街中では得ることのない疾走感があって、めちゃくちゃ風を感じる。


そんな話をしながら、東京から約1時間半で「カングー」は有間ダムに到着。積載スペースに載せたマウンテンバイクを取り出し、早速ツーリングの準備に取り掛かります。
「観音開きのバックドアは荷物の出し入れのしやすさが抜群ですね。一般的なクルマのように、一歩下がってドアを開ける煩わしさがないし、圧迫感もない。すごくスムーズです」(木村)


準備が完了するやいなや、すぐサドルに跨りペダルを力強く踏んでスタートを切るふたり。街中とは異なり、自然の中でのツーリングはさぞかし気持ちのいいことでしょう。
「めちゃくちゃ気持ちいですよ。ぼくはこういう道を走るのははじめてなんだけど、すごくいい。ハマりそうです」(管野)



ツーリングの道中で湧き水を発見。こうしたサプライズも自然でおこなうアクティビティならではのものでしょう。用意していたボトルに入れて、乾いた喉を潤します。




そして再びペダルを漕いでツーリングを楽しむふたり。木村さんは休みになると、こうして自然の中で自転車を走らせているようで、その楽しさについてこんなことを話していました。
「街中での自転車は移動手段であり、ぼく自身はそれを生業としているので、ある意味あって当たり前の存在なんです。でも、それが山の中に来ることによってアクティビティに変化する。目当ての山に合わせて自転車を選んだり、ギアを変えたりしながらセッティングを考えるのも楽しいんですよ」(木村)
「その魅力に本当に今日は取り憑かれちゃったかもしれないですね。街中では得ることのない疾走感があって、めちゃくちゃ風を感じるんですよ」(管野)



ひと通り走り回ったあと、先ほどの湧き水でコーヒーを淹れ、ほっと一息。ふたりの表情からも、自然を走る気持ち良さが伝わってきます。
「ちょっとサウナに近い感覚があって。登り道はきついんだけど、くだり坂になると突き抜ける爽快感がある。それにちょっとしたスリルもあったりして、それが楽しいんですよ」(木村)
「最近、後輩も『WOOD VILLAGE CYCLES』で自転車を組んでいるので、みんなで『カングー』に積み込んで、また来たいですね」(管野)
