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おぎおかだの、メガネびいき。
WE LOVE MEGANE!

おぎおかだの、メガネびいき。

メガネ界のリビングレジェンド「グローブスペックス」の岡田哲哉さんと、お笑い界きってのメガネラバーである「おぎやはぎ」の小木博明さん。二人の出会いはおよそ4年前。そこから親交を深め、いまでは岡田さんがメガネを選び、それを小木さんがかけるという間柄。二人のメガネ遍歴や、止まらないメガネ愛、そして小木さんから飛び出るド偏見…。行ったり来たりの、新春メガネ放談の開幕です。

小4で白山眼鏡。

ーいま、レギュラーのメガネは何本ぐらいありますか?

小木:5本くらいですかね。

ー岡田さんはどうですか?

岡田:ぼくもレギュラーはそれくらいですね。ただ、半期に一度、新作の発表があって、自分も着用してプロモーションをしたいので、半年で布陣はガラリと変わりますよ。

小木:そうなんです。ぼくも1年以内に、その4、5本が一気に変わりますね。

ーコーディネートによってメガネを選んでると思いますが、今日のジャージにはそのメガネだったんですね。

小木:いえ、本当は違うフレームです。いまは仕事だから、透明のレンズに変えたんです。

ー本当はどんなメガネを合わせてたんですか?

小木:これです。レンズに色入れてるやつ。やっぱり、ビーチ(に行くとき)とジャージは色を入れないとオタクに見られるんですよ。分かります? ビーチで普通のメガネをかけていると海慣れしてないひとに見えるじゃないですか。でも、色入れた瞬間、急にかっこよくなるんすよ。

ーなるほど。

小木:それをいつも心がけてて。だから、いまこの格好で、こっちをかけた瞬間に変わるんです、すべてが。あれ、このひとなんか違うぞってなるんすよ。

ー確かに、かっこいいです。

小木:かっこよくなるでしょ? こういうことです。岡田さん、どうですか?

岡田:非常に分かりますよ。

小木:ビーチで仕事用の透明のレンズのやつかけてたら、ただのシリアルキラーだから。

ー確かに、そうですね(笑)。岡田さんは、カラーレンズのものをかけるタイミングは決まっていますか? もしくは、こういうフレームにはカラーを入れようとか。

岡田:若干、スポーティっていうんですかね。そういう感じのデザインにはカラーレンズは合いますよ。最近は調光レンズを入れることも多いです。

ー一方で、色を入れると生意気に見られちゃう部分もありますよね。

小木:そうそう、ホントそうなんですよ。だから仕事中はね、色を入れないんです。プライベートのときだけで。

岡田:そういうときも調光レンズだと、応用がきくんですよね。

小木:調光はまだ試したことないんですよ。岡田さんからおすすめされた気もするんですけど。

岡田:去年、ちょうどバリエーションが増えて性能も上がったんです。いまのものは、太陽の下に行くとすぐ濃くなって、室内に入るとスッと色が引いていくんですよ。

ーそもそも小木さんって、メガネを最初にかけたのはいつだったんですか?

小木:小4の頃、野球をやってたんですよ。で、ベンチに座ってたら、前のやつが急によけたんです。そしたらボールが俺の右目に当たったんです。そして一回ね、まったく見えなくなったんです、右目だけ。そこから赤外線治療みたいなのをずっとしてて、一ヵ月以上経ってやっと薄っすら見えてきて。その時点で、もう0.1ぐらいだったんですよね。その前は1.5ぐらいだったんすよ。そこから左目も視力が落ちて、メガネだってなって。

ーなるほど。

小木:ただ、急に目が悪くなってるから、メガネのことなんてまった分からないんですよ。当時はネットも無かったじゃないですか。だけど、ちっちゃい頃からずっとビートルズを聞かされてたんです。で、ジョン・レノンが「白山眼鏡」をかけてたって話だけは小4の俺にも入ってきてて、なんとか調べて、新宿で「白山眼鏡」を買いました。銀縁の。

ー小4で「白山眼鏡」ですか !?

小木:小4で。

ーある意味すごいですね。

小木:でもね、子供が金縁とか銀縁をかけると、全然似合わないんすよ。それこそオタクですよ。

ー確かにそうかもしれないですね(笑)。逆に岡田さんは、いつからメガネですか?

岡田:高校からですね。当時はファッション性なんて皆無で。

ー道具としてかけるみたいな。

岡田:そうですね。実は、店内にそのメガネを飾ってるんですけど、おおよそおしゃれな感じではないです。(棚から取り出してきて)これが、そのメガネです。

岡田さんが高校生のときにかけていた〈レノマ〉のメガネ。いま見るとなんだかモダン。

小木:あー、はいはい。かっこいいですけど、高校のときにこれかけてたらオタクですよ。

ーちょっと偏見過ぎる気もしますが…。

小木:いまの岡田さんだったら似合いますよ。それにしても変わったデザインですね、これ。

岡田:70年代のメガネってフレームが大きかったんですよ。

ーやっぱり捨てずに、とってあったんですね。

小木:すごいですね。俺、捨ててんですよ。引っ越すたびに。ひどくないですか?

岡田:私は、ほとんど全部とってあります。

小木:何本持ってるんですか?

岡田:3桁はありますね。

小木:そりゃ、そうですよね。

ーどうやって保管されてますか?

小木:いまは30個は必ずあって、 大きい引き出しの中にバーっとあって。

岡田:私はもう、業務用の何百本も入るケースに入れてますね。

小木:それはかけるんですか?

岡田:かけると「それと同じのありますか?」と聞かれるので、かけられないんです。

小木:なるほど。あと、10年前、20年前のものだと度数も変わってきちゃったりとかあるじゃないですか。またそれをかけようとしたときに、コストがかかるわけですよ。それも2、3万円。だから、とっておくのもやっぱ無理なんですよ。

岡田:捨てなくてもいいと思うんですけどね(笑)。

ー小木さんはもちろん、度入りですよね?

小木:全部度入りです。度が入ってないメガネの意味が分かんないです。「このひと、なんで度を入れてないのにメガネかけてんだろう」って思いますよ。タレントでもいるんですよ、レンズが入ってなかったりとか。大竹さん(さまぁ~ず)なんですけど。

ーこっちは目が悪くてかけてんのに、と。

小木:そうです、そうです、ちょっとむかつきますよね(笑)。

INFORMATION

グローブスペックス 渋谷店

営業:12:00〜19:00
住所:東京都渋谷区神南1-7-5 1階、3階
電話:03-5459-8377
オフィシャルサイト

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