくれます。今回、クラシカルな雰囲気が魅力のアナハイムファクトリーコレクションから登場した新作の「オーセンティック 44 デッキ DX(Authentic 44 Deck DX)」は、〈ヴァンズ〉ファンも唸る仕上がり。そこで関西随一の〈ヴァンズ〉愛好家である「サーフ&テーラー モート(Surf & Tailor MOAT)」の堀哲郎さんと〈ヴァンズ〉PRの島田卓矢さんのお二人からその魅力を伺いつつ、実際に街で今作を履きこなす6人のスタイルをシューティングしました。

  • Photo:Yuki Aizawa
  • Edit&Text:Sota Nagashima

PROFILE

堀哲郎
SURF&TAILOR MOAT

“SURF&TAILOR”をコンセプトにした大阪・なんばのセレクトショップ「サーフ&テーラー モート」のオーナー。〈ヴァンズ〉愛好家としても知られる。ショップのYouTubeチャンネルでは、〈ヴァンズ〉をはじめさまざまなアイテムの解説動画を発信。
@surf_and_tailor_moat
Youtube

PROFILE

島田卓矢
ヴァンズ ジャパン PR

ブランドの背景に持つスケートやミュージックなどのカルチャーから、プロレスをはじめとした格闘技、さらには漫画やアニメ、アイドルなどのサブカルチャーまで、幅広いジャンルのコンテンツを網羅する。

普通のオーセンティックと何が違う?

Authentic 44 Deck DX
左から、ANCHORS NAVY ¥9,350、WHITERED 各¥8,800

フイナム:まずはアナハイムファクトリーコレクションについて教えていただけますか?

島田:1966年の創業当時に、アメリカ・アナハイムの工場で生産されていたモデルのディテールなどを復刻するコレクションです。通常のモデルと比べてキャンバスの厚さが全然違ったり、テープの巻き方が当時のものに近かったり、そういった細かい部分を忠実に再現しています。

堀:ぼくから見たアナハイムファクトリーコレクションの一番の魅力は、キャンバスの質感が違うからか、履き込んでいくと、昔からずっと見ていたアメリカ製の〈ヴァンズ〉に近い雰囲気になるんですよね。ノーマルのものと大きく違うのはそこだと思います。

島田:あと、見た目は当時の雰囲気になっているけど、クッション性の高いインソールを使って、履き心地がアップデートされているのもポイントですね。

堀:ウチのお店でも実際に履き心地がいいと喜ぶお客さんは多いです。ただ、ぼくがセレクトしている理由は、クッション性がいいからというよりも、やっぱり見た目の雰囲気が好きだからですね。

フイナム:今回の「オーセンティック 44 デッキ DX」は、いわゆる普通の「オーセンティック」と具体的にどういった点が違うのでしょうか?

島田:大きく違うのはソールの形状と色で、デッキシューズに使われるボートソールを採用しています。細い波線がたくさん入っていて、ボートの上でも滑らないぐらいの水捌けのよさが特徴です。〈ヴァンズ〉はいまでこそ、スケートボードのイメージが強いですけど、元々「オーセンティック」はボートシューズなどからインスピレーションを受けて生まれたモデルなので、そのときの名残を復刻したデザインになります。

堀:いま言われたように、「オーセンティック」って、ボートシューズが起源になっているから、他のモデルと比べてゴリゴリの西海岸のストリートカルチャーの靴って感じがしないですよね。このソールになったことで、より東側のテイストが強くなったような気がします。

島田:他にもインソールが通常のアナハイムファクトリーコレクションだと白の革張りになっているところ、今回はオレンジになっていたり。靴のライニングのヒールカウンターがシャンブレーのような青い布が貼ってあったり、細かい仕様が違いますね。

堀:あと、もうひとつ個人的にグッときた点は、シューレースが横一直線に結ばれた状態で納品されてきたんです。いつもなら紐の状態はバラバラだったりするんですけど。「これは中々気合が入っているぞ」と思いましたね(笑)。

島田:恐らくボートシューズぽい通し方で統一しようと決めたんだと思います。いつもとは違う通し方を工場にお願いするのは面倒な作業ですけど、そこをわざわざやってるっていう。ぼくも納品されて初めて見たんですけど、同じく「ちゃんとやってるな」と思いました(笑)。

堀:ぼくは普段「オーセンティック」を紐なしで履いていたりもするんですけど、今回のはわざわざ一手間加えてこの通し方になっているので、そのまま履こうと思っています。

フイナム:そもそも堀さんが〈ヴァンズ〉のスニーカーばかりを履くようになったきっかけは?

堀:本当に〈ヴァンズ〉しか履かなくなったのは、30歳ぐらいから。その頃から(アメリカの)西のスタイルと東のスタイルというのを意識するようになって。基本的にカリフォルニアやサーフィンが好きなこともあって、自然と靴は西を象徴する〈ヴァンズ〉一択になっていった感じです。ここ10年ぐらい、スニーカーは〈ヴァンズ〉しか履いてないですね。

フイナム:〈ヴァンズ〉の中でも「オーセンティック」を好んで履いていられると思いますが、それはなぜですか?

堀:「サーフ&テーラー モート」のYouTubeでも話したんですが、「オーセンティック」はフラットでボリュームが少ないので、パンツの裾とのバランスがすごく好きなんです。もっとスケート色が強く出るような「オーセンティック」もあれば、今回のような東っぽさのある「オーセンティック」もあって、どんなスタイルにも合わせられるニュートラルさもいいですね。個人的に今年はアメトラやプレッピーな東寄りのスタイルに合わせたい気分です。

島田:堀さんのお話の通り、オーセンティックは〈ヴァンズ〉の中でも、色々なスタイルに合わせやすいモデルだと思うので、若いひとにもどんどん履いていってほしいですね。

INFORMATION

VANS JAPAN

電話:03-6416-4808
特設サイト

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