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着ぶくれ手帖 〜金子恵治のファッション備忘録〜 2022年夏のバイイング日記 第三回 アメリカ編

着ぶくれ手帖 〜金子恵治のファッション備忘録〜
2022年夏のバイイング日記 第三回 アメリカ編

ファッションディレクターの金子恵治さんの、久しぶりの海外出張を追いかけた連載「2022年夏のバイイング日記」もいよいよ最終回。アメリカ大陸に上陸です。東のニューヨークに、西のロサンゼルスとサンフランシスコ。これまた旅がしたくなる極上のレポートとなっております。

  • Photo_Keiji Kaneko
  • Text_Yuichiro Tsuji
  • Edit_Ryo Komuta

2022年夏のバイイング日記
第一回 イギリス編
第二回 フランス編

PROFILE

金子恵治

ファッションディレクター。「エディフィス」にてバイヤーを務めた後に独立。自身の活動を経て、2015年に「レショップ」を立ち上げる。現在は同ショップのコンセプターを務めるとともに、さまざまなブランドやレーベルの監修も行う。

頼りになったのはバイヤーとしての勘。

ーイギリス、フランスでの買い付けから、今度はニューヨークに到着ですね。

金子:ニューヨークに到着して、ヨーロッパの疲れがどっと押し寄せてきました。行こうとしていたお店が軒並み閉店してしまっていたりと、気分的にも少しどんよりとしてしまって。

ーそれはコロナの影響でお店がなくなってしまったということですか?

金子:それもあるんですが、2021年からニューヨークでは大麻が合法化されていて、なんとなく街のムードも変わったような気もして。

ーなるほど。

金子:それと、アメリカはヨーロッパほどネタがあまり詰まってなかったんです。なので目当てのところがやってないとなると、現地で足を動かしながら買い付けにつながる情報を探さないといけない。そういう焦りもありました。

ーでも、結果としてはニューヨークでも実りがあったそうですね。

金子:バイヤーとしての勘のようなものが働いて、街でネタになりそうなものを見つけて、アポを取って、最終的には仕入れにつながりました。とにかく足を動かして気になるものがあったら、すぐにその会社に連絡をしてという感じで。それが初日にいくつか見つかって、少し安心したんですけど。

INFORMATION

金子恵治インスタグラム
金子恵治ブログ
旧金子恵治ブログ(着ぶくれ手帖)

一ヶ月にわたる今回のバイイングトリップで買い付けたアイテムの数々を、一堂に集めて展示販売する「ワールドバザール」が開催されます。国籍やジャンルも多種多様。日本ではなかなか見かけることのない珍品が揃います。ぜひお出かけください。

WORLD BAZAAR

会期:12月23日(金)〜12月27日(火)
会場:レショップ 青山店
住所:東京都港区南青山3-17-3
営業:11:00〜20:00

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