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Shopping Addict 2023 Dec. 〜編集部員のお気に入り〜 前編
Shopping Addict.

Shopping Addict 2023 Dec.
〜編集部員のお気に入り〜 前編

今年も編集部員の気になるアイテムが続々と登場したショッピングアディクト。皆さんの物欲を刺激するアイテムは何点ありましたか? 1年お疲れまでしたということで、年末の散財くらいは良しとしましょ。

石井陽介
山本博史
村松諒
鈴木悠介
脇山修平
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01 20
石井陽介

あっという間の1年。

「年をとるほど時間の流れが早く感じる」のは、1年の相対的な長さが短くなるからという説があります。10歳にとって1年は人生の10分の1、40歳は40分の1てな具合。『葬送のフリーレン』のフリーレンは10年を「短い時間だった」と言ってたけど、そりゃ1000年以上生きたエルフにとっちゃ1年なんて一瞬だよなあ。いずれにしても、長かろうが短かろうが、時間は大切にしたいと思う2023年の年末。

Hender Scheme

エンダースキーマの靴

やんちゃが見え隠れ。

「革靴とスニーカーの合いの子」と一言で言ってしまえば簡単だけれど、それをここまで大胆に具現化した靴を他に知りません。ベースはいわゆるウィングチップですが、パッドを仕込んだ肉厚のシュータンと履き口、丸みを帯びたボッテリシルエット、極め付けはファットシューレースと、そこかしにスケートシューズの意匠があしらわれます。スニーカーみたいな革靴? 革靴みたいなスニーカー? どっちが先でどっちが後なのか正解がわかりませんが、それくらい革靴とスニーカーの配分がバランスよく融合されています。これだけ聞くとただただ個性的な靴に思えますが、センタークリースをビシッと入れた上品トラウザースから、スエットパンツやバギーパンツまでなんでもござれ。解釈次第でどんなスタイルにもハマります。みんな大好き“足元でハズす”ってやつを、いとも簡単に実現できる万能シューズってわけです。
¥75,900

スキマ 恵比寿
henderscheme.com
Instagram:@henderscheme

beta post

ベータポストのカーディガン

インスピレーションの源。

独自の切り口でデザインされる〈ベータポスト〉の服は、いちファッション衣料の域を完全に凌駕していると個人的には思っています。月並みな言葉ですが、服というよりもアート作品に近い感覚というか……。例えばご覧のカーディガンは、ウールメルトンに細かなダイヤ状の切り込みを入れることで、ワインボトルなどの梱包に使われるクッション紙を表現しています。このインスピレーション源を聞いた時に、思わず「そう来たか!」と膝を打つわけですが、着心地も非常に良く、切れ込みがあるから伸縮性があって動きやすいし、メルトンだから暖かい。服としての機能も申し分ないのです。今シーズンも人並み以上に服に散財しましたが、ベストバイと問われれば問答無用でこの1着です。着ていて気分が高まるのです。
¥59,400

ベータポスト
betapost.jp

KAPITAL

キャピタルのセーター

ノット・アグリー。

ダサかわいいアグリー・クリスマス・セーターが定着したいまなら、この〈キャピタル〉のセーターも全然イケちゃうのでは? と手に取ったチャレンジ枠の1着。全面にはニュースペーパー柄が施されていて、細かく見ていくと同ブランドの職人技にフォーカスした「KOUNTRY」ラインにまつわる記事と思しきテキストと写真が! しかしまあニュースペーパー柄がリアルで芸が細かいこと。ともするとチープになりがちなネタモノですが、〈キャピタル〉の超絶クオリティとセンスによって、アグリーとは無縁のクールなセーターに様変わり。色はモノトーンだから、意外と合わせやすいのもうれしい。差し柄としても重宝しそうですね。両肘にあしらった黄色いハッピーパッチに、身も心もほっこり整いました。
¥38,280

