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おぎおかだの、メガネびいき。
WE LOVE MEGANE!

おぎおかだの、メガネびいき。

メガネ界のリビングレジェンド「グローブスペックス」の岡田哲哉さんと、お笑い界きってのメガネラバーである「おぎやはぎ」の小木博明さん。二人の出会いはおよそ4年前。そこから親交を深め、いまでは岡田さんがメガネを選び、それを小木さんがかけるという間柄。二人のメガネ遍歴や、止まらないメガネ愛、そして小木さんから飛び出るド偏見…。行ったり来たりの、新春メガネ放談の開幕です。

2人のお気に入り。

ー小木さんの私物も紹介してもらえますか?

小木:何個か持ってきて気づいたけど、全部ここにあれが入ってた。これ、ここなんていうんでしたっけ?

現在、小木さんがレギュラーで掛けているメガネたち。

岡田:ブリッジですね。

小木:そう、ブリッジ。

岡田:小木さんのはハイブリッジですね。

小木:これ(写真一番上)はね、思い出があってね。ロンドン行ったときに買ってきたんすけど、なんだっけ。あの、有名なおばちゃんのところ。

岡田:マリーですか? 〈カトラー・アンド・グロス〉の。

小木:そう、マリーさん。ロンドン行ったときに知り合いから「マリーさんのメガネ屋行ってきなよ」って言われて行ったらマリーさんがいて。そこでマリーさんに「あなた、絶対コレよ」って言ってもらって。

岡田:もともと、カトラーさんとグロスさんっていうひとたちがやっていて、そこにマリーが新人で店員として働いてたんですよ。

小木:へー。

岡田:そして、カトラーさんとグロスさんが、マリーに「ブランドはあなたに託す」となって、いまはマリーがデザインをしているんです。

小木:いまもマリーさんいるんですか?

岡田:ついこの間もパリで会いましたよ。私も仲がよくて、いつもあちこちでラーメン食べてますよ。彼女はラーメン好きで。

小木:これもねー、妻は似合うって言ってくれるんですけど、自分の中では、もうなんかメガネが強すぎて。全体が強いですよね。ただ、ロンドンでこれをかけるときはなんかいいんですよね、不思議と。

ーお次もお願いします。

小木:これ(写真上から3番目)は、ここで買ったやつですね。

岡田:〈アーレム〉ですね、パリの女性デザイナーの。

一これは、岡田さんがすすめられたものですか?

岡田:そうです。これも、最初は「えっ、これ?」て言われた記憶がありますね(笑)。

小木:自分では選ばないっすよ。ちょっと、変なひとみたいじゃないですか。

ー掛ける頻度は高いですか?

小木:いまはこれですね。買って3、4年経ちますけど、全然かけない時期もありました。なんか、まったく似合わない時期があって。

岡田:別のメガネをずっとかけてたら、前のメガネに戻ると似合わないって感じることありますよね。

小木:俺はそれがすごいあって、そういうときに、捨てちゃうんですよ。

岡田:捨てないでください(笑)。

小木:次が、これ(写真一番下)、〈マイキータ〉ですね。

ーどこで買われたんですか?

小木:うちの近所ですね。これは最初、透明のレンズだったから仕事でかけてたんですけど、仕事でかけないなと思って、カラーレンズを入れました。いまはプライベートで結構かけますね。

ーこうやって見ると、どれも似てますね。

岡田:ですね。ハイブリッジが共通ですね。

小木:ハイブリッジはなんの効果があるんですか?

岡田:70年代くらいに出てきた形で、鼻筋が通って見えるんです。

小木:へー。

岡田:元は米空軍のパイロットがダブルブリッジをかけていたんです。ちなみにヘルメットを被ったときに、ねじれないようにブリッジを2つ付けたのがはじまりなんです。その下が取れたものがハイブリッジと呼ばれていて。

小木:やっぱり、結局70年代っていうか、そのあたりの映画が好きなんで、そういうのを見ていると、こういうグラデーションのレンズとかよくかけてるんですよね。

岡田:なるほど。

小木:で、なんかこう上下セットアップのジャージとか着てても、レンズがグラデーションになってるだけでかっこいいんですよ。

ーでも、グラデーションってつけるひとによっては難しいですよね。

小木:不思議ですよね。だから、ホント紙一重ですよ。ギリギリですよ。

岡田:ただ際どいものっておしゃれなものが多いですよね。

小木:それと、やっぱ白髪がチャラくさせない気がすんすよね。

ー岡田さんはグラデーションのレンズはお持ちですか?

