GORP CORE Vol.2
スタイリスト稲垣友斗がおすすめするゴープなアイテム。

「釣り具でお馴染みの〈ディーベック〉と〈エリミネイター〉の初となるコラボーレション。オーバーサイズに慣れてしまったせいでコンパクトなテックウェアがなんだか着づらいと感じていた中で、ただ大きいだけとも違う丸っこいシルエットがいいなと。フィッシングベストからインスパイアされたディテールもさりげなく効いています。モードなのにリアル、その塩梅が〈エリミネイター〉は抜群にうまいですね。素材にはゴアテックス インフィニアムを使用しているので、機能性も文句なしです」
〈ディーベック×エリミネイター〉ジャケット ¥90,200（エリミネイター）

「2000年代のテックウェアや近年のミリタリーアイテムが豊富に揃う「ティーンエイジャー」は、プライベートでも通うお気に入りの古着屋。そこで見つけたコンシダードのロックシューズが気になっています。00年代半ば時点でオーガニックな素材を使用して接着剤も最小限に抑えるというサステナブルなアプローチはさすが〈ナイキ〉。いまほど技術が進歩していなかったからこそのクラフト感を感じるデザインがユニークで、グレー×ブルーの配色もモダンです」
〈ユーズド〉スニーカー ¥17,600（ティーンエイジャー）

「1983年に東ドイツで誕生した〈ワイドット バイ ノルディスク〉。ドイツブランドらしい飾り気のない硬派なデザインなのに、実は3レイヤー素材を使っているというプロダクト感が刺さりました。いわゆるM-65パンツは膝にアクションプリーツは入っているけどそこまで立体感が出ないのに比べ、これは生地がバリバリだから履くとかなり立体的。いってもカーゴパンツなので、普段のコーディネートにも取り入れやすいと思います」
〈ワイドット バイ ノルディスク〉パンツ ¥26,400（アルファ PR）

「普段スタイリングをするときにベースレイヤーをよく使っていて。一枚差し込むだけで、ぐっとテクニカルなムードが増すんですよね。これはイギリスの〈モンテイン〉という本格派アウトドアブランドの一着。プリマロフトとメリノウールを混合した特殊素材が持つ機能性と独特の光沢感はもちろんですが、なんといっても斜めに走るネックのジップとネオンイエローの色選びが秀逸で。本来はミドルレイヤーの下に着るものですが、街で着るなら上にジャケットくらいがいいと思います」
〈モンテイン〉トップス ¥14,300（ランチキセントリューム東京）