キャピタル NAKED STORE
03-5725-3923
kapital-webshop.jp

BOW WOW

バウワウのスエット

王道の脇道。

上昇の一途を辿る昨今のヴィンテージ市場。なかでも顕著なのがスエットで、昔懐かしの王道ヴィンテージスウェットがいままた注目を集めています。後付けパーカやピーナッツ、作曲家シリーズなどは多くのブランドからも復刻されていますが、独自の視点で古着を捉える〈バウワウ〉が目を付けたのは“雪柄スウェット”でした。名作と謳われながらも、意外やあまり陽の目を浴びることのなかったこのアイテムに改めてフォーカスした〈バウワウ〉のセンスがもう好き。思わず「ここ来たかあ!」と唸ってしまったのです。お得意のヴィンテージ加工は今作でも健在で、間近で見てもオリジナルと見まごうほど。写真でも伝わるでしょうか、このボディのヤケとフェード感。自分がもしも古着バイヤーだったら、おそらく間違えてピックしちゃうよ。元ネタのセレクトの妙とリアルな加工。技あり2回で合わせて一本、といったところでしょうか。
¥36,300

C30
03-6384-5811
c30-bowwow.com

山本博史

ととけん

毎週のグループランにイベント開催、メーカーとの試し履き会など、レースはないけど何かと忙しい。あっ、とりあえず今年も大晦日に高尾を走ります。タイミング合う方はお気軽にどうぞ。

NNormal

ノーマルのトレイルランニングシューズ

遂に日本本格展開です。

トレイルランニングシーンのスーパースターと言えば、スペイン出身のキリアン・ジョルネです。華麗なレース戦績もさることながら、1週間で2度のエベレスト登頂や世界各地の山々を舞台に登頂スピード記録を樹立するなど、山岳アスリートとして圧倒的な経歴を誇ります。そんな彼が2022年に立ち上げたのが、アウトドアブランド〈ノーマル〉です。なかでもこちらのシューズ「トミール」は、トレイルランニングからハイキングまで対応するオールラウンドモデル。強度の高いアッパーはミッドソールに縫い付け、アウトソールにはビブラムのメガグリップをフルで採用。圧倒的な耐久性を備えながら、一方でそのルックスは実にポップ。人間工学に基づいて取り付けられた斜めのシューレースさえも、デザイン的なあしらいかと思わせるほどスタイリッシュに映ります。まさにキリアン・ジョルネというアスリートの哲学が随所に見て取れる意欲作。様々なブランドがひしめき合う群雄割拠のトレイルランニング市場でどのように受け入れられるのか、今後の展開も含め注目していきたいです。
¥27,500

ノーマル
www.nnormal.com/ja_JP/

TANNUKI

タヌキのグローブ

新しいアプローチのスポーツグローブ。

スポーツシーンで使える手袋って、遊び心を感じさせるものが意外と無い。ほとんどが五本指だし、色はブラック、たまにミトンを被せるのがあるくらい。手の保温や保護を目的としているのだから、大きく差別化しにくいのは理解できるけど、正直面白味には欠けます。そんななかスリーフィンガーミトンタイプという新たなアプローチでカタチにしてきたのが、国産ランニングウェアブランドの〈タヌキ〉です。親指と人差指は独立させて、その他の指はミトンで覆う、その形状は見るからにユニーク。独立している親指と人差指は、指先が出せるため、スマホの操作や補給食など細かい作業も容易に行えます。薄手でソフトな肌触りの素材は、吸水速乾性、形態安定性、UVカットを備え、手首の一部にはストレッチ素材を合わせているので、脱着もスムーズ。カーキとキャメルというカラーバリエーションも〈タヌキ〉ならでは。スタイルに変化を付けられるスポーツグローブ。これは2色大人買いしてもいいかもしれません。
¥6,600