岡田:一本だけ持ってますね。ただ、あんまり選択肢にないかもしれない。

小木:なんでですか、これからはグラデーションですよ。グラデーションは絶対いいですよ。でもいま、グラデーションって人気ありますよね?

岡田:じわじわ、ですね。

小木:じわじわ、ですか(笑)。

岡田:ヨーロッパのブランドもグラデーションを入れてるブランドが増えてきてますよね。サングラスの手前ぐらいな。

小木:若いやつらにされたら、もうかけれなくなっちゃうけど、まだ若いやつはそんなにしてないから、いまはまだチャンスで。その前にかけちゃおうと思って。で、今日持ってきたメガネもグラデーションにしようと思って。濃いグリーンのグラデーションに。

ーこれはどちらのですか?

小木:これも〈マイキータ〉ですね。ブランドは意識してないけど、一緒でした。

ー岡田さん的に方程式みたいなのってあるんでしょうか。例えば、このフレームの色だったらカラーレンズはこの色で、みたいな。

岡田:透明なフレームはなんでも合いますよね。黒縁だったらグリーンもいいし、意外とオレンジっぽいのもいいですよね。

ー岡田さんのおすすめも紹介をお願いできますか?

上から〈アン・バレンタイン〉¥40,700、〈レスカ・ルネティエ〉¥41,800、〈ゲルノット・リンドナー〉¥92,400、〈アン・バレンタイン〉¥55,000

岡田:最近は、ちっちゃい丸のメタルがお気に入りで。サイズ感含めて、新鮮な感じがして。

小木:今日、掛けてるやつもですね。

岡田:そうですね。下から二番目のメタルは〈オールドジョー〉と「グローブスペックス」のコラボです。で、一番下がドイツのブランドのもので、スターリングシルバーを使っていてね。

ー確かに、ちょっと重量感がありますね。一方で〈オールドジョー〉とのコラボは超軽いです。

岡田:上から二番目が〈レスカ・ルネティエ〉。こっちはメタルと違って、大きくて、分厚くて、気に入ってるんです。正反対ですけどね。そして一番上はハイブリッジのもの。小木さんと一緒ですね。いまハイブリッジも局地的に人気になってきているんです。ブランドは〈アーレム〉で。ここ最近は、この4つがレギュラーという感じでしょうか。

ーでも、どのメガネも個性が強くて、似合うひとが少ないイメージも。

岡田:そうやって敬遠される方もいますけど、意外と似合うひとは多いですよ。小さいメタルの丸フレームなんかも、大柄なひとがかけてもお似合いになりますし。

ーあと、岡田さんから小木さんに聞きたいことってあったりしますか?

岡田:小木さんは、次のメガネはどんなものが気になるとかありますか?

小木:えー、なんだろう。でも、やっぱ岡田さんに選んでほしいですね。

岡田:色とかはどうでしょう。

小木:色ですか。でも、何色っつうんだ、飴色みたいな、黄土色っぽいっていうか。

岡田:いま、そのへんは非常にトレンドですね。ベージュとか、ピンクとか。

小木:それと、レンズもすんごい反射するやつも気になってますね。最近、連続殺人者のドラマを見たら、そいつがかけてたんすよ。すげえいいなと思って。だから、そういうドラマとか映画とかでも、メガネばっか見ちゃうんですよね。あとクルマとインテリアと。

ーちなみに、小木さんが「グローブスペックス」に来るときは、いまみたいなスタイルでいらっしゃるんですか?

岡田:〈コム デ ギャルソン〉が多いですよね?

小木:ですね。妻も、(森山)良子さんもみんな好きで。3人でいつも買い物に行くんすよ。

ー テレビに出てる時は、スタイリストさんの衣装で出られるんでしょうか?

小木:テレ東以外は大体そうですね。

ー「ゴッドタン」とかは私服ですか?

小木:そうです、そうです。ただ、矢作と劇団ひとりがあまりにも気にしなさすぎるから、俺もそのくらいの服にしています。お笑いの番組でかっこつけてても気持ち悪いじゃないですか。

ーちなみに、矢作さんとメガネの話をすることあるんですか?

小木:うーん、あんまりないですね。ただ「小木はなんでも似合うな〜」ってよく言ってくれますね。

小木さんが愛用しているメガネケースは〈アン・バレンタイン〉のもの。

INFORMATION

グローブスペックス 渋谷店

営業:12:00〜19:00
住所:東京都渋谷区神南1-7-5 1階、3階
電話:03-5459-8377
オフィシャルサイト

プロダクション人力舎公式ファンクラブ「JINRIKI STATION」

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