Case 03:Nairu Yamamoto いつも見ている風景や温度の中に特別なものがあるといい。

PROFILE
モデルとして雑誌やCM、ショーで活躍。その傍ら、自ら編集長を務めるフリーマガジン『EA magazine』を創刊、クリエイターとしても活動をはじめる。2019年から俳優としても活躍し、22年3月公開の映画『猫は逃げた』で主演を務めた。23年公開予定の映画『ココでのはなし』にも出演。
Instagram:@nairuuuu
ー山本さんはいろんな肩書きをお持ちですよね。
山本:モデルも芝居もやっていて、『EA magazine』もマイペースに自分たちのやりたいときにやっています。あとは美術オタクでもあるので、そうしたキュレーションをたまにやってます。
ーいま一番興味あるものはなんですか?
山本:なんだろう…。基本的には美術が好きだし、ラジオを聴くことも好きだし、一番と言われると難しいですね。なにかに興味を持つとすごい掘り下げちゃうんですよ。それはファッションも、食べ物も、見るものも、聴くものもそうなんです。そうやっていくうちに対象の見つめ方も変わってくるし、飽きることがないんです。だから他のひとから見ると同じことをずっとやっているつもりでも、私の中では違っていたりして。
ーファッションも変わらないですか?
山本:変わらないですね。この「ベンチュラ」も格好いいし、キレイなものだけど、そこに対して普段とは違う格好をするのが苦手で、自分が落ち着くものを着ていたい。服は第二の皮膚みたいなものだからそれを大事にしつつ、少しだけいつもとは違うものを取り入れて、新しい感覚を持つのは好きだし、楽しいなと思います。


VENTURA
1957年に生まれた盾型のデザインはそのままに、小ぶりで女性にもつけやすいサイズ感の1本。最新作のブラック×ゴールドのカラーリングは、過度な主張はせず、腕元で密やかに存在感を発揮する。¥125,400
ー今回「ベンチュラ」をつけてみて、どうですか?
山本:写真で見ていたときよりも、カジュアルにつけやすいですね。もっとエレガントで非日常的な時計なのかなと思っていたけど、普段使いしやすいアイテムなのかなって。小ぶりだし、高級なんだけど嫌味っぽい感じが全然なくて、自分のスタイルにフィットしている感覚があります。
ー気分に変化は生まれますか?
山本:やっぱり変わりますね。自分らしくいたいと思う一方で、つけることによっていつもよりクールになれるというか。あとは腕元を意識するようになりますね。服の袖を捲くることが増えたりするし。新しいリップを買ったら、外に出たくなるのと一緒ですね(笑)。こうやって特別なものを身につけることで、誰かに会ったり、見せたくなったりしますね。
ー例えば「ベンチュラ」をつけてどこへ行きたいですか?
山本:わざわざ特別なことをするよりも、いつも通りでいいかな。生活に馴染むことに意味があると思うし、友達と会って遊んだり、お茶したり、散歩したりするときにつけたいですね。いつも見ている風景の中に「ベンチュラ」のような特別なものがある。そういう違和感を楽しみたいなって思います。