TANNNUKI
tannuki.jp

MERRELL

メレルのシューズ。

隠れた名品とは、まさにコレ。

最近、もっぱらサンダルばかり履いてます。単純に楽だし、脱着もスムーズ。ランニングシューズ特有の軽快感も捨てがたいとこではあるけど、ととけんで更衣室や浴室、バースペースを行ったり来たりするには、とにかくサンダルが便利なんです。そこでサンダルの選択肢を増やそうと、ネットの海をディグって見つけたのが、〈メレル〉の「アンコール バイパス 2」です。名品「ジャングル モック」や近年話題の「ハイドロ モック」とは趣の異なる、とにかく無機質、プレーンなデザインのスライドシューズ。アッパーには通気性に優れたメッシュのフルグレインレザーを合わせ、インソールには個人の足型にフィットしてくれる「コンフォートベース™アクティブ」を採用するなど、〈メレル〉印の機能は満載。匿名的でありながら機能で主張する、往年の〈メレル〉を彷彿とさせる隠れた名品。ファッション的なトレンドとは違うベクトルで、じわじわと人気が出る気がします(たぶん…)。
¥13,200

MERRELL
merrell.jp

SUUNTO

スントの骨伝導イヤホン

まさかのプロダクト。

トレイルランニングを初めて間もない頃から、時計は〈スント〉を使っていました。かつて一斉を風靡した「ベクター」への憧れもあるし、単純にかっこいいんですよね。無骨なんだけどスタイリッシュなデザインは、多くのランナー、アウトドアアスリートのみならず、ファッション界隈でも高い評価を得ています。そんな〈スント〉が新たにリリースしたプロダクトが、まさかのスポーツヘッドホン。「スント ウィング」と名付けられた本作。耳を塞がない骨伝導タイプとなり、防水防塵性能も搭載。両サイドにはLEDライトをあしらい、夜間での視認性を確保。ボタン操作に加え、頭の動きで選曲や通話の操作ができるなど、スポーツヘッドホンならではの機能もプラス。しかも、1時間のフル充電で約10時間も使えるロングバッテリーというのも魅力的。普段、走るときはあまり音楽を聴いたりしませんが、これなら安全にランも音楽も楽しめそうです。
¥33,800

SUUNTO
www.suunto.com

村松諒

歯医者。

振り返ると幼い頃、歯医者が行くのが苦痛で、先生は悪魔にしか見えませんでした(笑)。それがいまでは定期的にクリーニングに通うように。場所は三茶で、小ぢんまりとした院内にジャズが流れていて居心地がいいんです。ちなみに先生は絵描きでもあり、作品が「二科展」に入選するほどの腕前です。

AMIRI

アミリのパーカ

進化するブランド。

今年6月に取材した2024年春夏パリ・メンズファッションウィークで、驚いたブランドのひとつが〈アミリ〉でした。〈アミリ〉といえばカリフォルニアのストリートを感じさせるブランドという印象でしたが、ランウェーに現れたのはリゾート感漂う非常にエレガントな服たち。かぎ針編みのようなレザー製のカーディガンやスパンコールで覆われたブークレー素材のセットアップなどを筆頭に、複雑なつくりのものが多く、ストリートをベースにしながらも、パリに進出以降、新しいメンズファッションを模索しているように感じました。そんなメインコレクションがある一方で、定番的なアイテムも用意されています。このパーカはそのひとつで、ボディの黒に映えるグラフィックがとてもクール。しかもこれ、プリントではなく、ワッペンと刺繍を組み合わせた手の込んだデザインになっています。そういうところにもブランドのこだわりが感じられていいなと。進化する〈アミリ〉から目が離せません。
¥220,000

アミリ/スタッフ インターナショナル ジャパン クライアントサービス
0120-106-067
amiri.com

barbell object

バーベル オブジェクトのパンツ

穿けば気分はロンドナー。

突然届いた、「檀上です」という件名の謎メール。開いてみるとそこには、新作ができたことを告げる内容が書いてありました。送り主は代々木上原の名店「JOHN」のオーナー。見かけによらず、文面にニコちゃんマークの絵文字を添えてくるあたりがいいんです(笑)。で、肝心の新作は〈バーベル オブジェクト〉に別注したレザーパンツ。2023AWにデビューしたばかりのブランドで、デザイナーも背景も非公表。詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。セカンドシーズンのはじまりに合わせてリリースされたこの一本は、UKのトレーニングパンツをベースに採用。檀上さんは「イギリスを訪れる度に見かける、雨でも気にせずレザーものをまとう人たちに感化されて、製作を依頼した」と言います。イギリス産の柔らかなシープスキンと、温もりのある裏地を組み合わせた本作は、レザーパンツだけど、イージーパンツといっても差し支えないでしょう。
¥125,000

