ようやく自分の土俵に戻ることができた。
ーロサンゼルスとサンフランシスコでは、コロナ前と変わったこと、変わらなかったことはありましたか?


金子:こちらでは、そこまで強い変化は感じなかったです。ただ、元々治安が悪かったエリアに関しては、さらにそれが加速しているようなムードは感じましたね。あとロサンゼルスに関してはいい意味で時が止まっている感じがしました。 世の中が動いていても、影響があまりないというか。しっかりと土地や、その場所ならではのスタイルが守られている感じ。そういうところに魅力を感じましたね。
ーマーケティングされていないもの、自分の手の届く範囲でつくられるものの魅力というか。
金子::そうですね。そこから僕たちがなにをチョイスして、どう扱うかが重要なので。だから、東京にいてセレクトすることの意味みたいなものを今回のバイイングで感じましたね。



ーそこにしかないものの素晴らしさがあるわけですもんね。
金子::本当にいろんな意味で海外へ行けたのはよかったと思ってます。僕らは他のお店と同じ土俵に立っても勝てるわけがなかったので、他のバイヤーさんたちとは違うところへ行って買い付けたり、モノをつくることにこだわっていたのですが、コロナによってそうした視点がどんどん曖昧になっていたことに気づかされました。 今回海外へ行って、ようやく自分の土俵に戻ってくることができたなと。いまはその土俵のなかで得られたものを整理しながら、どうやってお客さまに届けようか考えているところですね。
ー今回のバイイングのアイテムは来年の春夏辺りにリリースされてるのでしょうか?
金子::この秋冬に出すものもありますが、概ね来年の春夏です。なので、ご期待ください。とはいえ古着など現物のアイテムは随時お店に入荷しています。円安の影響であまり買えなかったと思っていたら、結果的に30箱ほどになったので。とはいえ、かなり厳選したもののみをピックしているので、ぜひお店に足を運んでもらえたらと思います。