ジョン
03-6407-0177
Instagram:@aiamjohn @ojnadihciuy

UNFILO

アンフィーロのジャケットとパンツ

上下で着たい隠れた名品。

前後編の二本立てでお届けした、フイナムの特集「アンフィーロを知るためのABC」。“A” から “Z” までの26個のキーワードをもとに〈アンフィーロ〉というブランドに迫る内容で、いままで表現したことのない方法で記事をつくることができました。まだチェックしてない方はぜひご覧ください。で、その中で紹介したのが、こちらのブルゾンとパンツ。個人的なお気に入りの一つで、ミリタリーベースのソリッドなデザインが◎。「ポーラテック」のフリース地を使っているから温かく、寒さが厳しいいまの時期に便利です。ぼくのおすすめはセットアップでの着用。ほぼほぼコーデを考える必要が無いし、服の面構えがいいから誰が着てもサマになるはず。こういう上下で着れるカジュアルウェアってありそうで、なかなか無いんですよね。
¥36,300

オンワード樫山
03-5476-5811
unfilo.com

HAMILTON

ハミルトンのミリタリーウォッチ

すべてがちょうどいい。

先日、〈ハミルトン〉のイベントに行ってきました。会場にずらりと並ぶ時計のなかで、まず目に留まったのが「カーキ パイロット パイオニア メカ」でした。いまからちょうど50年前に英国空軍のためにつくられたミリタリーウォッチの復刻で、ブラックダイアルのシンプルかつ精悍な面構えに反応してしまいました。ステンレススチールを使った、36×33mmのコンパクトなケースは、ぼくのような手首の細い男性にもおすすめで、女性がつけてもかっこいいと思います。しかも、パワーリザーブは80時間で、毎日ゼンマイを巻く必要はありません。そして、このあらゆるカジュアルスタイルに馴染みそうなグレーのNATOタイプのベルトがいいなと。見た目、機能、プライス。この時計は買う上で大切な3つの要素を網羅しています。
¥124,300

ハミルトン/スウォッチ グループ ジャパン
03-6254-7371
www.hamiltonwatch.com

鈴木悠介

今年もHIP HOPはヤバかった。

12月はLarry JuneとAlchemistのライブへ行き、いつも目にしているラッパーやDJが同じステージで好きなようにHIP HOPを楽しんでいる姿を見れたことも、本当に最高でした。それとは逆に年寄りの権力者の横暴な振る舞いほど、惨めに映るものはないと思う年末。今年もお疲れさまでした。

KEISUKE KUWATA

桑田佳祐の本『ポップス歌手の耐えられない軽さ』

昭和の粋でいなせな生き方。

本人が投稿したりそもそもやっているかどうかという部分はありますが、SNSの大きな恩恵のひとつに、気になる人が観たり聴いたりしている映画や本に音楽を知れる機会が増えたことがあると思います。この桑田佳祐さんの本も、福岡を拠点に活動されるラッパーのFREEZさんがSNSにアップしていて気になった1冊。翌日本屋へ行って購入し移動の電車でページをめくると、桑田佳祐さんらしいユニークさや、いまのなんでもかんでも叩くような世知辛い世の中ではギリギリな表現が痛快すぎ。めちゃくちゃニヤニヤしてしまい、公衆の面前で読み進めるのは危険なので、一旦本を閉じてバッグの中へしまいました。自分は昭和を生きた世代じゃないので、実際にその目で見たり聞いたり経験したわけではないですが、昭和の漢ならではのぶっ飛んでいるけど粋でいなせな生き方には憧れを抱きます。桑田佳祐さんもFREEZさんも、自分の中ではその粋でいなせな生き方を体現している人そのもの。ちなみにあとがきの原由子さんの『女房の日記』も、最高にグッと来る文章でした。
¥2,500

文藝春秋
pr@bunshun.co.jp

SATOKO SHIBATA

柴田聡子の本『きれぎれのダイアリー 2017~2023』

ライブも行きたい。

定期的に出版される雑誌の発売日に本屋へ行くことがほとんどなくなった中、『文學界』は数少ない気になる月刊誌のひとつ。特にシンガー・ソングライターの柴田聡子さんによる連載『きれぎれのハミング』が目当てで、毎号お題を決めて1ページという限られたスペースに書かれる文章は、柴田聡子さん節全開。一昨年に新代田の「FEVER」で〈マーファ バイ カズヒコ フジタ(Marfa by Kazuhiko Fujita)〉の藤田さんに紹介いただいた柴田聡子さんご本人は、音源を聴いたりライブで観ていた姿そのもので、『きれぎれのハミング』に書かれる文章により意味を勝手にもたせてしまう感じでした。そんな2017年にスタートした連載が今年の『文學界』10月号で最終回を迎え、『きれぎれのダイアリー 2017~2023』いう単行本に姿を変え10月23日に出版。表紙は前職からお世話になっている写真家の池野詩織さんによるもので、柴田聡子さんのご自宅にはかなり大きな鏡があるんだなということと、どんなCDがあるのか虫眼鏡で見たくなる感じ。ライブも行きたいです。
¥2,310

柴田聡子
Instagram:@batayanworld
https://shibatasatoko.com/

JJJ

JJJの『MAKTUB』2LP

SORAさんがセット。

JJJさんの新しいアルバムが聴きたい、ワンマンが観たいって話を昨年からクラブや飲みの席で色々な人としていたら、今年の5月に3rdアルバム『MAKTUB』がリリース。6月9日にはJJJさんの地元である「CLUB CITTA’」でライブがあったので、お世話になりまくっているSORAさんと、川崎駅で待ち合わせてお邪魔してきました。ライブ前に中華料理屋でアルバムについてあーだこーだ盛り上がり、ライブもただただ最高。そして先日SORAさんの家にお邪魔したときも、『MAKTUB』のCDに付いているJJJさん手書きの歌詞カードが開いてあり、さっきまで読んで聴いてたと聞き「どんだけ好きなんですか」と微笑ましすぎるエピソード。だから自分にとっての『MAKTUB』は、作品としてのヤバさはもちろん、SORAさんとの思い出もセットな感じです。そんな『MAKTUB』が2LPでリリースと聞き、買わない理由がないのですぐに予約。年末に届いたので、今年の締めくくりにゆっくり聴きたいと思います。そして1月3日はfebbさんの誕生日。JJJさんと合わせて聴いみてください。
¥5,280

JJJ
Instagram:@__j_j_j__
spaceshowerstore.com/artist/020757

SENNINSHO & S-KAINE

仙人掌 & S-KAINEの『82-01』CD

ラッパーはダークヒーロー。

“大半のメディアとプレイヤー 8割言葉に重みがねぇや”と言われれば、じゃあ残りの2割になるしかないなと思い、“通う高校じゃ奴は俺のヒーロー 振り向かせたくて必死だった頃”と似た気持ちでライブやDJがあれば遊びに行って、“人情味がどうとか言う割に 通り横切る無関心なこの世に 俺はレスキューの到着を待つ間 手にマシンガンがあればって思ってた”に背中を押されて新宿駅の地下道へ向かったり。仙人掌こと英雄さんのHIP HOPは、昔から特別すぎる存在。今年は錦糸町や恵比寿で朝まで呑んだり、音が鳴らない場所でも色々と有り難う御座いました。そして11月20日に発売された『82_01』は、大阪のS-Kaineさんとのジョイント作。お二人の言葉が耳のまわりと目の前を飛びかい、聴く人の心に痕跡を残すはずです。12月30日には「バチカ」、12月31日は「渋谷ファミリー」でライブがあるので、音源を聴き込んでぜひ遊びに行ってみてください。“フイナムを見た”って英雄さんに声を掛ければ、年末だしお酒の一杯や二杯、ご馳走してくれるかもしれませんよ。
¥2,750

仙人掌
Instagram:@_senninsho_
S-Kaine
Instagram:@skaine_juda

脇山修平

iPhone壊れた。

絶賛故障中です。今年3度目の故障。画面割れを2度やりましたが、今回は電源がついたら2分くらいで再起動するという不思議な現象に。修理にも日数がかかると言われ、何を血迷ったか通販にしたところ全然届かず困ってます。焦るとよくないですね、本当。

HOUDINI

フーディーニのインサレーション

半袖が正解!

ベストが好きで冬になるとよく着るんですが、あるときに、あれ?二の腕とか脇が寒くない?と気づきました。体の中心、つまり体幹が暖まればいいという考えだったのですが、なんだかひんやりくる気が…。老いなのか寒波なのか分からないのですが、こりゃたまらんと思っていたら、見つけましたぴったりなものを。〈フーディニ〉の半袖インサーレションなのですが、すこぶるいいですね。表地に撥水加工されたリップストップ、中綿にはプリマロフト ゴールドアクティブ+を採用することで、透湿性、速乾性、防風性があり、頻繁に脱ぎ着せずにずっと着ていても快適なのです。首元や脇などの太い血管部分をしっかりと温めつつも蒸れにくく濡れてもまあ問題なし。間違いなく1枚あると便利なやつです。
各¥30,800

フルマークス
www.full-marks.com

KEEN

キーンのウィンターサンダル

一番履いたかも?

オフィスにひとつサンダルを置いているのですが、今年の秋冬は〈キーン〉を選びました。これは「ハウザー」シリーズの1足で、車のシートの端材を再利用してパッチワークに仕上げたアッパーという変わり種の可愛いデザイン。マイクロフリースのライナーが付いているので暖かく、かかとが空いているおかげで着脱もラクかつ適度な通気性もある点がとてもいいです。履き心地がいいので、そのまま履いて家に帰ってしまったことも…。そんなもんで、ある意味で一番履いた靴なのではと思います。職場用のサンダルって適当に選んでしまいがちですが、それだけで快適度が結構変わる、そんな気づきをくれた1足でした。ソールのかかとが巻き上がっているのでクルマの運転にもいいかと思います!
¥14,850

キーン ジャパン
www.keenfootwear.jp

BEAMS T

ビームスTのスエット

バランス◎

今年は夏から冬へと一気に様変わりし、秋を感じることがほとんどできなかった気がします。アウターをどうするかというよりも、これから寒くなっても着れる服ということで、ついフリースやスエットなどのミドルへと目がいってしまいました。その中の1枚が、この〈ビームスT〉のスエットです。半袖Tシャツに続いて、ロンTとパーカと一緒に発売された訳ですが、裏毛で長いシーズン着れそうなところや、ふっくらしているところ、サイズ感など、バランスがすごくちょうどいいなとヘビロテしています。米国産コットンをオープンエンド糸に紡いだ18.7オンスということでしっかりしていますし、値段も手頃なので、複数色いってしまうのもありかと!
¥11,000

ビームスT 原宿
03-3470-8601
www.beams.co.jp/beamst/

Malibu Sandals

マリブサンダルズのサンダル

ぬいぐるみ的な。

気軽に履ける靴が好きだからか、ついつっかけ的な履きものには反応してしまいます。『スター・ウォーズ』のチューバッカみたいなファーが見た目にも暖かい〈マリブサンダルズ〉のこちらは、なんだかそのモワモワとしたボリューム感がいいなと。この手のアイテムはメンズだと人を選びそうですが、ゴムソールの無骨な雰囲気もあるのか意外とすんなり履ける気がします。色違いのブラックもあるのですが、個人的にはそれだとなんだか重たく見える気がして、このカラーが個人的にはいいなと。カリフォルニアにいる野生のコヨーテからインスピレーションを受けたとのことで納得です。白ソックスとか他に合わせるものを軽めにしてあげると、いい感じにまとまります。
¥19,800

シードコーポレーション
054-282-2112

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